【50代からの沖縄】一度は泊まりたい極上宿「やんばるホテル南溟森室」

今、注目を集めている沖縄本島北部のやんばるエリアにある「やんばるホテル南溟森室(なんめいしんしつ)」。土地の魅力をたっぷりと体験できる宿でのんびりしたひとときを過ごしてみては。

【国頭村】やんばるホテル南溟森室 ヤンバルホテル ナンメイシンシツ

やんばるホテル南溟森室

本島北部のディープな自然と島の暮らしを体感する
比地大滝までの森を往復3時間ほどでウォーキング。やんばるが世界自然遺産に登録されたのは、生物多様性に優れているため。見たことのない愛らしい生物にも出会える
 

世界自然遺産に登録されて以来、注目を集めている沖縄本島北部のやんばるエリア。深い森に抱かれたやんばるでは、土地の魅力をたっぷりと体験できる宿に泊まりたい。

’22年にオープンした『やんばるホテル南溟森室』は、2つの集落に点在するモダンに改築された1棟貸しの宿にステイ。地元の歴史や自然に詳しい水先案内人“シェルパ”と一緒に、ゲストのリクエストに合わせてネイチャーツアーや集落散策を体験することができる。小さな集落にある代表的な客室「久志(くし)」は、美しいフクギ並木に囲まれた静かな宿。夕食はシェルパお手製の炭で焼くバーベキューや、地元のあんまー(お母さん)と一緒に沖縄料理を作る体験なども用意されている。朝食は、地元食材のレシピをシェルパと一緒に仕上げてゆくのが楽しい。長年、自然とつながりながら営まれてきた集落での暮らしぶりは、今、また新鮮。のんびりとした時間の流れの中で、沖縄の豊かな精神性にも触れることができる滞在だ。

やんばるの森は、イタジイなどが繁る亜熱帯照葉樹林 

やんばるの森は、イタジイなどが繁る亜熱帯照葉樹林

集落での時間は、過去を振り返っているようで、実は未来にもつながります」と代表・仲本いつ美さん

集落での時間は、過去を振り返っているようで、実は未来にもつながります」と代表・仲本いつ美さん

村の"おじい"と話したり、植物や祭祀について勉強したり。シェルパ上原里沙さんとの集落散策は、ウチナーグチ(沖縄方言)も楽しい

村の“おじい”と話したり、植物や祭祀について勉強したり。シェルパ上原里沙さんとの集落散策は、ウチナーグチ(沖縄方言)も楽しい

フクギの染料で染め上げた布が、風にゆったりとなびく様子にふっとやすらぐ。裸足で昼寝したくなる「久志」。集落の神さまを祀るために建てられた家を改築した客室

フクギの染料で染め上げた布が、風にゆったりとなびく様子にふっとやすらぐ。裸足で昼寝したくなる「久志」。集落の神さまを祀(まつ)るために建てられた家を改築した客室

昔ながらの造りを再現した竈。火に薪をくべながら、羽釜で炊き上げるごはんがおいしい

昔ながらの造りを再現した竈(かまど)。火に薪(まき)をくべながら、羽釜で炊き上げるごはんがおいしい

これぞ島の朝食。島魚グルクンのムニエル、ゴーヤーのポーク詰め、島野菜サラダ、赤黒米ごはんなど。あらかじめ用意された食材を、設備が整ったキッチンで、シェルパと一緒に仕上げる 

これぞ島の朝食。島魚グルクンのムニエル、ゴーヤーのポーク詰め、島野菜サラダ、赤黒米ごはんなど。あらかじめ用意された食材を、設備が整ったキッチンで、シェルパと一緒に仕上げる

「久志」の客室には、バスルームの外に五右衛門風呂風の湯ぶねを設置。星空を眺めながらお湯につかるのが気持ちいい

「久志」の客室には、バスルームの外に五右衛門風呂風の湯ぶねを設置。星空を眺めながらお湯につかるのが気持ちいい

10畳ほどの客室とダイニングキッチン、バスルームが備わる「久志」。

10畳ほどの客室とダイニングキッチン、バスルームが備わる「久志」。家のまわりはフクギ並木で囲われているので、集落内でもプライベート感が保たれていて快適に過ごせる。縁側に座ってのんびりしていると、森のほうからヤンバルクイナの鳴き声が聞こえることも! 客室は、チェックイン施設がある集落に2棟、車で約10分離れた別の集落に2棟あり、今後も増える予定。宿泊プランの基本は2泊3日のステイだが、リクエストしだいでは1泊でもOK

やんばるホテル南溟森室

Data

[チェックイン窓口]沖縄県国頭郡国頭村謝敷161
☎050・8884・4992(9:00~18:00)
全4室 ¥52,500~(2名1室利用の2泊3日1名料金、朝食2回夕食1回つき、集落案内、プライベートアクティビティ1点込み)
IN15:00、OUT 10:00
那覇空港から車で約180分
yambaru.co.jp/

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