【50代から始める習い事】おおたわ史絵さんは“クラシックバレエ”を30年!踊る楽しさは何ものにも代えがたい

アラフィーたちがこぞってハマっている習い事。そこには大人だからこそ味わえる楽しさや魅力が! 「いくつになっても踊れる体を維持したい」という総合内科専門医のおおたわ史絵さんの“練習風景”を拝見。

【習い事:クラシックバレエ】総合内科専門医・おおたわ史絵さん

最後に残るのは趣味。いくつになっても踊れる体を維持したい

総合内科専門医 ・ おおたわ史絵さん

「Kバレエカンパニー(現K-BALLET TOKYO)」出身の人気講師・並河会里さんのレッスン。おおたわさんのレオタードはバレリーナがデザインする「unoa」

踊りは何ものにも代えがたい自分との対話の時間


「ダンス歴は30年くらい。ほぼ毎日、ばかみたいに踊り続けています。踊らない人生は、もう考えられません」

おおたわ史絵さんが、最初にダンスに夢中になったのは、中学・高校時代。舞踊教育の第一人者である教師に手ほどきを受け、踊る楽しさを知った。その後、大学進学を機に踊りから離れ、医師になって多忙な毎日を送っていたが、20代終盤に偶然「再会」した。

「ガラス張りのスタジオの前を、たまたま通りかかってのぞいたら、みんな楽しそうに踊っていて。自分がしんどい時期だったから、よけいまぶしく見えたのかもしれません。ダンスが大好きだった気持ちを思い出し、私ももう一度踊りたいと」

ジャズダンスの教室に入ったおおたわさんは、すぐにのめり込み、やがてコンテンポラリーダンスのレッスンにも通いはじめた。仕事と並行して熱心に踊りと向き合い、40代に入るころ、現在も通う老舗のダンススタジオの門を叩いた。「洋舞の原型はクラシックバレエにあります。私はコンテンポラリーダンスが好きで今後も追求したいので、その地固めにバレエを始めました。ただ、選りすぐりの講師に厳しく指導してもらっているのに、上達しない(笑)。今は、週4回バレエ、週1回コンテンポラリーのレッスンという感じですね。両立することでお互いの踊りにいい作用があるんです」

そんなに踊ってプロになりたいの?と、聞かれたことも。でも、そうではない。発表を目標にもしていないという。

「単純に、踊っている時間が好きなんだと思います。今、体がどんな状態にあって、心はどれくらい集中できているか。自分と対話する、ほかでは得られない時間なんです。メンタルが安定しているのは、間違いなく踊りのおかげ。家庭平和にもつながっていると思います」

30年にもわたり、日課のように踊り続ける中で感じる体の変化を、おおたわさんは前向きに受け止めている。

「若いころのようなキレは当然ないですし、痛いところばかりですが、まだ自由に動かせる筋肉や関節がこんなにあるんだと、日々の発見が励みになります。仕事はいつかやめるときがくるけれど、趣味はずっと楽しめる。ていねいに体を使って、長く踊り続けることが今の目標です。バレエ、楽しいですよ。初心者で50代から始めた友人たちがよくいっています。『もっと早く踊っていればよかった!』って」

踊って汗をかけば 心も体もスッキリします!

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レッスン前は 念入りにストレッチを

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おおたわさんが通う教室は、東京・新宿にある「ICHIBANGAI DANCE STUDIO」(https://studio1b.jp/)。クラシックバレエ、コンテンポラリー、ジャズなど、一流の講師陣によるレッスンを50種類ほど展開し、初心者歓迎の基礎クラスや体験レッスン(¥2,200)も。
シングルチケット¥2,600~。「並河先生のような若手実力派から、私より年上の元プリマまで。レベルの高い先生がていねいに教えてくれる、信頼できる教室です」とおおたわさん

総合内科専門医・おおたわ史絵さん

総合内科専門医・おおたわ史絵さん

おおたわ ふみえ●東京都生まれ。刑務所や少年院で受刑者の診察に携わるほか、メディアでも活躍。著書に『プリズン・ドクター』(新潮新書)、『母を捨てるということ』(朝日新聞出版)など。
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