“自分らしい生き方”について考えさせられる、アラフィーにおすすめの本4選

アラフィー女性にこそ読んで欲しい本をピックアップ。現代の女性が自分の生き方に向き合う物語『タラント』、臨床心理士によるエッセー『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』など、“生き方”について考えさせられる4冊。

才能は誰もがもっている。育てていける

『タラント』

『タラント』

角田光代

中央公論新社 ¥1,980

かつては海外までボランティアに行くような行動派だったのに、失敗して傷つくことを恐れ無気力な中年になっていた主人公。戦争で左脚を失った祖父あての手紙を見つけたことから、縮こまっていた彼女の心がほぐれはじめる。手紙の主は20年前、寡黙な祖父から大切なものを受け取っていた。それは、自分のタラント(才能)を信じて育てる希望の種。ちっぽけでも自分のできること、やりたいことを続けていけば私のタラントも花開く……、そんな気持ちが芽生えてくる物語。

魂を揺さぶる約60人の告白とまなざし

話すことを選んだ女性たち

『話すことを選んだ女性たち』

アナスタシア・ミコバ ヤン・アルテュス=ベルトラン 

清水玲奈/訳
日経ナショナル ジオグラフィック社 ¥3,080

12歳で強制結婚させられたモーリタニアの女性から元アイルランド大統領まで、50の国と地域で生きる2000人に、女であることがどんな体験をもたらしたかをインタビュー。そのうち約60人の言葉を顔写真とともに紹介していく。過酷すぎる体験も臆さず語る勇気に圧倒される。

臨床心理士によるエッセーは、まるで“読むセラピー”

『なんでも見つかる夜に、 こころだけが見つからない』

『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』

東畑開人 新潮社 ¥1,760

15年間、人の心と向き合ってきた著者はいう。自由だけれど孤独を感じやすい現代社会で生きるのは、夜の海を小舟で渡るのに似ている、と。いかにして進む方向を見出し、安全に航海を続けるか。臨床例を織り込んだアドバイスで、実際にカウンセリングを受けている気分に。

ビックリ&楽しい生物学入門書

『ラジオ深夜便 うたう生物学』

『ラジオ深夜便 うたう生物学』

本川達雄 

集英社インターナショナル ¥1,870

生き物の体は円柱形の組み合わせでできている。ゾウとネズミでは時間の進み方・感じ方が違う……、次々に披露される生物学の知識に「へえ~」の連続。NHKラジオの人気コーナーから生まれた軽快な語り口のエッセーを読むうち、命の不思議や進化のプロセスがわかってくる。

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