【2023年冬】50代が楽しむワンピーススタイルの正解は？

近藤さんが着こなしバリエを楽しむのは、数年前に購入して、本当に重宝しているというガリャルダ ガランテの黒のニットワンピース。シンプルなタートルネックのロングワンピースはボディラインを拾わないゆったりとしたシルエットに、アレンジしやすい袖口のスリットがアクセント。ストールとロングの乗馬ブーツでエレガントな日とライダース＆スタッズつきショートブーツでロックな日、と見事なイメージチェンジを実現。

ワンピース選びのポイントは、「小物や上着などで着回したいのでデザインされすぎていないシンプルなものを選ぶように。また、着丈も大切。高身長の方なので着丈が123〜125センチくらいのものを選びます。今年らしい着こなしにするために、靴は華奢なものよりも重量感のあるもの選んでバランスを大切にしていいます」。

重ね着アイデアで様々なイメージを作れるシャツワンピースの着こなし２パターンを披露してくれた鈴木さん。一年中活躍しているという白いシャツワンピースの冬のバリエーションは、ネイビーのニットと合わせることでクリーンなムードに仕上げて。また、ベージュのシャツワンピースは、実は春や秋にアウターとして活躍していた薄手の万能コート。冬はニットと重ね着すればスタイリッシュなのにあたたかなスタイルに。そんなシャツワンピ上級者の鈴木さんが重視するのは、シルエット。

「ワンピは一歩間違えると野暮ったくなるので、選ぶときはそのシルエットをチェックします。また、全身のバランスを見るのに大切なのが、ヘアスタイルとの相性。髪が短いので全体の雰囲気を見ながら気をつけています」。

フリルの襟元と袖口のギャザーデザインに大人のかわいらしさを香らせた12closet（トゥエルブクローゼット）のグレーのワンピースを主役に、着こなしを楽しむ高田さん。ワンピースのデザインをいかした一枚での着こなしには、グッチのバッグとトッズのローファーをポイントに、モードなキレ味をスタイリングにプラス。レイヤリングを楽しむ日には、ベストを着てセパレートしている風のガーリーな着こなしに。パープルの鮮やかなミニバッグも小さいながらきれいなアクセントになっている。

「フリルの袖口や立ち襟がお気に入りのこのワンピースは、シックな色味や厚手の生地のおかげでふんわりしたシルエットなのに甘すぎず着こなせるのがうれしいところ。小物や靴の合わせで着こなしの印象を変えて楽しんでいます」。

印象ががらっと変わる2パターンの印象的なワンピーススタイルを披露してくれたのは一色さん。優しいムードのベージュワンピースは、ヴィンテージ感のある花柄のロング丈。

「ベストを合わせて総柄の分量を抑え、小物は濃い目ブラウンで引き締めてグレージュスタイルに仕上げました」。

一方、新鮮な大人の魅力を引き出したブラックスタイルのワンピースは、レザー素材。

「初めてのレザーワンピ、ブラックコーデです。ポイントにグリーンのbagを差しました。黒のエコファーコートでスタイリングにリュクス感＆防寒をプラスしてくれます」。

シアーなタートルニットやポインテッドトゥのブーツ、サングラスなどレディなアイテムを積み重ねて、レザーワンピースのインパクトをモードなエレガンスに昇華した着こなしテクはお見事。

デザインや素材も違う、フェミニンな黒のワンピ―スの2枚の着こなしを見せてくれた梁瀬さん。ワンピース選びのポイントは、シルエットの全体像が素敵かどうか。

「ほぼそれだけでコーディネートが完結してしまうアイテムなので、シルエットの印象はとても大切。黒のジャージー素材のワンピースは、そのシルエットのきれいな形をシンプルに活かして着こなすように。ドットのワンピースは、裾が切りっぱなしのアシンメトリーなデザイン。こちらもデザインを活かすため、ブーツは薄い色をチョイスして合わせてみました。ドレスアップする日のワンピースは、大人っぽくしっとりと着こなしたいので、長め丈のものを選ぶことが多いです。急に特別な着こなしをするよりも普段のスタイルの延長線上を目指しています」。

沈みがちな秋冬の着こなしを、ぱっと華やぐ上品なきれい色使いのワンピーススタイルにまとめたのは、佐藤さん。単色のワンピースの場合は柄や色の小物で遊び、柄物の場合は小物をシンプルに、とメリハリを利かせてバランスをとることに気を付けているそう。

「シアーな素材を使用した華やかなフラワープリントのワンピには、チョコブラウンのボトルネックニットを合わせました。バッグとブーツも同色で統一感を。普段柄物を選ぶことが少なく、パープルもあまり着ない色なのですが、着てみたらとても気に入ってしまいました」

「タートルネックのフレアニットワンピースはココアのような色合いと身体にフィットし過ぎない女性らしいAラインがお気に入り。サッと着るだけでコーデが完成しとても楽なのですが、シンプルな分、靴やバッグなどの組み合わせで印象を変えるように。ストールは車移動にも便利で今年は手にとる頻度が増えました」

「エクラ華組」記事一覧はこちら＞＞