【50代から始める習い事】浜島直子さんは“クラシックギター”に夢中!自分のペースでゆっくりと

やっと自分の時間ができた、自由を満喫したい……そんなアラフィーたちがこぞってハマっている習い事。そこには大人だからこそ味わえる楽しさや魅力が! 人生に新たな風を吹かせる「50の手習い」、始めませんか。自分にフィットするやり方を見つけ、学ぶことを楽しむ姿勢が印象的な、モデルの浜島直子さんの“練習風景”を拝見。

【習い事:クラシックギター】モデル・浜島直子さん

ギターが弾けるようになってこの先の楽しみが増えました

モデル・ 浜島直子さん

愛用のギターは¥56,000だったそう。「もっと手ごろなものもあったけど、挫折しないように気に入ったものを」

カーディガン¥60,500/デパリエ 伊勢丹新宿店(デパリエ) シャツ¥23,100(アンド アールシー)・パンツ¥29,700(カレンソロジー)/以上カレンソロジー 青山

基礎は飛ばし、好きな曲を自分のペースで弾くから楽しい!

スタジオに心地よいギターの音色が響く。浜島直子さんが慎重な手つきで弾くのは『戦場のメリークリスマス』。クラシックギターを始めて約1年。きっかけは友人たちとの酒席でのノリだった。「趣味がないという話題になって、私が『ギターでもやろうかな』といったら、『みんなでバンドやろう!』と盛り上がりまして。その流れで本当に始めました」

ギターが口をついたのは、幼いころに父がクラシックギターを弾いていたから。そして、少し前に一緒に仕事をした、作曲家でギタリストの伊藤ゴローさんが奏でる柔らかい音色が胸に残っていたからだという。その伊藤さんに指南してもらって、ファーストギターと教則本を選び、ほぼ独学で練習している。

「教室に行こうかなと思ったけれど、ひとりでマイペースにやっていくほうが、今の自分に合っているかなと。最初は教則本で基礎をやっていたのですが、イヤになっちゃって(笑)。今は弾きたい曲を練習できる楽譜本を見ながら、家事や書き物の合間に弾いています。音色に癒されるし、集中して弾いていると心と頭が整理されるんです。せわしない日常の息抜きや切り替えとしても役立っています」

弾き方でわからないところは“先生”である伊藤さんにLINEで聞き、曲が弾けるようになったら動画を送っている。「ゴローさんはほめ上手で、毎回『はまじ、すごいよ! 天才なんじゃない!?』って(笑)。それでいい気分になって、また楽しく弾ける。私、単純なんですよ」

屈託なく笑う浜島さん。なんと、ラジオ番組で共演したTHE ALFEEの3人にもギター動画を披露したのだとか。「お三方とも神のようなお人柄で、拙い演奏なのに『アルペジオ(演奏法)できてるじゃん!』とか、思いきりほめてくださって。ギターから会話の枝葉が広がっていくことが、とてもうれしい。少し前まで、自分がギターを弾けるようになるなんて、夢にも思わなかったから、いまだにウキウキしちゃいます」

目下、練習しているのは『夜空ノムコウ』。次にねらっているのは、アニメソング。いつか、息子さんと一緒に弾くことも夢見ている。そして、バンド活動も……。「まだ一度も練習していないのに演奏曲は決まっています(笑)。ギターはもう生活の一部。楽しみが増えて幸せです」

タブ譜があれば 初心者でも弾ける!

タブ譜があれば初心者でも弾ける!
どのフレットを押さえ、どの弦を弾くかが数字で示される「タブ譜」を見て弾く。「ピアノの鍵盤にドレミのシールがはってある感じ。すごくわかりやすい!」。指先の乾燥対策にハンドクリームも必需品

ふんわりした音色が クラシックギターの魅力

ふんわりした音色がクラシックギターの魅力

モデル・浜島直子さん

モデル・浜島直子さん

はまじま なおこ●’76年、北海道生まれ。“はまじ”の愛称で親しまれ、幅広いメディアで活躍。近年は『けだま』(大和書房)、『蝶の粉』(ミルブックス)などの随筆でも才能を発揮している。
▼こちらの記事もチェック
Follow Us

What's New

  • 【市川團十郎インタビュー】市川團十郎47歳。今、絶対見ておくべき理由

    團十郎の舞台が今、すごいことになっている。「5月の弁慶を見て自然に涙が出た」「今このときに向かってすべてを調整してきたと思わせる素晴らしい完成度」。歌舞伎座の内外ではもちろん、SNSでも最近こんな感想によく出会う。市川團十郎、47歳。キレッキレの鋭い印象はいつのまにか「頼もしさ」に、そして見たものを燃やし尽くすかのような勢いある目力にはいつしか温かさが宿っている。今や目じりのしわまでが優しげだ。かと思えば舞台から放たれるオーラは常に別格。にらまれたらそれだけでもうエネルギーがわいてくる。私たちにはマチュアな進化を遂げつつある團十郎さんの歌舞伎が必要だ!歌舞伎界の真ん中を生きる團十郎さんが、歌舞伎への思いを真摯に語ってくれた。

    カルチャー

    2025年7月1日

  • 【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】洗練された甘さを味わえるアフタヌーンティーへ

    雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。14回目のテーマは「洗練された甘さ」。仕事仲間に推薦されたアフタヌーンティーのお店をご紹介!

    カルチャー

    2025年6月30日

  • おいしく食べて飲んで元気に!健康や食がテーマのおすすめ本4選

    何をするにも元気な体があってこそ。そのためには体づくりやきちんとした食生活が大事。そこで今回は、「食や健康」がテーマのおすすめ本をご紹介。毎月お届けしている連載「今月のおすすめ本」でこれまで紹介してきた本の中から、4冊をお届けします。

    カルチャー

    2025年6月30日

  • 雨と晴天の話をするーParler de la pluie et du beau temps.【フランスの美しい言葉 vol.22】

    読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。

    カルチャー

    2025年6月30日

  • 【吉沢亮インタビュー】芝居が好きです。役づくりが大変なほど逆に燃えるんです

    女形という難役を、見事に演じきった。話題の映画『国宝』で吉沢亮さんが演じるのは、極道の一門に生まれながら、ゆえあって歌舞伎の世界に飛び込み、女形役者として波乱の生涯を生きぬく男・喜久雄だ。

    カルチャー

    2025年6月29日

Feature
Ranking
Follow Us