心整う能登島。有永浩太のガラスが生まれるのびやかな地【「金沢・能登」 心ほどく大人旅】

わずかに色の気配を感じる有永浩太さんのガラス。作品は能登島にある自身の工房『kota glass』で製作されている。取材時はボウル作りの真っ最中。淡々と、しかもまたたく間に。毎日10〜18時に集中。移住は現実的な理由だったが、火を扱い、同型を複数作る仕事には向いていた。意外に東京への移動も楽で、アートからソラキのダンスまでインプットにも事欠かない。「ルーツを知り、今を確かめる。自分の仕事を客観的に見ています」。雑念とは無縁の地で、感性を研ぎすませる。

kota glass

国内旅行 能登 有永浩太『kota glass』「碗」スミイロ。吹きガラスの曲線と、輪郭を引き立てる 色調が美しい。黒澤明映画『七人の侍』のメイキングで見 た、雨粒を明快にするために墨汁を混ぜるテクニックにヒ ントを得た。右写真の端材も再利用

「碗」スミイロ。吹きガラスの曲線と、輪郭を引き立てる色調が美しい。黒澤明映画『七人の侍』のメイキングで見た、雨粒を明快にするために墨汁を混ぜるテクニックにヒントを得た。下写真の端材も再利用

国内旅行 能登 有永浩太『kota glass』 工房の端材の写真
能登 国内旅行 自然豊かな工房 kota glass 有永浩太

自然豊かな工房

能登 国内旅行 kota glass 有永浩太 織物に着想を得た「gaze」。ベネチアングラスの手法で 糸を紡ぐように仕上げていく

織物に着想を得た「gaze」。ベネチアングラスの手法で糸を紡ぐように仕上げていく

能登 国内旅行 kota glass  有永浩太 大阪生まれ。金沢卯辰山 工芸工房にも従事

有永浩太さんは大阪生まれ。金沢卯辰山工芸工房にも従事

国内旅行 能登 有永浩太『kota glass』右から、スパークリンググラス、グラッパグラス

右から、スパークリンググラス、グラッパグラス

国内旅行 能登 有永浩太『kota glass』道具の扱いから姿勢がうかがえる 

道具の扱いから姿勢がうかがえる

国内旅行 能登 有永浩太『kota glass』オリジナル窯の考案が業界を活性化

オリジナル窯の考案が業界を活性化

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