国の重要無形文化財に会いに行く、『星のや沖縄』で唯一無二の滞在

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沖縄の自然と歴史、そして人々が紡いできた物語を、おもてなしというかたちで紡いでいる『星のや沖縄』。ここでは豪華なだけではない、今の私たちの好奇心を満たしてくれる豊かさがある。国の重要無形文化財・芭蕉布(ばしょうふ)の魅力に触れる特別なプログラムも人気だ。

沖縄の本物・芭蕉布(ばしょうふ)をまとう、知る

土地を深く知り、楽しむアクティビティが豊富なのも『星のや』の魅力。なかでも今年の6月30日までの限定で開催される「涼風を装う芭蕉布サロン」は特別なプログラムだ。

トンボの羽のように薄くて軽く美しい――国の重要無形文化財に指定される喜如嘉(きじょか)周辺の芭蕉布は、琉球王朝時代王族から庶民まで愛された稀有(けう)な織物。一時期途絶えていた芭蕉布を平良(たいら)敏子さんが戦後に復興し、芭蕉布技術保持者として人間国宝にも認定された。今は娘の美恵子さんが継承し、大宜味村・喜如嘉周辺の地域の女性たちとともに仕事を紡いでいる。ふだんは見学不可だが、当プログラムでは特別に訪れることができる。

乾燥すると切れやすい芭蕉布の糸にとって湿度の高い5・6月は、糸を織るのに適した季節。そして約23工程もの手作業を経て完成する。「美術館展示だと、“触らないでください”というでしょう。芭蕉布の魅力を伝えるには、ぜひ手にとってもらいたくて」。

参加することで、美しく尊い織物を次世代へつなぐ一助にしたい。

芭蕉布
芭蕉布は畑仕事から始まる。良質な糸をとるために葉や芯を切り落としながら約3年かけて育成する。広大な芭蕉布の畑は、非日常にいざなわれる稀有な場所でもある。

芭蕉布は畑仕事から始まる。良質な糸をとるために葉や芯を切り落としながら約3年かけて育成する。広大な芭蕉布の畑は、非日常にいざなわれる稀有な場所でもある。

ニット¥325,600・パンツ¥315,700/ブルネロ クチネリ ジャパン(ブルネロ クチネリ) ピアス¥36,300/edit & co.(edit & co.AURA)
芭蕉の皮をはいだあとは、「苧炊き」という大きな鍋でアクを沸騰させ数時間煮る。ベテランでも最後まで気が抜けないむずかしい工程のひとつ

芭蕉の皮をはいだあとは、「苧炊(うーだ)き」という大きな鍋でアクを沸騰させ数時間煮る。ベテランでも最後まで気が抜けないむずかしい工程のひとつ

工房を切り盛りする平良美恵子さん 

工房を切り盛りする平良美恵子さん

緯の地糸はよらずに手巻きをする。「ウンゾーキ」という竹かごに入れた苧の上に、繊維がもつれないよう糸を引き出していく

緯(よこ)の地糸はよらずに手巻きをする。「ウンゾーキ」という竹かごに入れた苧の上に、繊維がもつれないよう糸を引き出していく

ファストとは真逆、時間をかけて作り上げられた風格とオーラが。「世界の人が見て美しいと思ってもらえる織物を、地元の人々とともに紡いでいけたら」 と平良さん
石川県・金沢市の「国立工芸館」の『移転開館5周年記念 重要無形文化財指定50周年記念 喜如嘉の芭蕉布展』にて、芭蕉布の歴史的名品が多数展示予定(2025.7.11-8.24)。
ファストとは真逆、時間をかけて作り上げられた風格とオーラが。「世界の人が見て美しいと思ってもらえる織物を、地元の人々とともに紡いでいけたら」 と平良さん

ファストとは真逆、時間をかけて作り上げられた風格とオーラが。「世界の人が見て美しいと思ってもらえる織物を、地元の人々とともに紡いでいけたら」と平良さん

糸車を使ってよるのは、現在ではここと宮古島のみ

糸車を使ってよるのは、現在ではここと宮古島のみ

植物園のようなかわいい庭を、 涼しく散歩

ウンチャナシ(御田無)と呼ばれる琉衣布。

ウンチャナシ(御田無)と呼ばれる琉衣布。風通しのよいさらりとした風合いを、星のや沖縄で実際に羽織ることで感じることができる。撮影した道場前の広場は、眼下に海が広がり敷地内でも絶好のパワースポット

美術品とも称される喜如嘉の芭蕉布を着て、館内を散歩することもできる。「涼風を装う芭蕉布サロン」は1名¥265,000(サ込、宿泊料別)。芭蕉布インビテーション、芭蕉布会館の見学、琉球古典舞踊の鑑賞、ウンチャナシ試着体験が含まれる(2名から実施、2週間前まで受付、要予約)。

美術品とも称される喜如嘉の芭蕉布を着て、館内を散歩することもできる。「涼風を装う芭蕉布サロン」は1名¥265,000(サ込、宿泊料別)。芭蕉布インビテーション、芭蕉布会館の見学、琉球古典舞踊の鑑賞、ウンチャナシ試着体験が含まれる(2名から実施、2週間前まで受付、要予約)。

館内の庭には、亜熱帯地域特有の植物が生い茂り、原料となる糸芭蕉も育っている

館内の庭には、亜熱帯地域特有の植物が生い茂り、原料となる糸芭蕉も育っている

庭の壮大さがそのまま心のラグジュアリーにつながる

庭の壮大さがそのまま心のラグジュアリーにつながる

朝の浜辺を馬とともに散歩する「朝凪よんなー乗馬」。

朝の浜辺を馬とともに散歩する「朝凪よんなー乗馬」。刻々と変わる海と空の表情に心研ぎすまされる

客室のベッドルームには、読谷村に伝わる伝説や風習をストーリーとして紅型作家・宮城守男さんがオリジナルでデザインした壁紙が採用されている。館内に作品展示も

客室のベッドルームには、読谷村に伝わる伝説や風習をストーリーとして紅型作家・宮城守男さんがオリジナルでデザインした壁紙が採用されている。館内に作品展示も

サンゴ礁が育つ遠浅の海。隆起した石灰石にはアオサが育ち、野趣あふれる砂浜が魅力的

サンゴ礁が育つ遠浅の海。隆起した石灰石にはアオサが育ち、野趣あふれる砂浜が魅力的

Data
沖縄県中頭郡読谷村儀間474
☎050・3134・8091
全100室
1泊1室¥170,000~(サ込、食事別)
※通常予約は2泊より
那覇空港から車で約1時間(空港有料リムジンあり)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyaokinawa

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