京の冬の美味。松葉ガニ&すっぽん料理の名店 五選

冬の京都は美食の宝庫! 日本海から届く海の幸、関西が本場といわれるすっぽん、どれをとっても滋味深く、そのおいしさは格別のもの。旅行客の少ない冬こそ、美味を求めて、京都へ。

4.「焼き」が生むすっぽんの新味。香ばしさをタレと塩で堪能

『祇おん 江口』

鍋が定番のすっぽんだが、こちらは焼き物や茶わん蒸し、だし巻など、変化球メニューも多彩。「すっぽんは養殖を使っているので一年中出していますが、ほどよく脂がのって身がおいしくなるのは冬。焼くと身はとろとろになって香ばしさも加わり、おすすめですよ」と話す料理歴26年の店主・江口貴博さん。かたまり肉とエンペラに串を打って炭火で焼き、途中でふりかける塩でうま味、酒で香ばしさを引き出している。塩焼きはすだち、タレ焼きは鰻や穴子のだしを煮詰めたタレをかけ、どちらも肉感があって軟らかく、ジューシー。だし巻も大根おろしかタレを選べ、すっぽんの新味が堪能できる。
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ジューシーで香ばしく、ビールにも日本酒にも合う焼きすっぽん。タレ焼き(手前)と塩焼き(奥)があり、黒七味とも合う。各¥2,500
ほぐしたすっぽんの身と九条ねぎを卵で巻いて焼き上げただし巻¥1,800。ほおばると中からすっぽんだしがじわっとあふれ出し、タレをかけると甘辛味、大根おろしを合わせるとさっぱりと楽しめる。甘酢しょうがをのせても美味。
焼きすっぽんの調理。すっぽんは身くずれするほど軟らかいので、串を数本打って炭火でゆっくり焼き上げている。
東山区祇園切通し 富永町上ル東側清本町369 かつみビル1F 
☎075・525・1337
17:30~22:00(LO) ㊡日曜、1/1~4
カウンター10席、テーブル8席、座敷1室(14名) ※予約がベター
コース¥6,200~のほか、一品料理あり(すべて税込)
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