-
最近、聞こえづらい50代必見!「耳」の小さな不調の対処法
会話が聞き取りづらい、音量を上げがち、なんだか耳鳴りが……こんな症状があったら、聴力が下がっているサインかも。聞こえにくさは今だけでなく、将来のQOLをも左右する問題。クリアな聞こえを長く維持するために、まずは現状把握から。
ヘルスケア
2025年8月20日
-
更年期世代が悩みがちな、耳の不快感。私たちを突然おそう「耳鳴り」の正体は?
キーンと高い音、ズーンと低い音……アラフィーになって、常につきまとう異音に悩まされるようになった人が多数。なぜ起こるの? 治すことはできる? 耳鳴りの原因と対策を医師の神尾友信先生が解説。
ヘルスケア
2025年8月14日
-
「加齢性難聴」はもう始まっている!?「耳の不調」で困らないために、気をつけたいこと。
不便だけど、まだ大丈夫でしょ……そんな油断は禁物。アラフィーに多い聞こえづらさは、加齢によって聴力が落ちる「加齢性難聴」の可能性大。放置して進行してしまうと、将来的に認知症のリスクも上昇。気づいた「今」からケアしたい。
ヘルスケア
2025年8月13日
-
最近「耳」が聞こえづらいアラフィー必読!「聴力検査」でわかることって?
会話が聞き取りづらい、音量を上げがち、なんだか耳鳴りが……こんな症状があったら、聴力が下がっているサインかも。聞こえにくさは今だけでなく、将来のQOLをも左右する問題。クリアな聞こえを長く維持するために、まずは現状把握から。今アラフィーが気になっている「聴力検査」の体験レポートも!
ヘルスケア
2025年8月12日
-
50代からは「清潔感のある脚」を目ざす!足の専門家に聞いた“きれいで健康的な脚”のつくり方
ふと気づくと、膝がガサガサ、かかとはカチカチ、「夏なのに脚を出せない!」と悲鳴を上げている人は多いはず。日々、簡単にできるお手入れで、単にきれいなだけでは終わらない、清潔感があってヘルシーな脚に。
ヘルスケア
2025年7月19日
〈えっ、こんなことで?更年期からの骨折 Vol.1〉50代からの「ちょっとしたことで骨折」はなぜ起こる?【小田ユイコのいつもどこかが調子悪い#4】

善方裕美先生
50代女性の「ちょっとしたことで骨折」は、骨の“作り替え”がうまくいかなくなるのが原因
これまでの人生で一度も骨折をしたことがない人にとって、女性は50代になると骨折しやすくなる傾向にあるとは知っていても、自分の身に起こるとは想像しにくいもの。骨折してみて初めて、自分の骨がもろくなっていたことに気づく人も多いそう。
50代の女性にとって、なるべくなら自分ごととは思いたくないジョーカー的ワード「骨粗しょう症」。道端でつまづく、重い荷物を持ちあげる、そんな「ちょっとしたことで」骨折してしまうほど、女性は50代になると骨がもろくなるのはなぜなのか。
「更年期になると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減少します。エストロゲンが少なくなることによるカラダの変化はさまざまですが、骨への影響も大なんです」。と善方裕美先生。
女性ホルモンのバランスと密接に結びついた女性のライフステージをサポートし続けてきた善方先生は、特に更年期の「ちょっとしたことで骨折」に警鐘を鳴らしてきたといいます。
骨は常に「壊して作る」を繰り返している
硬い骨は、イメージ的にずっと変化がなさそうに思いがちだけど、実は新陳代謝を繰り返している=常に新しいものにつくりかえが進行している「臓器」なのだそう。
「骨が新しいものにつくりかえられることを『リモデリング』と呼びます。骨には破骨細胞と骨芽細胞が存在し、破骨細胞は古くなった骨を壊して『骨吸収』を行います。その壊された部分に骨芽細胞がくっつき、新しい骨を作る『骨形成』を行うのがリモデリング。
このリモデリングがうまくいかなくなるのが更年期以降。その原因は、破骨細胞の働きを制御するエストロゲンが減ってしまうため。エストロゲンが減ると破骨細胞が暴走してしまい、骨芽細胞が骨をつくるのが追い付かなくなってしまうのです」。

あなたは大丈夫?骨密度の低下には、個人差がある!
骨のリモデリングがうまくいかなくなった結果、起こるのが骨密度の低下。
「エストロゲンの減少にともない、50代の骨密度は多かれ少なかれ若いときにくらべて低下します。しかし、そのスカスカ度合いには個人差があり、つまづいて転ぶくらいのちょっとした衝撃で骨折してしまうほどに密度が低下するには、エストロゲンの減少以外にさまざまな原因が考えられます」。
スカスカ度合いを少しでも軽くしたい! 骨密度が低下してしまう原因って?
「今、日本女性の大きな問題になっているのが、ビタミンD不足。ビタミンDは骨をつくるためのカルシウムを吸収する要となる栄養素。ビタミンDが不足すると、頑張って小魚や乳製品を摂っても、排泄されてしまいます。
また、ビタミンDは『骨質』といって、骨のしなやかさにも関与している重要な栄養素です。
カンペキなUVカット、スリムなボディ。美意識が高い人ほど、骨がもろくなりやすい!?
ビタミンDは食事からも摂取できますが、それは必要量の10~20%。80~90%は日光(UVB)を浴びることで合成されます。ところが、美肌への意識の高い日本女性には日焼け止めや日傘をはじめとするUVカットが習慣化。完璧に日差しを防げば防ぐほど、骨がもろくなるという現象が、今起こっているのです」。
シミ、シワ、たるみの元凶である紫外線。肌のエイジングケアとして熱心に行っていたことが、骨の若さを奪っていたなんて!
「人生100年時代、骨も大事ですが、肌の若々しさも重要ですよね。足りないビタミンDはサプリメントで補うのも手です(第2回目でご紹介します)。
また、低体重も要注意。BMIが18.5未満になると、骨がスカスカになりやすいと心得て。骨のリモデリングは「加重負荷」がかかることでスイッチが入ります。体重が軽いと加重負荷がかかりにくく、リモデリングがうまく進まなくなるのです」。
おしゃれに関心が高く、服を素敵に着こなすためのボディメイクにも余念がない、という方は、痩せすぎには十分ご注意を。
「加重負荷がかからないという点では、運動不足も骨がスカスカになる大きな原因。また、タバコ、過度な飲酒も骨のリモデリングを阻害することは明らかです」。
-
若々しい骨は、中身が密。「ちょっとしたことで骨折」を起こしにくい。
-
骨粗しょう症になると、骨がスカスカに。「ちょっとしたことで骨折」を起こしやすい。
「ちょっとしたことで骨折」は連鎖する! 更年期以降は「1回目の骨折」を防ぐことが大事
地方自治体の健康診断には、骨密度を測る検査がないこともあり、知らず知らずのうちに進行してしまいがちな骨のスカスカ。
「困ったことに、1回『ちょっとしたことで骨折』をしてしまうと、2回目も起こりやすくなります。骨折したことでさまざまなシグナル(サイトカイン)が出てしまい、骨を壊す『骨吸収』のマーカーが上がってしまうのです。
「ちょっとしたことで骨折」のなかには、「いつのまにか骨折」とも呼ばれる自覚症状があまりない骨折も。
「圧迫骨折といって、腰椎に起こりやすい骨粗しょう症の典型的な骨折です。腰椎の骨の芯の部分、海綿骨がスカスカになり、尻もちくらいの衝撃で上下にぐしゃっとつぶれてしまう骨折です。痛みをともなっても、腰痛やぎっくり腰と勘違いしてしまうことも。外科的治療ができず、コルセットで支え、骨粗しょう症治療薬での治療となります。
この圧迫骨折も、腰椎の1か所を骨折すると、複数の箇所に拡大してしまいがち。最近背が縮んだなと思ったら、疑ってみる必要があります。
大事なのは、何も起こっていないうちに自分の骨密度を知り、しかるべき予防をすること。『1回目の骨折』を防ぐことがとても大事なのです。
更年期世代になったら骨密度検査は必須!
「更年期を迎えたみなさんにぜひ受けてほしいのが骨密度の検査。骨折したら整形外科を受診しますが、更年期を踏まえた骨密度の検査なら、婦人科、内科を受診。クリニック探しに迷ったら、女性ヘルスケア専門医のいるクリニックがおすすめです」。
善方先生も認定医である女性ヘルスケア専門医は、日本女性医学学会の認定資格。女性のライフステージ起こる心身の病態を、予防医学の観点から診断、治療してもらえます。女性ヘルスケア専門医のリストは、日本女性医学学会のホームページや、公益社団法人 女性の健康とメノポーズ協会のサイトから検索できます。
「骨密度検査には、超音波による検査(かかとの骨の骨密度を調べる)、MD法(手のひらのX線撮影で調べる)などもありますが、おすすめはデキサ(DXA)という検査法。レントゲンを応用した骨密度検査法で腰の骨、股関節のつけ根の骨を調べる検査です。約10分で終了する苦痛の少ない検査です」。
デキサ検査の結果はYAM(ヤム)値(20~40代の骨密度の平均値)との比較。YAM値を100%としたとき、自分の骨密度が80%以上なら正常、70~80%未満なら骨量減少、70%未満なら骨粗しょう症、と診断されます。デキサによる骨密度検査ができるクリニックは、『骨検』のサイトから検索できます。
よしかた産婦人科では、このデキサによる検査を実施しており、骨密度とともにTBS(海綿骨構造指標)という骨のしなやかさ、骨質の解析も行っています。
「鉄筋コンクリートに例えると、骨密度にあたるのがコンクリートで、骨質にあたるのが鉄筋。両方がしっかりしていてこそ強固な建物となるように、骨の強さも骨密度と骨質の両方が充実していることが重要です」。
骨は「体の免疫」にも大きく関わっている!
「実は近年、骨はカラダを支持して運動を可能にする運動器の一部というだけでなく、外界の環境変動やストレスを感知し、カラダ全体の免疫をコントロールするという、免疫系の臓器としての役割が大変注目されています。
このシステムは『オステオネットワーク』と呼ばれ、感染症などの免疫疾患と関連。骨芽細胞から分泌されるホルモンは脳や筋肉などに働き、記憶力や筋肉の増強も行っています」。
骨の一大事は、カラダ全体の一大事なんですね!
更年期世代で、まだ骨密度チェックを受けたことがない人は、ぜひ検査を。私、小田の場合、昨年超音波による骨密度検査は受けましたが、デキサ検査はしばらく受けていないので、近々受けに行こうと思います。
次回は、骨折を防ぐための予防法、「ちょっとしたことで骨折」してしまった場合の治療法についてお届けします。ぜひご覧ください。
What's New
-
50代におすすめの夏アイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
QUOカード5,000円分プレゼント
ウェブエクラ ユーザーアンケートご協力のお願い
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
50代の旅行コーデ
風通しもばっちり&涼やかな一着で快適な旅を
-
酷暑で加速!? 大人の髪悩みをホームケア
うねって広がる大人髪をヘアマスクで柔らかくまとまる髪へ
-
【50代に人気のヘアスタイル・髪型カタログ】手入れが楽でおばさんぽくならない!ショート・ボブ・ミディアム・ロング別ヘアスタイル
白髪や髪のうねり、薄毛、パサつきなど40代、50代の気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルを提案。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知っておきたい最新ヘアケア事情まで、おばさんぽ…
-
【50代「ユニクロ・GU」コーデ】過酷な夏を快適に!猛暑のおしゃれに役立つインナーやTシャツが大活躍
トレンドを取り入れたアイテムから、機能性にこだわったアイテムまで、豊富な品揃えが魅力のユニクロ・GU。プチプラだけど高見えする50代ならではの着こなし方が知りたい!そこで今回は「ユニクロ・GU」アイテムを…
-
褒められるから自信がもてる!50代に似合う「若々しいショートヘア」52選
似合う髪型が見つかる!気になる白髪もボリューム不足もアラフィー世代に似合うカットやカラー、パーマで立体感を出して、今どきのこなれ感と若々しさを手に入れて。
-
【50代の白パンツコーデ5選】清潔感も爽やかさも抜群!どんなトップスにも合う万能アイテム
夏らしい爽やかな印象を与えてくれるホワイトパンツ。しかし、おしゃれ上級者向けのアイテムというイメージが強く、コーデに取り入れるのが難しいと感じることも。そこで今回は、40代・50代の読者モデル・華組&チ…
-
Tシャツなのにカジュアルすぎず上品でおしゃれ!50代に似合う「きれいめカジュアル」15選
カジュアルなはずのTシャツを品よくきれいめに着こなすには?大人に似合うシルエットと着こなし方次第で、驚くほど印象が変わる。たとえば、程よくゆとりのあるフォルムや、首元の開き具合、素材の質感など、ぐっと…