洗いすぎでバリア機能低下してしまう「おしりの穴」のかゆみ。原因&対処法とは?

かゆみが起きやすい「おしりの穴」。更年期世代の「おしりの穴」のかゆみの原因と対処法を、皮膚科医の慶田朋子先生さんが解説。

洗いすぎでバリア機能が低下! 刺激がかゆみを引き起こす

「おしりの穴は便が通る刺激でもともとかゆみが起きやすい部分。粘膜なので更年期になればやはり潤いは低下し、バリア機能が落ちて、よりかゆみは出やすくなります。特にシャワー洗浄が習慣化している人は、洗いすぎによるバリア機能の低下や乾燥が心配。過敏性腸症候群の人も、下痢が続くと刺激になるので、かゆくなりやすい傾向が」

イラスト1

考えられる原因&対処法

シャワーはサッと、水気は優しくふき取って

イラスト2

原因

シャワーで洗い流す時間が長すぎたり頻回すぎるのは乾燥によるかゆみのもと。シャワーの刺激がないと排便できない人は、排便力の低下とかゆみの連鎖に陥っている可能性も。

対処法

シャワーを使う際は短い時間にとどめ、温風乾燥は避けて水気を優しくふき取るようにして。赤くなっていたり強いかゆみがある場合は、皮膚科や肛門科へ。

教えてくれたのは
慶田朋子さん

慶田朋子さん

銀座ケイスキンクリニック院長。皮膚科専門医。豊富な知識と確かな技術で、皮膚疾患から美容的治療まで幅広く対応。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)ほか。

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