20年間でどうなる?余裕資金がある人は「株」でお金を動かしてみよう

実際に「お金を動かしてみたい」と思ったらどうすればいい?性格タイプ別に、10年後、20年後のシミュレーションとともに具体的に紹介。今回は余裕資金で豊かに人生を楽しみたい人におすすめの「株」。
教えてくれたのは…
ファイナンシャル プランナー 深野康彦さん

ファイナンシャル プランナー 深野康彦さん

有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。FP業界歴30年超のベテランFPのひとり。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説にファン多し。著書に『55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣』(明日香出版社)等。

自分の性格や目的別に選ぶべき商品タイプはこれ

「お金を動かしてみたい」と思ったときに、冒険したい人から、資産を減らさずに守りたい人まで、タイプによって選ぶ金融商品やスタイルが異なると、深野さんはいう。

「まず、余裕資金があって冒険したい人には、“株”がいいでしょう。“配当金”の割合が高い企業を選べば、何年も配当金を受け取り続けることで、万一株価が大きく値下がりしても、カバーできる可能性が上がります。


元本割れは絶対に避けて堅実にいきたい人は、元本割れがない定期預金や個人向け国債を選びましょう。超低金利の大手銀行の普通預金に預けっぱなしにするよりも、少し金利が上がるぶん、利息でふやすことができます。


また、少しずつ積み立てて老後資金にしたい人は、つみたてNISAやiDeCoの検討を。いずれも利益に税金がかからないお得な仕組みです。雪だるま式にふえていくので、できるだけ早く始めて、長い目で考えて積み立てていきましょう」


ただし、株や投資信託(つみたてNISAやiDeCo)など、値動きがあるものを選ぶ場合は要注意。

「例えばコロナショックなど、思いがけず大きな値下がりによって、元本割れする可能性があります。そのため、例えば住宅ローンの繰り上げ返済費用や教育費など、近々必要になるお金は手をつけず、必ず余裕資金で行うようにしてください」

株

余裕資金で、豊かに人生を楽しみたいタイプは「株」

余裕資金があり、思いきって株にチャレンジしたい人は、頻繁に売買せず、配当金をねらう方法がおすすめだそう。「配当金とは、企業で利益が出た場合など、年に1~2回投資家に還元されるお金。株価に対しての配当金割合を“配当利回り”といいますが、それが高い企業の株を買って長く保有するのがいいでしょう」。下の表のように、約50万円で4つの株を買い、配当金を受け取り続けると……。「仮に現在の株価と配当利回りが変わらない場合、配当金の合計は10年で19万円超、20年で38万円超。万一4つの株価が20年後にすべて半分に値下がりして25万円ほどになってもプラスですよね。1社に絞るとリスクが高くなるので、業種が異なる複数の企業を選ぶのがコツです」。

Q.約50万円で、株を買ったら、20年間でどうなる?

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A.配当金だけでもまとまったお金になり毎年のちょっとした楽しみが増える!

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【POINT】

50万円を投資して、配当金が1年間当たりで2万円近く受け取れる計算です。毎年、旅行や食事など、楽しみに使えるのでは? よい企業の株を買い、仮に株価が下がっても慌てて売らず、10年、20年と長く保有したいですね。

例えばこんな株が選択肢!

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