サッカリン王の孫パンタマリー王女の館、 ヴィラ マリー 【ラオスのお薦めホテル】

秋はしっとりと世界遺産の街を歩く。増島実が絶賛するルアンパバーンのホテルー⑧

品格と可愛らしさのハーモニー、緑に囲まれた珠玉のプチホテル

Villa Maly Luang Prabang Boutique Hotel

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小さな池と噴水、熱帯植物が印象的なエントランス。1938年に建築された、アールデコの影響を感じさせるフレンチコロニアルの館を改装したプチホテル
ルアンパバーンの魅力のひとつは、ヘリテージ地区の中に、王侯貴族の館だったところを改造したプチホテルが点在し、リーズナブルな料金で宿泊できること。ルアンパバーンは治安もよく、ラオスの人は穏やかなので女性の一人旅にも安全で安心。中でもこのヴィラ マリーは、ルアンパバーン王国のサッカリン王の孫娘で、55年間も王位に在ったシーサワンウオン王の姪にあたるパンタマリー王妃の館だっただけあって、造りにも素材にも贅を尽くしている。メインストリートのサッカリン通りや、シーサワンウォン通りは、この二人の王の名前に由来している。
ヴィラ マリーの朝食はフルーツやパンが美味しい。また、フランス人マネージャーの教育と、ラオス人の優しい気質がミックスされて、居心地のいい空間を作り出している。街の散策や寺院見学にも最高の立地。
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ヤシの木やバナナなどの艶やかな熱帯植物に囲まれたプールと中庭。フランス人のボタニカルデザイナー、リック氏が手掛けたもの。
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    ダイニングルームの一部は、上から自然光が入るセミオープンなスペース

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    天蓋付きのベッドに絨毯、マホガニーの家具などが備わったクラシカルな客室

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    惜し気もなくアンティックの調度品をしつらえたラウンジは、英国風の落ち着きを感じさせる

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    客室は、それぞれ違ったテーマカラーをうまく取り入れている

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フランスの保護領だった時代も1959年までシーサワンウォン王の王宮であり、75年までは、その親族が居住していた。現在は国立博物館にとして王族が使用していた家具や調度品が展示されている。写真は、14世紀の中頃、上座部仏教の信仰の対象としてクメール王から贈られたパバーン仏を祀ったお堂

ワットシェントーンは、街ごと世界遺産に登録されているルアンパバーンの象徴とも言われている寺院。建設されたのは16世紀の中頃。幾重にも重なって、優雅な曲線を描く屋根が特徴的。タイのラーンナー王朝時代の建築の流れを汲んでいるが、美しい曲線を描く屋根が低い位置まで達しているため、ルアンパバーン様式と呼ばれている
国立博物館に隣接するワット マイ スワンナプーン アハーン。仏教芸術が盛んだった18世紀末から70年もかけて建立されたと伝えられている。インドの有名な叙事詩ラーマーヤナをモチーフにした金色の壁画が、既に文化交流が盛んだったことを想像させる
Villa Maly Luang Prabang Boutique Hotel

75 Oupalath Khamboua Rd., Ban That Luang Village, Luang Prabang, Laos
全33室 ¥11,800~ Luang Prabang空港より6km
(料金は最安値の一例です)



【インドネシアのお薦めホテル】でご紹介した、トゥグ ロンボクと、マハマヤ ブティック リゾートは、地震の被害のため、2018年8月現在は、営業を中止しています。ご旅行の予定のある方は、ホテルに直接ご確認下さい。
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