2019年にリニューアル！生まれ変わった老舗旅館『おちあいろう』で温泉サウナを堪能

有形文化財の宿で建築意匠と温泉サウナを堪能

伝統と革新を融合し生まれ変わった老舗旅館

創業は明治七年。島崎藤村、川端康成、田山花袋、若山牧水、北原白秋といった名だたる文人墨客に愛された歴史ある温泉宿、『おちあいろう』。伊豆・修善寺（しゅぜんじ）の山あいにあり、２本の川が落ち合う（合流する）ほとりにたたずむことから、旧幕臣の山岡鉄舟が「落合楼」と名づけた。

そんな名宿が2019年にリニューアル。国の有形文化財に登録された伝統的な趣（おもむき）を生かしつつ、より快適なステイをかなえるモダンな空間に。趣向が異なる2種類のサウナを新設し、全国で「今行くべきサウナ10選」のひとつとして、’19年、’20年と連続でランクインした。

また、4000坪ある敷地内には「美肌の湯」として名高い3種類の温泉浴場をはじめ、庭園、ラウンジ、読書室、娯楽室を備え、文化財たる建築意匠が随所に施された館内は、見どころが満載。ドリンクや軽食を自由に楽しめるオールインクルーシブもうれしい。

すべて意匠が異なる14の客室。写真の「桐壺」はステンドグラスや透かし彫りの欄間が美しい。水まわりなどは改装されているので快適。

暖炉の火が灯るラウンジには、ドリンクバーも併設。種類豊富なお酒やおつまみ、デザートなどを自由に楽しめるオールインクルーシブなので、気楽にゆったりくつろげる。

贅沢に使われた貴重な銘木や職人技が光る組み木細工がそこかしこに

山々を臨む露天風呂と洞窟風呂を備えた「天狗の湯」。温泉が流れ込む保温効果の高いサウナは2020年サウナシュランに選出

狩野川沿いに立てられたテントサウナは時間制で貸切が可能。体がほてったあとは、目の前の川に入り天然の水風呂を楽しむという野趣あふれるサウナ浴を体験できる。

伝統的な瓦葺きの大屋根に、どこかモダンさを感じる色鮮やかな暖簾が印象的

’19年サウナシュランに選出された月の湯のサウナは茶室がモチーフ。昔からのタイルを生かした水風呂は川から引いた天然水を含む水で、冷たいけれど肌当たりはまろやか

DATA

静岡県伊豆市湯ケ島1887の1

☎0558・85・0014

料金／￥75,000～（1室2名利用で一泊2食つき、税サ込）

客室／14室（露天風呂つき客室あり）

IN15：00～18：00 OUT11：00

施設／洞窟風呂、露天風呂、内風呂、サウナ

アクセス／電車の場合、東海道新幹線、東海道線「三島」駅から伊豆箱根鉄道駿豆線「修善寺」駅まで約35分（そこからタクシーor東海バスor送迎サービス）。車の場合、新東名高速道路「長泉沼津IC」or東名高速道路「沼津IC」より約45分

www.ochiairo.co.jp

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