【大人のソウル旅】おみやげにもぴったり!韓国の工芸作家の器を取り揃えたセレクトショップ『日常餘百』

景福宮の西側、昔ながらの街並みが残る西村(ソチョン)エリアに「古いものと新しいものが美しく調和する日常」をコンセプトにした工芸セレクトショップが誕生。棚に並ぶ白磁が静かにオーラを放つ。

“K-クラフト”の時代が到来。

器作りを知りつくすアラフィーが発信する、生活に根づいた韓国文化がここに

日常餘百(イルサンヨべク)

店主のハン・ソニョンさんは、自身も陶芸を学び、長年暮らしたアメリカで数多くの骨董に触れてきた審美眼の持ち主だ。扱うのはキム・サンインやユン・サンヒョンの白磁を中心に、巨匠から若手まで工芸作家約30名の器、木工、漆器、布など。その圧倒的な洗練美に目を奪われ、購買欲に火がつく。

「見た目も大事ですが、主婦だったので、結局は日常使いを重視してしまう」と、手なじみにもこだわる。

「クラフトを使うことが日常のヒーリングになるように文化を定着させることが夢。次はK-クラフトが世界に羽ばたく番だと思っています」

「シンプルで色のない器が好み」と、扱う器 はほとんどが白磁。

「シンプルで色のない器が好み」と、扱う器はほとんどが白磁。写真はユン・サンヒョンの作品。W40,000 ~ 230,000。コバルトと銅を配合した青い釉薬が醸し出す優しいニュアンスが美しい。商品を購入すると布で美しくラッピングしてくれるのでおみやげにも

メ イ ン で 扱 っ て い る 作 家 の ひ と り 、 ユ ン ・ サンヒョン作の皿。

メインで扱っている作家のひとり、ユン・サンヒョン作の皿。(大)W150,000、(小)W80,000

馬の尾の毛を編んで漆加工する伝統 技法で作られた、韓国語で"マミチェ"と呼 ばれる茶こし。

馬の尾の毛を編んで漆加工する伝統技法で作られた、韓国語で“マミチェ”と呼ばれる茶こし。コーヒーフィルターとしても。ぺク・ギョンヒョン作。W66,000 ~ 136,000

チェ・ソンウ作の木のカトラリー。

チェ・ソンウ作の木のカトラリー。通常は家具に使用するオノオレカンバの木をひとつひとつていねいに手で削り仕上げる。箸、スプーン各W45,000 ~、漆仕上げは箸とスプーンセットでW130,000

チェ・ソンウ作。

チェ・ソンウ作。葉っぱ形小皿 各W50,000、細長スプーン 各W40,000

ヘイン 窯、キム・サンインの茶器。

ヘイン窯、キム・サンインの茶器。急須W495,000、湯飲み 各W33,000。木箱はチョン・ソイ作W760,000 

「今後はオリ ジナルの家具も作っていきた い」という店主のハン・ソニ ョンさん

「今後はオリジナルの家具も作っていきたい」という店主のハン・ソニョンさん

’23年4月5日、 西村エリアに移転オープン。

’23年4月5日、西村エリアに移転オープン。写真は取材時の店舗の様子

DATA

ソウル特別市鍾路区紫霞門路

17ギル12-15 

서울특별시 종로구 자하문로 17길12-15

(※4月5日、新規移転オープン。住所は移転先の新住所)

☎︎02・743・7001 10:00 ~ 18:00

㊡月曜、1月1日、旧正月・旧盆

(展示会などで休む場合もあり。Instagram@ilsangyeobackで告知)

https://www.ilsangyeoback.kr

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