-
【大久保佳代子さんインタビュー】アラフィー女性に刺さる!エッセー集『まるごとバナナが、食べきれない』
タレント、コメンテーターなど多彩な顔をもち、率直なトークで人気の大久保佳代子さん。今回上梓したエッセー集『まるごとバナナが、食べきれない』は、女性誌『Marisol』の8年間の連載をまとめたもの。食ベ物を切り口に妙齢女子の本音が描かれていて、共感とクスクス笑いが満載の一冊だ。
【池井戸潤さんインタビュー】新刊『ハヤブサ消防団』は故郷を舞台にした異色のミステリー
変わらずにいてくれる故郷の町と人の存在。いつか書きたかった物語です

「新しさとオリジナリティがあり、そして大きくふくらむ可能性を秘めたアイデアであるというのが、僕が小説を書く際の条件。以前から地元の友人たちから聞かされていた消防団を展開の柱に据えたのは、田舎の生活をリアルに描くうえでなかなかいい思いつきだったと思います。なにより、こうした小説は田舎に生まれ育ってエピソードを見聞きし、今もつながりをもっている作家にしか書けないもの。その意味でも、僕にとっては書いておくべき作品だったと思います」
謎を追う物語の中に描き込まれるのは、香りたつような風景や地方色豊かな山の幸の味わい(蜂やマムシも!)、そして時折起こる不可思議な現象。作中で〈スーパーナチュラルな土地〉と称される町にまつわる伝承には、池井戸さん自身が亡き父から伝え聞いた逸話がいくつか反映されている。
「身投げした女性の名前がついた淵(ふち)とか、神社の鳥居の前に建てた家ばかりが何軒も続けて燃えた話とか……。何百年も前の言い伝えだけでなく、僕の祖父母の時代のものも豊富だったりします。身近な町の話でも、聞いてみれば柳田國男の『遠野物語』のような豊かなイメージが広がるんですよね」
そうした物語も、やはり人と人のつながりによって保たれ、次の世代に伝えられていくもの。今も時折故郷の町の祭りや行事に参加しているという池井戸さんは、「進学で家を出て、何十年もたっている僕でも、帰ればまるでずっとそこにいた人間のように接してくれる」故郷の人々のさりげない親愛の情を、そのたびに感じるという。人間関係にも整理が必要なのか、いや、来るべき第二の人生を見据えてつながりを再構築しておくべきか……大人世代にとっては、そんな示唆も受け取れる作品だ。
「人間関係の幅を狭めるか広げるかというより、会っていて楽しい、話をしたいなと感じられる人と、無理をせずに自然体で付き合っていくのがいいんじゃないでしょうか。たとえ友だちが少なくても、友だちになりたい相手がいないんだからしょうがないと、僕は割り切るほうです(笑)。故郷での執筆? さあ、それはどうかな……。小説を書くには空間が広すぎるし、なにしろ向こうにいると、いざ仕事にとりかかろうとするたびに『おぅ、いるか?』って、誰かが玄関にやってきますからね」

『ハヤブサ消防団』
ミステリー作家・三馬太郎が移住した八百万町で、連続放火事件が発生。駆け出し消防団員として出動する中、町を蝕もうとする企みの姿が、太郎の中で徐々に確かになり……。読みながらつい故郷や先祖との縁に思いを馳せてしまう、郷愁と絆のミステリー。
集英社 ¥1,925
-
就職氷河期世代の主人公がシェアハウスで暮らし、問題と直面していく小説『若葉荘の暮らし』【斎藤美奈子のオトナの文藝部】
アラフィー女性に読んでほしいおすすめ本を、文芸評論家・斎藤美奈子さんがピックアップ。今回は、 シェアハウスに入居し、変化と無縁ではいられないことを悟った就職氷河期世代の主人公が周りと向き合っていく『若葉荘の暮らし』ほか、コラムにまつわる本をご紹介。
-
<アラフィーにおすすめの本4選>戦争は日常の延長線上にある。高橋源一郎著『ぼくらの戦争なんだぜ』
アラフィー女性におすすめの本をピックアップ。戦争は遠い国、遠い昔の話ではないと実感する『ぼくらの戦争なんだぜ』、日常に潜む詐欺の危機をリアルに感じさせる『嘘つきジェンガ』など、今読みたい一冊をご紹介。
What's New
-
【50代からはじめる語学】堤人美さんは自分の幅を広げたい気持ちから韓国語の学習をスタート!
人それぞれだけど、共通しているのは、まだまだ新しい景色を見たいという気持ち。アラフィーから韓国語の語学学習に挑戦しはじめた、料理家の堤人美さんをご紹介。
カルチャー
2025年5月18日
-
【50代からはじめる語学】石田ひかりさんは娘に刺激を受けて“中国語”を学習中!
学ぶ言語も、目的も、やり方も、人それぞれだけど、共通しているのは、まだまだ新しい景色を 見たいという気持ち。アラフィーから中国語の語学学習に挑戦しはじめた、俳優の石田ひかりさんをご紹介。
カルチャー
2025年5月17日
-
伊藤美帆さん「“普通”であることが強み。お客さまからの喜びの声がうれしい」【エクラ華組 心のラグジュアリーが育つ時間vol.3】
アラフィー読者モデル エクラ華組の連載「"心のラグジュアリー"が育つ時間」。第3回目は、イメージコンサルタントとして活躍してる伊藤美帆さんが登場。おうちでの過ごし方についても聞いた。
カルチャー
2025年5月16日
-
【田中 樹さんインタビュー】勘違いしたくないし、過大評価もしない。今の自分、そのままで
5月18日から放送・配信スタートのWOWOW『連続ドラマW I, KILL』に出演する田中樹さん。謎の男・士郎役を演じるにあたり意識したことや、本作への思いなどを聞いた。
カルチャー
2025年5月14日
-
眠っている猫は起こさないようにーIl ne faut pas réveiller le chat qui dort. 【フランスの美しい言葉 vol.15】
読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。
カルチャー
2025年5月12日
-
-
-
-
スタイリスト・戸野塚かおるがナビゲート!ネオ・ラグジュアリーな銀座名品ショッピング
伝統を重んじつつ、常に進化を続ける街・銀座。そこにあるのは、世界屈指のブランドが誇る逸品だ。銀座をこよなく愛するスタイリスト・戸野塚かおるさんがピックアップした名品をショップ情報とともに一挙にご紹介。心躍るショッピングをぜひ堪能して。
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
夏を美しく彩る3タイプのワンピースが完成
体型悩みに寄り添い、快適で、気分も上がる。理想のワンピース
-
上品カジュアルが叶うデニムスタイル
ほどよくカジュアルで上品にあかぬける大人のデニムコーデ
-
50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
オンもオフも、涼やかに美しく決まる!
「アクアスキュータム」から大人におすすめのサマー・ルックを厳選
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
50代の上品さと可愛さのある「若々しく見えるボブヘア」57選
季節を問わず人気のボブヘアは、若々しくおしゃれに見える。ふんわり感&つや感をアップしておしゃれを格上げしたい。
-
【50代におすすめのヘアスタイル・髪型カタログ】手入れが楽でおばさんぽくならない!ショート・ボブ・ミディアム・ロング別
白髪や髪のうねり、薄毛、パサつきなど40代、50代の気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルを提案。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知っておきたい最新ヘアケア事情まで、おばさんぽ…
-
おばさんに見えない前髪は?50代におすすめの「前髪あり・なし」ヘアスタイル・髪型カタログ【ショート・ボブ・ミディアム・ロングヘア別】
前髪の作り方次第で若見えが叶う50代からのヘアスタイルをご紹介。生え際の白髪やおでこのシワ、ボリューム不足など気になるお悩みを解消して、今っぽさやおしゃれ感も手に入る大人の前髪スタイルをチェック!前髪…
-
【憧れの国内高級ホテル・旅館】一度は泊まりたい!北海道から沖縄まで大人が満足する極上ステイ
50代女性が一度は泊まってみたい、と思う全国の高級旅館・高級ホテル・憧れのリゾートホテルを厳選してお届け。温泉やグルメやエステ、絶景など魅力満載の贅沢な国内旅行が楽しめる。夫婦や気心の知れた女友だち、…
-
【50代 パンツコーデ15選】素材やカラーで爽やかさアップ!安心感のあるシルエットで美脚効果も抜群
デイリーでもきちんとした場でも活躍してくれるパンツ。今回はそんな「パンツ」を使った、おしゃれな40代・50代のコーディネートをピックアップ。落ち着いた色のパンツもトップス次第で明るい雰囲気に!