【箱根・横浜・鎌倉エリア別】ミュージアムや人気のレストランなど。50代におすすめの日帰りアートトリップ
忙しい50代女性も都心からすぐに足を延ばせる神奈川エリアは、スペシャルな休日の期待を裏切らないディスティネーション。鎌倉や箱根など日本有数の人気観光地には見応えのあるミュージアム、個性的なローカルスポットがあり、ここでしか体験することができないクリエイティブな刺激をもたらす。明日への英気を養う日帰りアートトリップへ出発!
箱根エリア
1. ポーラ美術館「カラーズ ー 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」
色彩の役割を考察。草間彌生の初公開作品も
ポーラ美術館では、色にまつわる企画展が開催中。近代から現代までの美術における“色彩”とその表現に着目し、作品を通して色彩の役割を考察する。本展覧会ではポーラ美術館の名品を中心に、近年新たに所蔵した11点の作品が初公開に。プロローグを飾るのは杉本博司の写真作品シリーズ、続く第1部では色彩の美術史をクロード・モネやアンリ・マティスらの絵画や、戦後の抽象表現主義の彫刻などから振り返る。第2部では国内外で活躍する現在の作家の作品を展示。なかでも注目は、草間彌生による日本初公開のミラールーム《無限の鏡の間-求道の輝く宇宙の永遠の無限の光》(2020)だ。画面を通して経験する色に慣れつつある今だからこそ、本当の彩りを体感して。



(DATA)
展覧会「カラーズ ー 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」
会期/~2025年5月18日(日)
会場/ポーラ美術館
住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
会期中無休
料金/当日一般 2,200円
2. 『ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ』
箱根エリアへ足を運ぶなら、人気フラワーアーティストが自ら作り上げた庭園へ
せっかく箱根までやって来たら、自然が織りなす色彩も話題の場所で体感したい。『ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ』は、人気フラワーアーティストの世界観を、強羅の8000坪もの広大な土地で堪能できる唯一無二の場所。ニコライ本人とスタッフたちがゼロから敷地を整え、大自然を最大限に生かした美しい庭を完成させた。フラワーアートインスタレーションやフラワープランターが各所に散りばめられ、植物の美しさをより強く感じられる。春を待ちわびる園内のパビリオンでは企画展「Spring Flower Exhibition」が 2月28日まで開催。アネモネやスイートピーなど早春の花々を使用したブーケやアレンジメントを展示する。また、園内には気持ちのいいカフェを『ニコライ バーグマン ノム 箱根』併設。料理からインテリアに至るまでニコライ・バーグマンの故郷であるデンマークのスタイルにこだわった空間で、まるで北欧にいるかのようなヒュッゲなひとときを楽しんで。



(DATA)
住所/神奈川県 足柄下郡 箱根町強羅 1323-119
電話番号/0460-83-9087
営業時間/10:00〜17:00(入園は16:30まで)
定休日/水曜日(水曜日が祝日の場合、翌日に休館)
入場料/現地購入 大人1,800円、学生1,400円 (クレジットカード・電子マネー決済のみ)
事前Web予約 大人 1,500円、学生1,100円 小学生以下 無料
※ 園内は全てキャッシュレス決済
3. 日本茶専門店『茶石』
カウンターで大人の空間を楽しみながら味わうシックな茶席
芸術のパワーをたくさん浴びてちょっと一息つきたくなったら、昭和の美容室をリノベーションしたモダンな日本茶専門店で一服。地元出身の煎茶道を嗜むオーナーが念願の店で扱う茶葉はシングルオリジンと呼ばれるもの。単一の農園で生産された単一品種の茶葉で、土地や品種、造り手の個性が最大限に生かされたお茶に。オーナー自ら全国の農地を訪ねセレクトした、こだわりの茶葉が揃う。煎茶から焙じ茶、抹茶までメニューは時期ごとに変わり、迷ったら飲みたいイメージを相談することも可能。本格的な茶席のようなマナーや知識は必要なく、誰もが気軽に静謐な時間を体験することができる。



横浜エリア
1. 横浜美術館「おかえり、ヨコハマ」
約3年にわたる大規模改修工事を経て、2月8日に全館オープンを迎えた横浜美術館。リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」では、ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、奈良美智など同館コレクションの名作の数々が勢揃い。さらに市内の施設が所蔵するコレクションを加えて、「横浜」をキーワードに多様性という観点のもと、絵画、工芸、映像などバラエティに富んだ作品が一堂に会し、横浜の魅力を紹介する。館内には他にも、来場者が思い思いに過ごせる無料エリアが拡充。エリアには美術図書室、カフェやミュージアムショップなどを併設し、さらに訪れやすく。時間を気にせず、アート尽くしの一日を満喫したい。



(DATA)
横浜美術館リニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」
会期/2025年2月8日(土)〜6月2日(月)
会場/横浜美術館
住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
開館時間/10:00~18:00(入場は閉場30分前まで)
休館日/木曜日
※3月20日(木・祝)は開館
※3月21日(金)は休館
料金/当日一般 1,800円
2. 『キーズ パシフィック グリル』
海を眺められるレストランでクラフトドリンク
気軽に非日常的な気分が味わえる横浜は、夫婦デートにも最適な街。美術館の後はお酒好きのパートナーも喜ぶ、開放感あふれるウォーターフロントのレストランへ。人気スパニッシュイタリアンの「ザ・リゴレット」などを展開するヒュージが手掛ける、ニューアメリカンをテーマにしたレストランで、大充実のドリンクメニューが自慢だ。店内にはコーヒー焙煎所、ビール醸造所、ジン蒸留所を併設し、クラフトビールやクラフトカクテルから、モクテル、自家焙煎コーヒーまで誰もが楽しめる豊富なラインナップで提供する。クラフトビールやクラフトジンは店頭で購入でき、お気に入りの一杯を見つけたら持ち帰ることができるのも嬉しい。




(DATA)
住所/神奈川県横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド1・2階
電話番号/045-900-0310
営業時間/平日11:00~22:00、土日祝8:00~22:00
無休
鎌倉エリア
1. 鏑木清方記念美術館「物語を描く ~清方を魅了したヒロインたち~」
美人画によって広く知られる日本画の巨匠、鏑木清方。幼い頃から文学に親しんでいた鏑木清方は挿絵画家を目指し画業を始め、尾崎紅葉、泉鏡花とは単行本や雑誌の仕事をとおして深く交流したという。企画展「物語を描く ~清方を魅了したヒロインたち~」は、彼のルーツともいえる口絵や物語のヒロインを描いた作品に焦点を当て展示。『たけくらべ』の美登利を描いた初期の代表作《一葉女史の墓》をはじめ、熱烈な愛読者としての視点と、画家としての物語への深い解釈が生み出した作品の数々を、小説のあらすじとともに紹介する。



(DATA)
展覧会「物語を描く ~清方を魅了したヒロインたち~」
会期/~2月24日(月・振)
会場/鏑木清方記念美術館
住所/神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/毎週月曜日
※2月24日(月・振)は開館
料金/一般 300円 鎌倉市民(市内に住所を有する方)・鎌倉に通学する小学生~大学生 無料
2. 『グレープリパブリック ヴィネリア サローネ』
山形の有機ワインとイタリアンに舌鼓
美食スポットが目白押しな鎌倉で訪れたいのは、有機栽培の葡萄を使ってワイン造りに取り組む山形・南陽市のワイナリー、グレープリパブリックが手掛けるレストラン。日本では珍しい、世界最古といわれるアンフォラ醸造をメインとして醸造されたワインを、イタリア郷土料理と一緒に味わえばいい気分に。グループ会社で神奈川県や東京都内にイタリアンレストランを展開するサローネグループが運営を手がけ、 “ヴィネリア”と呼ばれるイタリアの酒場スタイルで提供する。店内はレストランフロアだけでなく、自社ワインを中心に揃えたショップも併設し、ワイン好きにうれしい一軒だ。



(DATA)
住所/神奈川県鎌倉市小町2-6-28
電話番号/0467-55-8295
営業時間/11:30-14:30 (LO.14:00)、18:00-21:30(LO.20:00)
不定休
3. 『FOODSTAND magali』
食べ応えたっぷり! ローカルカフェの絶品サンドイッチ
素敵な休日の始まりは早起きをし、アート鑑賞前に地域で愛されるカフェ&デリ『FOODSTAND magali』のモーニングはいかが。7:30から10:30までの朝食タイムは、オールデイで提供する手作りサンドイッチやキッシュに加え、アボカドトーストや自家製サワードゥトーストなどがメニューに。週替わりのサンドイッチは、ホロホロに煮込んだポークや自家製ローストビーフなど、しっかり料理した手の込んだ具材を挟み、食欲を刺激する。グロッサリーコーナーでは国内外からセレクトした食材や調味料、コーヒー豆を販売。トマトの旨みがあふれだす、手作りドレッシングはぜひ家族へのお土産に。



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