掃除の悩みはこれで解消 禅に学ぶ“心を整える掃除”の心得五選

エクラ世代が遭遇する掃除にまつわる悩みや疑問を解消してくれる、禅寺・曹洞宗徳雄山建功寺の枡野住職のアドバイスをご紹介。

Q4.義母はなんでもとっておく人。少しずつ整理したいけれど、どうすれば受け入れてもらえますか?(52歳・京都府)

掃除の悩みはこれで解消 禅に学ぶ“心を整える掃除”の心得五選_4_1

A.「片づけないと危ない、みっともない」といったネガティブな理由ではなく、前向きな楽しみを提示しましょう。

「物のない時代を経験している親世代は、『いつか使うかも』という気持ちでとっておくケースが多いでしょうね。きちんと収納されているのであれば、そういうものだと認めればいいのです」。ただし、空間が物に浸食されているなど、生活が脅かされる心配があるなら片づけを。「その場合も、『片づけないと危ない、みっともない』ではなく、『ここを片づければ、お友だちとお茶を飲むスペースができますね』『棚の上がすっきりしたら、お花を飾れて素敵ですね』など、前向きな提案をしてください。楽しいことがイメージできれば、片づける気になりますよ。思い出の品などとっておきたい物は、優先順位をつけ、収納スペースに収まる分だけにしましょう。また、一度にすべて片づけようとすると、お互いに気が重くなるもの。少しずつ進めるのがおすすめです」。
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