ぎっくり腰になってから病院に行くタイミングは?くせになるってホント?【ぎっくり腰にまつわるQ&A】

突然起きるぎっくり腰は、どうしたらいいのかパニック状態になりがち。病院に行くタイミングや入浴はどうしたらいいのか、ぎっくり腰にまつわる素朴な疑問に医学博士の銅冶英雄先生が回答。いざというときの備えに。
医学博士 銅冶英雄先生

医学博士 銅冶英雄先生

どうやリハビリ整形外科院長。日本整形外科学会専門医。自分で腰痛を克服した体験から、体の痛みを根本的に治す医療を実践。腰痛に関する著書も多数。

Q.病院に行くタイミングは?

A.セルフケアをしても痛みが少しも改善しない場合は病院へ!
こちらでご紹介したようなセルフケアで改善すれば病院へ行かなくてもいいですが、改善しない場合は、圧迫骨折などを起こしている場合もあるので整形外科を受診しましょう」

Q.痛みが強いうちでもお風呂に入っていいですか?

A.もちろんOK。ただし、ねこ背にならないよう、浴槽で正座が正解!
「お風呂には入ってOK。ただ、湯ぶねにつかっているとねこ背になりやすいので、姿勢に注意。湯ぶねの中で正座をすると腰が伸びやすいのでおすすめ。痛みが強いときはシャワーのみに」

Q.腰痛用のコルセットはつけるべき?

A.痛みを感じなくなるまでつけていてOK。
「コルセットは自分でつけていて楽だと感じるならつけていてOK。痛みを感じなくなるまでつけていても問題ありません。楽に感じないなら無理につけることはありません」

Q.痛みをやわらげるために、マッサージや整体は取り入れてもいい?

A.OK。ただし、行きつけか、誰かの紹介のほうが安心です。
「楽になるなら取り入れてOK。ただ、施術者の技術にもより、施術を受けて逆に悪くなる場合も。行きつけのところに行くか、人に紹介してもらうなど信頼できるところを選んで」

Q.ぎっくり腰はどれくらいで治るもの?

A.通常、痛みは1〜2週間で楽になるはず。
「痛み自体は1〜2週間で改善することが多いです。急激な痛みが落ち着いたら、悪い姿勢にならないように注意して、壁ドンストレッチを続ければ3カ月ほどで治ると思います」

Q.ぎっくり腰はくせになるってホント?

A.本当です。だからこそ、予防体操で正しい姿勢をくせづけて。
「髄核がずれて線維輪に亀裂が入った状態が治りきらないままだと、再発しやすくなります。壁ドンストレッチを習慣にして、よい姿勢を心がければ再発しにくくなるので実践を」

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