10~20年後を見据えて!ネット銀行、株、つみたてNISA…お金の動かし先はココ

アラフィー世代が、これからお金を動かしてみるとしたら、こんな金融商品や仕組みが選択肢。「急いで結果を求めず、10~20年の長いスパンで考えてください」というファイナンシャル プランナーの深野康彦さんに、それぞれの特徴を教えてもらった。
教えてくれたのは…
ファイナンシャル プランナー 深野康彦さん

ファイナンシャル プランナー 深野康彦さん

有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。FP業界歴30年超のベテランFPのひとり。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説にファン多し。著書に『55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣』(明日香出版社)等。

1.ネット銀行の定期預金または、地方銀行ネット支店の定期預金

ネット銀行や地方銀行のネット支店では、人件費や店舗費用が削減できるため、預金金利がやや高め。大手銀行の普通預金からお金を移すだけで、利息分がプラスになります。「ネット銀行も地方銀行のネット支店も、銀行のサイトから口座開設手続きができます。ボーナスシーズンに金利アップキャンペーンがある場合も」。

ネット銀行の定期預金または、 地方銀行ネット支店の 定期預金

<POINT>

「定期預金は元本保証なので安心。たとえ一時的にでも、絶対に減らしたくないお金があればこちらがおすすめです。ただし、今は超低金利なので、たくさん増えることは期待できません」

2.個人向け国債(変動10年)

国が発行する債券で個人が1万円から買える。固定金利の3年、5年タイプと、変動金利の10年タイプがあり、「超低金利の今は、今後金利が上がったときに一緒に金利が上がる“変動10年”がおすすめ。10年間ほったらかしでOKです」。

<POINT>

「最低金利0.05%が保証されているので、超低金利の今は有利な商品といえるでしょう。満期前でも購入から1年たてば中途解約可能です。その際手数料が引かれますが、その金額が利子を超えることはなく、元本割れはありません」

3.株

企業がお金を集めるために発行するのが「株」。数万~数十万円ほどの資金が必要で、市場が開いている間は常に値段が動き、証券会社で売買。「リスクは高めですが、選び方しだいでは配当金を受け取る楽しみなどもあります」。

株

<POINT>

「株価の値上がりによる利益をねらうのは上級者向けで、長く保有して、配当金や株主優待をもらう方法がおすすめ。配当金をもらい続けることができれば、株価が少し下がったとしても、トータルではプラスになることも」

4.つみたてNISA

投資信託を積み立てていき(1人につき年間40万円まで。投資期間は20年間まで)、利益が出たときに約20%の税金がかからない仕組み。「個人では世界中の株を買うことはむずかしいですが、投資信託なら、世界中の株などへの分散投資が手軽にできます」。

<POINT>

「小さな金額で始められるのが特徴で、必要資金はネット証券なら月100円から可能。月1000円や3000円など、お試し感覚で始めることができます。投資をしてみたいけれど、株を買うのは怖いという人は、始めてみては?」

5.iDeCo(個人型確定拠出年金)

老後資金を目的として積み立て、掛け金が全額所得控除になる税金メリットがある。また利益が出たときに約20%の税金がかからない。「iDeCoでは、投資信託のほか、定期預金や保険などの商品も選べます。ただし、60歳まで引き出せない点には注意を」。

iDeCo( 個人型確定拠出年金)

<POINT>

「働き方によって、掛け金の上限額が決まっています。積み立てができるのは60歳まででしたが、’22年5月から65歳まで積み立てが可能に。50歳からなら15年間積み立てができるので、老後資金の準備法としておすすめです」

証券口座はどこで開設するのがいいの?

上記のお金の動かし先で、株やつみたては、基本的に証券会社の口座を開くことが必要。では、いったいどこで開けばいい?

「手数料の安さで考えれば、下記のようなSBI証券や楽天証券などのネット証券がおすすめです。最近はオンラインでも操作がわかりやすいですし、オンラインで解決できない疑問があれば、コールセンターに電話して相談もできます」


でも、いきなりネット証券での取引が不安という人なら、先に店舗型証券会社で始める手もあるそう。

「野村証券や大和証券などの店舗型証券会社は、対面で口座開設や金融商品の相談ができます。慣れてきたらネット証券で新たに始めてもいいでしょう。いずれの場合でも、HPを見て説明がわかりやすいところを選んで。ただし、NISA口座は1人につきひとつまでです」

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