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器選びの基準は「ときめく気持ち」。野田智子さんがひと目ぼれした器とは?
ヘア&メイクアップアーティスト 野田智子さん
「器選びの一番の基準は『かわいい』と思う気持ちや『ときめく』気持ち。あとは作家さんのお話をうかがい、ものづくりに対する思いや姿勢や、背景にあるストーリーを知ってから手に入れることも大切にしています」
日々忙しく働く野田さんの癒しは器。かれこれ10年以上、足繁くギャラリーやショップに通い、作家ものの器や骨董と興味の対象を広げてきた。そんな野田さんも最初のころは、あえて作家が在廊していない日をねらって個展を訪れていたという。
「買わなきゃいけないような気がして(笑)。あと背景がわからないほうがシンプルにものとして見られるのかな?とも思い。でもあるとき、作家さんとお話しして、見ただけでは想像もつかない制作過程のことや、どんなコンセプトや思いでつくっているのかなどをうかがう機会があって。その器に対する興味、思いがいっそう強くなり、より愛着がわくようになったんです。以来、できるかぎり、個展の初日や作家在廊日に行くようにしています。直接お話を聞きたいし、初日に行くとたとえ購入しなくてもたくさんの作品を見られますから。手に入れた器を見るたびに、うかがった話や作家さんを思い出し、エネルギーをもらえます」
作家の器だけでなく、古い器にも目が向くようになってからは、アンティークショップめぐりも楽しみに。
「ショップの人から聞く、まるで歴史の授業のような、その器が生まれた時代背景や器にまつわる話がおもしろくて。質問しながら気づくと数時間近く話し込んでしまうことも」
歴史の授業は好きではなかったのに、器を介すると楽しいと笑う。
「器って大切ですよね。たとえシンプルな料理でも食が豊かになるし、気分が上がります。一日の始まりに、今日はどの器にどんな料理を盛ろうか?と考えるのが楽しみです」
野田智子さんの「ときめく器」
1.職人技を感じる緻密さに惹かれて
京都・清水焼の伝統工芸士、北村賀善(がぜん)の染付の皿。「この驚くほど緻密な蛸唐草模様に惹かれて手に入れました。北村さんの染付には、白地が多いものもありますが、私は全面にこまやかな模様が施されているのが好き。もう一枚、白地に藍で描かれた皿も持っていますが、そちらも同じくらい細かいんです」。
2.自分の目で見つけ出したお気に入り
「3年くらい前、浅草橋にあるギャラリー白日のガラスケースの中に、ポツンと置いてあったもの。ひと目惚れでした。かなり古いものだと思うのですが状態もとてもよくて」というお気に入りの天目茶碗。愛めでるだけでなく、さくらんぼなどのフルーツや、青菜のおひたしなどを盛って日々活用している。
3.イタリアらしいおおらかさにひと目惚れ
アーツアンドサイエンスで出会ったイタリア、ムラノのYALIというブランドのセット。「カラフルな縁にイタリアっぽい遊び心が感じられ、ガラスにちょっとムラがあるような、表情豊かなところも気に入っています。飲み物はもちろん、グラスにはつるんとしたゼリーなどを入れてもいいなと思っています」。
4.ずっと見続けていきたいアーティスト
「小山剛さんの作品は置くだけで絵になり、見るたびにときめきます。どれも唯一無二のストイックな作風で、まるでアートのよう。個展にはできるだけ出向き、これからも新しい作品をこの目で見続けていきたいと思う作家さんです。お盆や敷板以外にアートピースも所有しています」
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