-
【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】フランスの魅力が詰まった『ジャックマール・アンドレ美術館』へ
雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。17回目のテーマは「邸宅美術館」。ジャックマール・アンドレ美術館の魅力を紹介します。
【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】豊かな田園風景が広がる、夢のオーベルジュ
ガラス張りの壁面が印象的なレストランの外観
その日の畑から届く野菜をオイル、塩、ビネガーなど必要最小限のコンディマンで凛と仕立てる「庭のひと皿」。右上は豚の背肉を塩漬けにしておよそ5カ月熟成させたもの。もちろん自家製。「単に素材を置いてあるのではなく、とても計算されている。野菜、ハーブ、花の組み合わせの無限の可能性、化学反応のようなものを感じました」(雨宮さん)
食材について熱く語るシェフのジェームスさん(右)と雨宮さん。ふたりの背景はオープンキッチン
パリから1時間の別世界でFarm to Tableの真髄を
写真で見たときからぜひ訪れたいと思っていた『ル・ドワイエネ』。パリから南へ車か列車でおよそ1時間、豊かな緑が広がるこの場所は、かつてデュ・バリー伯爵夫人やボルゲーゼ家が所有していた歴史ある領地、シャトー・ド・サンヴランの敷地の中にあります。レストランと宿泊施設は厩舎を改装したもので、’70年代には芸術家のニキ・ド・サンファルとその夫ジャン・ティンゲリーのアトリエでもあったのだとか。しかも動物園のような場所だった時代もあると聞けば、そうかもしれないと想像できる、不思議な魅力があります。
オーストラリア出身のふたりのシェフ、ショーン・バーニー・ケリーさんとジェームス・ヘンリーさんは、パリをはじめ、世界の食のシーンを熟知したかたがた。レストランは’22年オープンですが、プロジェクトはそれより数年前、畑を開墾するところから始まったといいます。日本にもFarm to Tableという概念が広がっていますが、ここでは見事にそれが実現されていて、命をいただくことへの感謝が自然にわいてくるような気がします。
さまざまな木の質感が心地よく、窓の外に農園の緑が広がるレストラン空間での雨宮さん。このシーンに選んだブラウスとジーンズはともにセリーヌ
"C'est bien plus qu'un restaurant. C'est une expérience de
vie à la campagne."
――ここはレストラン以上の場所。 田園で過ごす、
豊かな人生の体験そのものです。
建物のエントランスエリアにあるブティック。厳選された食材や庭仕事の道具が豊富。農園でとれたばかりの野菜やハーブなども並ぶことがあり、雨宮さんは春菊を即購入。「そのままサラダにして、とてもおいしくいただきました」
レストランに隣接した宿泊エリアは、客室ごとに雰囲気の異なるインテリア。それぞれに趣(おもむき)があり、まるで別荘にいるかのようなアットホーム感も魅力
パリからたった1時間とは思えないほどの豊かな田園風景が随所に
11室ある客室の中で最も大きい108号室。サロンの奥だけでなく、らせん階段で上がるメザニン(中2階)にもバスつきのベッドルームがある
中庭に面した窓。館内のあらゆるコーナーがフォトジェニック
かつて動物たちがいたり、芸術家のアトリエだったりした建物が改装されて宿泊施設に。ノルマンディ地方を思わせる木の階段も気分を盛り上げてくれる
Le Doyenné
パリの南、サンヴラン村に位置するオーベルジュ。農園を再生し、歴史ある建物をアルチザンたちによって大改築。再生型農業で育てた伝統品種の野菜を中心に、季節の恵みを最大限に生かした料理を創造している。
DATA
5 rue St Antoine 91770 Saint-Vrain
☎︎+33・6・58・80・25・18
https://ledoyennerestaurant.com/
レストランの営業は、木曜のディナー、金・土・日曜のランチとディナー。宿泊料金1室€265 〜(朝食込)
時の移ろいを愛(め)でつつ ゆったりと過ごしたい場所
今回は日帰りでしたが、次回はぜひとも1泊で訪れたいと思います。まずはカジュアルにスニーカーで農園を散策し、夕方、日が傾いてきたころにシックな洋服と靴に着替えてレストランへ。部屋でゆったり過ごすための服も準備しておきたいし……。そう考えると、旅の計画にも心がはずみます。旬のものだけをいただく場所は、季節によって表情も変わるはず。「朝食もとてもおいしいの」と、にっこり微笑むスタッフのかたの表情にも、再訪を約束させる魅力がありました。
ふたりのオーナーシェフの先見の明に惹かれて、同郷のオーストラリアをはじめ世界中からやってくる若者たち。ここは未来の才能を育む場でもある
"Prendre le temps, savourer chaque instant.
C'est le vrai luxe d'aujourd'hui."
――時間をかけて、瞬間を味わう。
それこそが、今の時代の本当の贅沢だと思います。
Toko Amemiya
-
【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】最旬ホテルライフ
雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。16回目のテーマは「最旬ホテルライフ」。パリ2区の小道にたたずむ『The Hoxton, Paris』をご紹介。
-
【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】おいしくてコスパのいいパリの最旬インド料理店
雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。15回目のテーマは「最旬のインド料理店」。雨宮さんが気に入って何度もリピートしている「DELHI BAZAAR」をご紹介!
What's New
-
2026年の目標は月に3回はラウンドすること!早速今年初のレッスンへ【松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」vol.13】
2026年、新しい一年が始まりました。 お馴染みグッズとともに、今年初のレッスンに行ってきました。
カルチャー
2026年1月8日
-
尾上右近、歌舞伎大道具製作現場へ行く【後編】
本誌連載でもお馴染みの歌舞伎俳優・尾上右近さん。2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』に足利義昭役で出演が決まるなど、今年はさらなる飛躍の予感。新年を彩る1月歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」も舞踊劇『蜘蛛絲梓弦』(くものいとあずさのゆみはり)で8役を早替わりで魅せる。そんな右近さんが多忙の中訪れたのは、新しく作ることになった大道具の製作現場。舞台の背景や装置はどう作られるのか。とどまるところを知らないその好奇心と向上心が、舞台を一層おもしろく、美しくしていた!! 前編に続いて、後編は大道具さんの熱い心意気に触れた。
カルチャー
2026年1月5日
-
【エクラBTS部~憧れの「ワルツ」へGOGO!①】BTSファンの3人で連載始めました!
エクラ世代でBTSのARMY(アーミー=BTSのファン)になった、エディター三尋木奈保さん、エディターSH、エクラ副編S川の3名が「エクラBTS部」を結成しました! 2026年、BTSのメンバー7名全員が揃う完全体のワルツ(=ワールドツアー)への参戦を目指して、ときめきの部活動を始めます。
カルチャー
2026年1月4日
-
尾上右近、歌舞伎大道具の製作現場へ行く【前編】
本誌連載でもおなじみの歌舞伎俳優・尾上右近さん。'26年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』に足利義昭役で出演が決まるなど、今年はさらなる飛躍の予感。新年を彩る1月歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」でも舞踊劇『蜘蛛絲梓弦』(くものいとあずさのゆみはり/美術:前田剛)で8役を早替わりで魅せる。そんな右近さんが多忙の中訪れたのは、新しく作ることになった大道具の製作現場。舞台の背景や装置はどう作られるのか。とどまるところを知らないその好奇心と向上心が、舞台をいっそうおもしろく、美しくしていた!! 歌舞伎俳優としては、初潜入。
カルチャー
2026年1月3日
-
エクラ 華組&チームJマダム® 88人が集ったオフ会「ソワレ・ドゥ・エクラ」が今年も華やかに開催!
今年で2回目の開催となったオフ会の会場は、東京「ザ ストリングス 表参道」。ドレスアップしたマダムたちの笑顔と、美容トークショーや注目ブランドの体験ブースなど、盛りだくさんなイベントの様子をレポート。
カルチャー
2025年12月27日
-
-
-
-
-
-
【腕時計が紡ぐ物語】女性による、女性のための時計。新しい女性像が生み出す「オーデマ ピゲのロイヤル オーク」
かつてレディスウォッチは小さく淑(しと)やかなのがよいとされた時代に、男性と肩を並べて活躍する女性像を打ち出した「ロイヤル オーク」レディスモデル。「着用する女性が主役」のスピリットが今なお息づいている。
Magazine
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
年齢を重ねるごとに、自信がもてる肌へ!
無料お試しセットで、新生ドモホルンリンクルのお手入れを体験
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
新しくなったドモホルンリンクルに注目
主力製品の[基本4点]が大きくリニューアル。その実力のは?
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
大人の品格まとうシチズンの限定ウオッチ
シチズンから洗練されたデザインの限定ウオッチが新登場!
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
あの「アミコラ」に注目成分NMNがプラス
味がなく料理や飲み物に溶かすだけだから習慣にしやすい
-
【40代・50代に人気の髪型カタログ】2026年はどんな髪型にする?おばさんぽくならないショート・ボブ・ミディアム・ロング別ヘアスタイル
40代・50代はどんな髪型がおすすめ?今回は髪のうねりや薄毛、白髪など気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルをご紹介。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知っておきたい最新ヘアケア…
-
50代の冬はショートであか抜ける!小顔に見えるショートヘア55選
重たくなりがちな冬の装いこそ、ヘアで印象アップを。顔まわりのデザインやシルエットにこだわったショートヘアなら、50代の髪悩みをカバーしながら自然にあか抜け、小顔見えもかなう。
-
【50代タートルネックコーデ6選】ほどよいフィット感で首もとあったか!寒い季節の頼れるトップス
おしゃれなアラフィー読者モデル エクラ華組・チームJマダムのタートルネックコーデをご紹介。タートルネックは、冬コーデの心強い味方!ほどよいフィット感で暖かさも抜群。
-
暖冬でも気軽にはおれる”ショート丈アウター”。40代・50代はこう着ると素敵【パリ・ミラノのおしゃれマダムSNAP 2025-2026冬】
こんにちは!編集のS山です。誌面で大好評のパリ・ミラノのおしゃれマダムスナップ企画。ここでは、ここでは、本誌に掲載しきれなかったマダムをwebオリジナルでご紹介。私の独断と偏見で、着こなしの素敵ポイント…
-
表情まで明るく見える!50代があか抜ける「今どきボブヘア」61選
コートやニットが主役になる冬は、髪型で“抜け感”と“女らしさ”をプラスしたい。重く見えがちな季節の装いも、洗練されたボブなら一気にあか抜ける。シルエットや毛流れにこだわった、大人をきれいに見せる冬のボブ…