老舗ならではの上質な味を楽しめる「てんぷら山の上 Roppongi」【天ぷらは大人の悦楽】

天ぷらの最高峰を味わいに、この冬は出かけてみませんか? 今、絶対行くべき話題の名店をご紹介。今回は多くの人に愛された伝統の味を楽しめる「てんぷら山の上 Roppongi」をピックアップ。

てんぷら山の上 Roppongi

景色もごちそうのシチュエーションが最高。アラカルト&お酒も楽しい

店に足を踏み入れれば、目の前に都会的な 眺めが

店に足を踏み入れれば、目の前に都会的な眺めが

天ぷらの王者「鱚きす」。身はふわふわ で上品な味わい

天ぷらの王者「鱚(きす)」。身はふわふわで上品な味わい

「銀杏」は愛知の農園直 送。この時期は大粒の「藤九郎」を揚げる

「銀杏」は愛知の農園直送。この時期は大粒の「藤九郎」を揚げる

「舞茸の芽」。舞茸を炒って砕き、塩と混ぜ た「舞茸塩」を底に潜ませて。深めの器に盛 り、舞茸の香りを閉じ込める

「舞茸の芽」。舞茸を炒って砕き、塩と混ぜた「舞茸塩」を底に潜ませて。深めの器に盛り、舞茸の香りを閉じ込める

テーブル席 では、仲居さんが本日の素材を見せてくれる

テーブル席では、仲居さんが本日の素材を見せてくれる

組子の格子や欄干など木材や和紙をふんだ んに利用した和の雰囲気を取り入れた店内。 シックで落ち着ける個室もおすすめ。昨夏に リニューアル

組子の格子や欄干など木材や和紙をふんだんに利用した和の雰囲気を取り入れた店内。シックで落ち着ける個室もおすすめ。昨夏にリニューアル

矢島秀昭料理長。「召し上が られたあとに、明日も食べたいと思っていた だける天ぷらを目ざしています」

矢島秀昭料理長。「召し上がられたあとに、明日も食べたいと思っていただける天ぷらを目ざしています」

老舗ならではの上質な味。こまやかなサービスは見事


言わずと知れた『山の上ホテル』の天ぷらは、ホテルが休館になった今もこちらで健在だ。名店の伝統は、矢島秀昭料理長に引き継がれている。例えば、ごま油を2種類ブレンドし、2つの鍋で揚げるのが「山の上流」。「調理法も大切ですが、素材が見えるほど衣を薄く揚げるのがうちの特徴です」。食後感の軽さはこの衣と、野菜の豊富さによるものだろう。昔の天ぷらは江戸前の魚介を揚げるのが正統で、野菜の天ぷらは精進揚げと呼ばれていた時代、いち早く野菜のおいしさに注目した。そんな歴史を追い風にし、矢島料理長はおいしい野菜を全国で探し続けている。「舞茸の芽」は、生産者を訪ねた際、小さな舞茸の味の濃密さに感動し、特別に育ててもらっている。そのジューシーさと香り高さを存分に引き出すよう工夫を重ねた。

コースのみの天ぷら店が多い中、お好みで揚げてもらえるのもここの魅力。天井まである広々とした窓から都会の風景を眺められるカウンターやテーブル席、落ち着いた雰囲気の個室もあり、おひとりさまから大切な会合、家族の集いまでの使い勝手のよさは秀逸。老舗ならではの安心感も愛され続けている理由だ。

DATA

東京都港区赤坂9の7の4東京ミッドタウン内ガーデンテラス3F 

☎03・5413・3577

11:00〜14:00LO、17:00〜20:30LO

不定休 カウンター12席、テーブル24席、個室1室(2〜6席)

コース昼¥9,000〜、夜¥25,000〜

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