京の冬の美味。松葉ガニ&すっぽん料理の名店 五選

冬の京都は美食の宝庫! 日本海から届く海の幸、関西が本場といわれるすっぽん、どれをとっても滋味深く、そのおいしさは格別のもの。旅行客の少ない冬こそ、美味を求めて、京都へ。

2.花街の粋客に支持されるひと手間を加えたカニ料理

『祇園 いわさ起』

京都の四季や歳時を料理の趣向に取り入れ、食材を華やかに生かす『祇園 いわさ起』の岩﨑道一さん。冬のカニ料理も工夫を凝らし、昼、夜コースごとにその内容を変えている。「カニの醍醐味は繊細なおいしさ。身のほのかな甘味やみその濃厚なうま味をうちらしい料理で楽しんでもらいます」。カニのかぶら蒸しは甲羅に盛り、焼き石の上にのせて提供。あつあつを保ちつつ、まわりのみそあんが湯気を上げ、甲殻類独特の香りが立ちのぼる。揚げごま豆腐はあんにカニをたっぷり使い、甲羅揚げはカニと野菜を組み合わせた一品。いずれも予約時にリクエストしておくと、コースに組み込んでくれる。
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夜の¥15,000のコースでいただける、演出も楽しいカニのかぶら蒸し。ふんわりとしたかぶをカニのみそあんとわさびをからめながら味わう贅沢な蒸し物。
リピーターに人気の揚げごま豆腐のカニあんかけ。ごま豆腐は百合根やぎんなん入り。昼の¥8,000のコースの一品。
黄身酢でさっぱり味わうカニの甲羅揚げ。カニの身、鴨そぼろ、ピーマンやしいたけを山いもと卵でまとめた地を甲羅詰めに。白ワイン煮にしたトマトやスナップエンドウと。
東山区祇園町南側570の183
☎075・531・0533 11:30~14:00(入店)、17:30~20:00(入店)
不定休 年末年始は営業
カウンター7席、テーブル4席 
※要予約 カード不可
昼のコース¥5,000、夜のコース¥12,000~

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