予約を取ったら旅に出る。京都「絶対の名店」 五選

「必ずまたうかがいたい」と心を奪われ、ずっと記憶の中にある大好きな一軒。京都へ旅する衝動をかきたててくれる、屈指の名店を京都通がご紹介。

5.大人を喜ばせるサプライズの連続!『富小路 やま岸』

「おいしいものをあれもこれも食べてほしい、という思いが伝わります。生ウニてんこ盛りの寿司を手渡しされるころには、幸福感いっぱい!」(ライター・海出正子さん)
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エビと湯葉、アワビの炊き合わせ。裏ごしした銀杏をだしと合わせ、たたいた銀杏を添え、秋の香りをまとわせる
冬瓜と甘鯛の椀物。甘鯛は前日に昆布締めして、酒蒸しに。食べるとひと味違う、そんな驚きをしのばせる
店主の山岸隆博さんは『たん熊北店』『一の傳』料理長などを経て、’15年独立。茶道裏千家講師、華道嵯峨御流華範でもある。笑顔も魅力でたちまちファンに
旬の産地のウニをどんとのせる名物寿司
一体感のあるカウンター。1年先まで予約が入る
井戸水がある町家を店舗に
玄関から続く石畳は、茶室の露地さながら、日常から非日常へ心が切り替わる。白木のカウンターは10席。店主の山岸隆博さんが茶の湯の心でもてなす。「いつか店をもちたい、そのために必要なものを考えたとき、茶の湯や華、書がありました。お茶はもてなしの極み、お越しいただくどなたにも気持ちよく過ごしていただけたら」。
 茶懐石を意識しながら、そこにサプライズがあるのが、やま岸流。人気の寿司はまさにそう。推薦者の海出さんも感激したのが、手渡しする豪快なウニの寿司。贅沢さに大人が思わずはしゃぐ。懐石料理、寿司、さらに中央卸売市場にも勤めた経験が生きた、ここだけのおいしさに、客の大半がその場で次の予約をとる。実は近々、酒と肴の店と鍋の店をオープン。喜ばせたい思いは同じ、通いたい店になりそうだ。
『富小路 やま岸』
京都市中京区富小路通六角下ル骨屋之町560 
18:00〜23:00(21:00LO) ☎ 075·708·7865
㊡火曜、第2・4水曜 
カウンター10席
おまかせコース¥18,000〜¥20,000(サービス料込)
要予約 ※料理はコースのみ。価格は食材の仕入れ状況により変動する場合あり

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