世界一の料理人アラン・デュカス氏の感性を味わえる!50代が絶対行きたいパレスホテル東京のフランス料理『エステール』
皇居外苑を見下ろしながら、最新かつ本質的な料理を愉しめるパレスホテル東京のフランス料理『エステール』。2019年秋のオープン以来初来日となる、アラン・デュカス氏にインタビューが叶った。
―――『エステール」はアラン・デュカス氏の生まれ育ったオクシタニー地方の言葉で「母なる大地」を意味する。”大地と海の出会いの物語を紡ぐ場所”とは?
ここで提案しているのは、健康志向のもの。人間の健康でもありますし、地球の健康にも配慮したお料理を提供するというのがコンセプトなんです。やはり皆さんにも、コンシャスな消費をしていただきたいと考えています。それを提案するのがこのレストランです。今日の消費者とは、foodiesの方々を指しています。すなわち、常にお食事に興味がある人たちです。皆さん好奇心が強いし、情報をたくさん持っている。期待しているのは、やはり今までとは違うコンテンポラリーな喜びなんです。“革命”ではなく“進化”した食事です。それを私はここで提案しています。この皇居外苑を見渡す空間の中で、根本的にコンテンポラリーな食事を楽しんでいただく。食べるもの、食べる場所、すべてに調和を求めています。調和というのはつまり、ハーモニーですね。それは料理の器でもありますし、料理と器の調和でもありますし、環境や眺めや、あるいは内装との調和とか。ハーモニーは、とても大切にしています。
―― 『エステール』日本食材の発掘はどうしているのでしょうか。またはコンセプトは?
日本に進出してから、ずっと前から構築し続けているネットワークがあります。私のチームで働いてる人たちは、お互いによく知り合って、情報交換をしています。知識やエキスパート性をシェアすることで、お互いに豊かさをもたらし合う。ここでは、技術や味はフランス料理ですが、日本の食材を使っています。2014年に私が提唱し始めた料理の方向性は、今、かなり多くのレストランに広がってが、植物由来のものを基本にする、重視するという考え方です。動物由来のプロテインは上質なものをリーズナブルな量使用し、脂質や糖質や塩分を控えるというのが、コンテンポラリーな食事の条件だと思っています。食べる前に、思考の段階から美味しい料理でなければいけません。もちろん食べて美味しくないとだめですが、その前の段階から、何を食べるのか、なぜそれを食べるのかという思考から重視してます。
―― デュカスさんにとって日本はどういう存在ですか。
フランスと日本は、ガストロノミーに対する関心が最も高い国だと思います。「食べる」というのが、本当に真剣なテーマになる国です。伝統は決して忘れずに、でも常に真のモダニズムを追求している。何を食べるかについて関心の高い国民だと思います。だから、チョコレートも日本で展開しましたし、それ以外にもこれからたくさん。私も和食が大好きで、昨日も『奥田』に行ってきました。今日のお昼はてんぷらかな?
―― 常に進化するデュカスさん。世界中をかけ回っている自身のハーモニーのとり方とか、休息など気をつけていることはありますか
まだ、仕事は始めてないです。みんな私が忙しい仕事をしてると言いますけど、まだ、これからです。皆さんが言う仕事は、私にとってホビーなんです。趣味なんです。
―― 『エステール』はインテリアも素敵です。特に椅子が!
熊みたいでしょ(笑)。ストーリーがあるんですよ。全世界で5本の指に入る有名な建築家・ジャン・ヌーヴェルが30年位前、椅子を1つだけ創作してるんですけど、それ以降、一切復刻されてなかったのを、つくらせたんです。このレストランのために。世界で、ここだけなんですよ。ジャン・ヌーヴェルの椅子を使ってるのは。座り心地も手触りもとてもいいですよ。
―― 先ほど写真を撮る前のほんの一瞬の間、テーブルをジーッと見て考えて、その後スタッフを呼んで何やら話していた様子。何が気になられたんですか。
アイデアが浮かんだのです。まだ言葉にできないんですけど。「こうしたい」っていう、欲求や熱望をもたらすような。それで、今、考えてるんですが、恐らく今週末までには、具体化します。
―― 最後に、『エステール』を訪れるとき、存分に楽しむおすすめの過ごし方みたいなのがもしありましたら教えてください。
好奇心を持って来てください。その体験を受け入れてください。もう、既成概念を捨てた、白紙の状態で、まだ味わったことのないものを召し上がっていただくという感覚で。シグネチャーメニューをぜひ、オーダーしていただいて、『エステール』が何を語りたいかということを体験していただきたい。2回目は、例えばプリフィクスメニューを召し上がるとか、そのストーリーをまず理解した上で、ご自分の好きなものをオーダーしていただくというのがいいかもしれませんね。きっと何か新しい感性を見つけていただけると思います。
パレスホテル東京 フランス料理『エステール』
東京都千代田区丸の内1-1-1
℡03-3211-5317
ランチ 11:30~13:30(L.O.)
ディナー 18:00~20:00(L.O.)
ランチコース¥10,000~
ディナーコース¥20,000~
全席60席 個室3室
クリスマス限定メニュー
12月17日~25日(19日と20日はクローズ)
ランチ11:30~13:30(L.O.)
ディナー18:00~20:00(L.O.)
※24日、25日のみ17:30~21:00(L.O.)
黒トリュフ香る一皿やホタテ貝を使った料理など特別な料理の数々が。
℡03-3211-5317
ランチ 11:30~13:30(L.O.)
ディナー 18:00~20:00(L.O.)
ランチコース¥10,000~
ディナーコース¥20,000~
全席60席 個室3室
クリスマス限定メニュー
12月17日~25日(19日と20日はクローズ)
ランチ11:30~13:30(L.O.)
ディナー18:00~20:00(L.O.)
※24日、25日のみ17:30~21:00(L.O.)
黒トリュフ香る一皿やホタテ貝を使った料理など特別な料理の数々が。
What's New
-
年末のご挨拶に。気軽に渡せて「ありがとう」を伝える手頃な手土産10選
気軽に渡せて気の利いた品は、年末のご挨拶にぴったり。東京駅や銀座で手軽に買えるから、ちょっとしたお礼や職場への差し入れ、友人・知人への手渡しにも喜ばれる、センスのいいプチギフトをセレクト。
旅行&グルメ
2025年12月21日
-
【冷水希三子さんの「シンプルおせち」レシピ7】楽しく、食べ疲れない。お皿、ワインでいただくスタイルで!
家族のかたちやライフスタイルの変化に合わせ、お正月のごちそうやその楽しみ方も変わりつつあります。伝統にならいつつ縛られすぎない、新年の訪れを寿(ことほ)ぐ場にふさわしい華やかなおせちを、冷水希三子さんに習います。
旅行&グルメ
2025年12月21日
-
「CACL」代表・起業家 奥山純一さん【金沢のアートをつなぐ人、生み出す人】
金沢が常に輝き続ける理由のひとつに、芸術や文化を生み出し、高める、心の豊かさがある。美しいもの、新しい考え、技の探究……。障害福祉と伝統工芸をかけ合わせ、新たなアートへと導く「CACL」代表・起業家の奥山純一さんが、今の金沢のアートを紐解く。
旅行&グルメ
2025年12月19日
-
陶芸家・建築家 奈良祐希さん【金沢のアートをつなぐ人、生み出す人】
金沢が常に輝き続ける理由のひとつに、芸術や文化を生み出し、高める、心の豊かさがある。美しいもの、新しい考え、技の探究……。陶芸家、建築家として、ハイブリッドな作品作りを行うアーティストの奈良祐希さんが、今の金沢のアートを紐解く。
旅行&グルメ
2025年12月19日
-
ギャラリー『SKLo』オーナー 塚本美樹さん【金沢のアートをつなぐ人、生み出す人】
金沢が常に輝き続ける理由のひとつに、芸術や文化を生み出し、高める、心の豊かさがある。美しいもの、新しい考え、技の探究……。「ひがし茶屋街」近くで、ギャラリー『スクロ』を営む塚本美樹さんが、今の金沢のアートを紐解く。
旅行&グルメ
2025年12月19日
-
-
-
-
-
-
【腕時計が紡ぐ物語】女性による、女性のための時計。新しい女性像が生み出す「オーデマ ピゲのロイヤル オーク」
かつてレディスウォッチは小さく淑(しと)やかなのがよいとされた時代に、男性と肩を並べて活躍する女性像を打ち出した「ロイヤル オーク」レディスモデル。「着用する女性が主役」のスピリットが今なお息づいている。
Magazine
Feature
-
50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
「幹細胞コスメ」大人の最適解とは?
シミ、シワ、たるみ、毛穴悩みに。大人肌のスキンケアの最適解
-
年末年始の華やぎシーンは自信のある髪で!
人気ヘアマスク「Gyutto(ギュット)」で美映え髪に
-
クリスマスのお出かけスポットはここ!
映画「ハリー・ポッター」の世界に没入!大人も楽しめるアート体験
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
大人のきれいめデニムを探しているなら
イタリアの感性と日本の職人技の美しき融合、ジーフランコのデニム
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
Ranking
-
【50代「ユニクロ・GU」秋冬コーデ】あったかパンツやデニムで寒い冬をおしゃれに乗り切る!
豊富な品揃えで40代・50代のおしゃれ好きな女性からの人気も高いユニクロ・GU。本格的な冬の到来で、あったかアイテムの出番も増えてきました。そこで今回は「ユニクロ・GU」のアイテムを使った、おしゃれな40代・5…
-
”似合うね”と褒められる40代をおしゃれに見せる「冬のショートへア」27選
40代を迎えると、髪のボリュームが減ったり、パサつきやツヤ不足が気になったり、顔まわりの印象にも変化が…。そんな悩みが増える一方で、「今の自分に似合う髪型がわからない」と感じる方も多いはず。40代の髪悩み…
-
【50代のデニムコーデ5選】冬のおしゃれに爽やかさをプラス!あったかアイテムとの相性も抜群
オールシーズン使える「デニム」は冬も大活躍。今回はそんなデニムを使った、おしゃれ好きな40代・50代のエクラの読者モデル・華組&チームJマダムのコーディネートをご紹介。ブーツにもスニーカーにも合う万能さが…
-
艶とふんわり感が若々しい「冬のロングヘア」24選
今どきロングヘアは、髪のツヤ感で若々しく見える!ボリューム不足も白髪悩みもカットやカラー、パーマで思いのままに解決できる。こなれた印象に見せる洗練ロングヘアスタイルをお届け。
-
【50代 週末コーデ】華やぎと抜け感を両立する、冬の上質カジュアル#Jマダムのおしゃれ
週末のお出かけに、気分を上げる赤ニットを主役にしたスタイルをご紹介。鮮やかな赤は顔まわりを華やかに見せ、黒パンツと合わせれば大人の落ち着きが際立ちます。さらに、ふんわり柔らかなフェイクファーのリバー…
Keywords