【50代、私に心地いい家】非日常を感じられるOさん邸の庭やバスルーム

アラフィー女性のセンスが光るお宅をご紹介。今回は、昔から大のインテリア好きというOさん邸から、快適な住まいへと住みながらアップデートされてきた庭やバスルームに注目。

非日常を感じられる庭やバスルーム

Oさん邸1

ガーデンデザインはparsleyの宇津木英俊さんに依頼。庭に置いたアームチェアやテーブルもジェルバゾーニのもの。軒下は、雨でもくつろげそうなスペース。手前左の大きな丸いプランターには、Oさんがハーブ類を植え、育てている。右手前の築山は中心にナツメの木を植えた

さらに快適な住まいへと住みながらアップデート

「家族で過ごすのはキッチンとダイニングがほとんど。そこを家の中心にしました。今ほど多忙でなかったころは、よく長男や私の友だちを呼んで、ダイニングでおもてなしをしましたね」

キッチンは、ショールームの前を通るたびに「いいな」と思っていたブルトハウプにオーダー。家具は、脚のフォルムとスモーキーなグレーが気に入ったジェルバゾーニのダイニングテーブルを軸に決めていったという。

昔から大のインテリア好きというOさん。雑誌やネットを見て、海外の家を参考にすることが多く、海外サイトから、直接家具や小物を取り寄せることも。長男もインテリア好きで、家具選びに迷うとお互いに相談し合うという。暮らしはじめて8年がたち、少し大人っぽい雰囲気に変えたいと、目下、ダイニングチェアやソファのレザーをオーダー中だ。数年前には庭に手を加え、一部を増改築。その際にバスルームのタイルをベージュに一新した。庭は植物を増やし、中央に蛇籠(じゃかご)で築山(つきやま)を作ってカフェのようなテーブルを設置。より気分よく、心地よく暮らすためにアップデートを重ねている。

「ダイニングで仕事中に、ふと庭を眺めるだけで気持ちが安らぎます」

非日常を感じられる穏やかな住まいが、忙しい家族の癒しとなり、パワーチャージの場となっている。

Oさん邸2

バスルームは、黒いタイル張りだったのを、汚れが目立ちにくく明るく見えるベージュのタイルに張り替えた。まさにリゾートホテルのような非日常感を味わえる、ゆったりとしたスペース。

Oさん邸3

壁は、ホタテの貝殻を粉末状にしたタキノACEの塗料で塗装。天然素材が美しい陰影をつくっている。階段上に設けたトップライトからの光の帯が刻々と変化する様が美しい

Oさん邸4

トップライトからの光が美しいリビング。ソファはヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンがデザインしたMolteni&CのPAUL。現在はニュアンスのある色の表皮だが、バックスキンのカバーもオーダー中。気分によって簡単に替えられるのだとか。コーヒーテーブルもMolteni&C。壁にはバング&オルフセンの大きなスピーカーを設置

DATA
延べ床面積:229.89㎡
築年数(居住年数):8年(8年)
夫、長男との3人暮らし。戸建て暮らしを経て、新たに土地を探し、家づくりをした。設計はS.O.Y.建築環境研究所に依頼。’21年に増改築を実施。

PROFILE
長男の子育てが一段落したのをきっかけに、夫の会社の事業をサポート。現在は、役員を務めながら、ディレクター、コーディネーター、デザイナーとして多忙な日々を送る。昔から大のインテリア好きで、そのセンスを店舗のデザインなどにも発揮。趣味はバレエ。
Instagram:poodle_lovelove

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