韓国発の人気バンド・CNBLUEのボーカル&ギターとして、そして俳優として、つねに第一線で輝き続けるジョン・ヨンファさん。日本メジャーデビュー15周年という大きな節目を迎えた今、ヒット作『恋するパッケージツアー〜パリから始まる最高の恋〜』(‘17年)以来、約9年ぶりとなる、ロマンティック・コメディ『理由もなく、君だ ~彼女は自称ボディーガード!?~』(10/24、Leminoで独占配信スタート)で新たな魅力を届けてくれる。飾らない笑顔と誠実な言葉で語ってくれた作品への思いと、軽やかに歳を重ねるためのライフスタイルとは──。
自然体の笑顔と確かな情熱――ジョン・ヨンファが届ける、心ほどけるドラマと音楽
ジョン・ヨンファが約9年ぶりにロマコメに帰ってくる! 10月24日配信スタートの『理由もなく、君だ ~彼女は自称ボディーガード!?~』は、誰にも明かせない秘密を抱えるトップスター、オム・テボン(ジョン・ヨンファ)と、ある事故後に自分を彼の出演ドラマのヒロイン、チャ・ホンドゥだと信じるようになった女性、オ・ヘラ(ホン・スンヒ)の勘違いロマンスコメディ。大ヒット作『ソンジェ背負って走れ』('25年)のユン・ジョンホ監督が手がける本作は、現実とフィクションが交錯するなか、2人の関係がどう恋へと発展するのかが見どころだ。
肩の力を抜いて大笑いしてほしい──愛すべきキャラクター、オム・テボンに共感した理由
ヨンファさんが演じるのは、華やかな世界で活躍するトップスター、オム・テボン。視線ひとつで女性の心を揺さぶる「恋愛演技の名手」でありながら、実際には、キスシーンだけは絶対に撮らせない、人知れぬ事情を持つ、謎めいた役。
「テボンは、一見、気難しく見えますが、その内面には温かい心を秘めたキャラクターです。孤独を抱えながら、様々な壁を乗り越えて、芸能界のトップに上り詰めた人物。僕自身も、長くエンターテインメントの世界に身を置いてきたので、彼の孤独や葛藤には深く感情移入できました。ただ、テボンは外面がちょっとツンツンしていますが、僕自身は“外も中も温かい”タイプです(笑)」
本作の大きな魅力は、何といっても肩の力を抜いて、思いきり笑えるコメディ要素。特に、仕事中も浮かない顔をしているチャ・ホンドゥを元気づけるために、テボンがラジオの生放送で生歌を披露するシーンは必見だ。人気バンドCNBLUEのギター&ボーカルとして、圧倒的な歌唱力を誇るヨンファさんが披露する、IUさんの『Good Day』。ヨンファ流“3段ブースター”(高音パートからさらに高音へとキーを上げる、高度な歌唱テクニック)は、記憶に残る名シーンだろう。
「今回、ひさしぶりにロマンティック・コメディをやることになり、とてもワクワクしながら撮影の準備をしました。僕自身、このようなジャンルの作品が好きなので、とても楽しく台本を読んだのですが……、驚きました。歌手の僕がわざと下手に歌うのは、初めての挑戦だったので(笑)。現場でも、スタッフ全員がおなかを抱えて大爆笑してしまって、僕自身も笑いを堪えるのが大変だったほど。音痴の演技は、本当に苦労して撮影したのですが、みんなが楽しんで見てくれたので、『このシーンは大ヒット間違いなし!』と確信しました(笑)」
テボンの『Good Day』は、ホンドゥだけでなく、聴く人の耳と心に笑いと癒しを届けながら、優しく沁みこんでいく。
「歌詞そのものが、“悲しくても顔を上げよう”という、希望を与えてくれる内容なので、ホンドゥにピッタリだと思いました。劇中で、テボンがラジオで選んだ歌ということもあって、この曲がメインソングのような存在になりました。といっても、音痴で歌ってますけどね(笑)」
推しであるテボンを守ろうと体を張るオ・ヘラやチャ・ホンドゥの献身や、勘違いから生じるズレた掛け合いに、思わず笑ってしまうようなシーンも。推しとファンとの関係が、様々な角度で描かれている。
「ところどころに笑いの要素がありますが、後半になると、ヘラとホンドゥが混乱する場面も増え、テボンが相手を守る姿も多く描かれます。コメディやサスペンスなど、一つのドラマに本当にさまざまなジャンルが詰まっていると思います。テレビの中のスターを眺めているだけだった自分が、そのドラマの主人公になり、一緒に過ごす。誰もが一度は想像したことがありそうな物語ですよね。それがドラマになったこと自体、とてもおもしろいと感じています。登場人物の行く末を心配したり、彼らが抱える問題に頭を悩ませたりしながら見るドラマではなく、とても気楽に楽しめるところが、この作品の一番の魅力だと思います。難しいことは考えずに楽しんで、日々の疲れを吹き飛ばし、笑顔になってもらえたら嬉しいですね」
15年前に蒔いた夢の種は大樹へ――日々の「あと1分」の積み重ねが導いた、ジョン・ヨンファの現在地
デビューから15年。楽曲制作にワールドツアー、そして俳優業と、多忙なスケジュールをこなしながらも、変わらぬ輝きとポジティブなオーラを放ち続けてきたジョン・ヨンファさん。その秘訣は、日々のストイックでありながらも、シンプルな習慣にあった。
「よく聞かれるんですけど、特別な秘策があるわけではないんです。ただ、毎日1回は必ず運動をして、つねにベストなコンディションを保つこと。ウエイトトレーニングやランニングなどで体型を維持し、表現の土台となる“基礎”を整えています」
そして、壁にぶつかったときに背中を押してくれるのは、「小さな目標をやり切る強さ」だと明かす。
「例えば、ランニングマシンで『今日は20分走る』と決めたとしますよね。18分や19分あたりで、『もうやめちゃおうかな……』と弱気になったとき、『いや、あと1分だ。決めた20分は絶対にやり切ろう』と自分に言い聞かせるんです。日々の小さな約束を諦めずに守ること。その積み重ねが、大きな困難を乗り越える力になってきたと感じています」
周囲からの視線や評価に対しても、「外からの影響はあまり受けないタイプですが、楽しい時は楽しいまま、大変な時は大変なまま、隠そうとはせず、できるだけ正直な姿でいたい」と笑顔で語るヨンファさん。無理に背伸びをせず、等身大の自分を受け入れるしなやかさが、彼のポジティブなエネルギーの根底にある。
「以前は、かっこよく見える役をたくさん演じたいと思っていました。実際、自分もかっこよく見られたいという気持ちがあったので(笑)。でも今は、僕自身が明るくておもしろい性格なので、そういう役をもっと演じたいと思うようになりました。15年以上、演技を続けていますが……余裕はまったくないですよ。昔はスタッフの皆さんが先輩で、監督も僕よりずっと年上のかたばかりでした。でも今は、年下の監督もいらっしゃいますし、現場では僕のほうが大先輩という立場になってしまった感じです。それがプレッシャーでもあり、もっと頑張らなければいけない状況になりました。正直、心構えは昔も今も変わりません。ただ、大先輩らしく見えていたらいいな、とは思います」
年齢を重ねるほどに心地よく──ファンとともに歩み続けるこれからの15年
10月21日には、日本8thフルアルバムとなる『FULL CIRCLE』をリリース。11月2日からは、『CNBLUE AUTUMN TOUR 2026 -FULL CIRCLE-』が全国3都市(東京・愛知・大阪)で全6公演が決定し、11月26日には、UVERworldと対バンを果たす『UVERworld LIVE 2026 at LaLa arena TOKYO-BAY』も。さらに、'27年2月20日~21日には、バンド初となる念願のドーム公演であるKSPO DOME単独ライブ(韓国)を控えるなど、音楽活動もますます勢いを増している。
「デビューからの15年は、本当にあっという間でした。毎日を夢中で楽しく過ごしてきたら、いつの間にかここまできていた、という感覚です。相変わらず、メンバーの(イ・)ジョンシンと(カン・)ミンヒョクとはツアーで一緒に活動していますし、日本でもアルバム制作や、11月のライブがあるのでその準備も。そういえば、ジョンシンは今、ドラマ『ボスの露骨な好み』(11/11から韓国で放送予定)の準備で忙しくしているみたいです。毎日、本当に頑張っています。これからの未来も、今のように思いきり楽しみながら歩んでいきたいですね」
歳を重ねていく未来について尋ねると、柔らかな笑顔でこう答えてくれた。
「年齢を重ねても、若い世代や後輩たちと自然に混ざり合える柔軟さをもっていたい。そして何より、応援してくださるBOICE(CNBLUEのファンの総称)の皆さんや、そばで支えてくれるスタッフにとって、何でも気兼ねなく話せる“友だちのような居心地のいい存在”であり続けたいと思っています。15年後もまた、皆さんと笑顔でこうしてお話しできていたら、最高ですね」
デビュー直後の'11年にインタビューをした際、「おじいちゃんになっても、このバンドで笑って歌っていられたなら。その時はドーム公演を経験できていたら、嬉しいです」と、目をキラキラさせて語っていたヨンファさん。15年ものあいだ、守られ続けた日々の小さな約束の若芽は、"360°"に枝葉を広げ、蒼翠の葉を茂らせる大樹に成長していた。
'89年6月22日生まれ。A型。人気ロックバンドCNBLUEのメンバーで、ギターとボーカルとキーボードを担当。'09年、音楽修行のため来日し、ミニアルバム『Now or Never』でインディーズデビュー。'10年にミニアルバム『Bluetory』で韓国メジャーデビュー。'11年、シングル『In My Head』で日本メジャーデビュー。'26年10月21日には、日本で8枚目となるアルバム『FULL CIRCLE』もリリース。また、俳優活動も精力的に行っている。ドラマ『美男<イケメン>ですね』(‘09年)、ドラマ『オレのことスキでしょ。』(‘11年)、ドラマ『テバク不動産』(‘21年)など、多数出演。
『理由もなく、君だ ~彼女は自称ボディーガード!?~』
誰にも明かせない致命的な欠点を抱えるトップスター、オム・テボン(ジョン・ヨンファ)と、自分をドラマのヒロインだと信じる謎の女性、オ・ヘラ(ホン・スンヒ/『ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です』『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』出演)による勘違いロマンスコメディ。ある事故以来、自宅から出られずにいたヘラは、テボン主演のドラマ『皇太子のボディガード』に夢中。部屋は彼のポスターやファングッズであふれ、“推し”への愛が止まらない。ある日、自分を劇中のヒロイン、チャ・ホンドゥだと思い込んだ彼女は、「今を逃したら、もう二度と彼に会えないかもしれない」と外へ飛び出して……。誰もが一度は夢見る、ドラマの中の“推し”とのロマンス。ヘラが、その夢をかなえてくれるかも!? 10/24~Leminoで独占配信スタート。
「ジョン・ヨンファ直筆サイン入りインスタント写真」4名様にプレゼント
ジョン・ヨンファさんの直筆サイン入りインスタント写真を抽選で4名様にプレゼント。この機会にどうぞふるってご応募ください。
※インスタント写真の種類はお選びいただけません。当選者にはいずれか1枚をプレゼントいたします。
応募期間 : 2026年10月20日(火)18時~2026年11月20日(金)18時
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撮影/Daun Kim (STUDIO DAUN) 取材・文/中川 薫 コーディネート/Shinhae Song (TANO International)