<ケース5>姑は義妹の子供の自慢ばかり、うちの娘はほめない【嫁姑問題のお悩みをプロが解決!】

姑との仲のよしあしに限らず、多くのアラフィー女性たちが姑の言動に悩み、不満や不安を抱いていることが判明。「姑の義妹の子供自慢にうんざりしている」というアラフィー女性のお悩みに、プロたちがアドバイス!

【case5】義妹の子供を自慢し、うちの子のことはほめてくれない姑の態度にムカッと

義妹のところには、うちの娘と同い年の女の子がいます。姑は、その子のことが大のお気に入り。リビングには彼女の写真がずらりと並び、娘の写真は隅のほうにひとつ飾られているだけ。ケータイの待ち受けも、もちろん彼女の写真です。会えば、必ずその子の自慢で、学校の成績からビジュアル、交友関係に性格まで、とにかくほめちぎります。私が娘の話題を持ち出しても、反応はイマイチで、いつのまにか彼女の話に逆戻りだし。これが20年近く続いていて、辟易しています。(ヨガ講師・49歳・姑73歳)
<ケース5>姑は義妹の子供の自慢ばかり、うちの娘はほめない【嫁姑問題のお悩みをプロが解決!】_1_1

専門家からのアドバイス

横森理香さん笑い飛ばして、心身の健康をキープ

「義妹の娘をほめているようで、実は、嫁であるあなたを攻撃しているんでしょうね。しかも、その感情を抑えることができず、あからさまになってしまう。これは、この姑の性格によるものではなく、高齢者一般にいえること。脳が老化すると、感情を抑制できなくなり、思っていることが“だだ漏れ”しやすいそうですから。ここはもう、笑い飛ばすしかありません。『まいったな、またいわれちゃった~』って。もしくは、一緒になって、その子をほめちぎっちゃう」。つまり、負の感情を、笑いに変え、自分を楽しませるということ。「アラフィーにとって一番大事なのは、自身のハッピーの管理ですから」。

三松真由美さん「スルーを決め込むのが得策です」

「姑に『いわないでください』とお願いしてもむだだし、あなたに『気にするな』といってもむずかしいでしょう。だとすると、スルーするのが一番。さりげなく話題を変えたり、席を立つなどで、防御して」

大原敬子さん「姑の話をメモしまくってしまいましょう

「姑が話しだしたら、『お母さま語録をつくりたいので』と、すかさずメモを。書くことに集中すると、よけいなことを考えずにすみますし、姑にしても、記録されていると思えば言葉を選ぶようになるかも」

教えてくれたのは…

大人女子を応援するアラフィー世代代表

作家・エッセイスト 横森理香さん

『「健康」「美」「幸せ感」をレベルアップする 大人女子力検定』(ディスカバー・トゥエンティワン)、『コーネンキなんてこわくない』(集英社)など、エクラ世代のリアルをつづったエッセーが好評。web「OurAge」にて“更年期チャレンジ”も連載中。

嫁姑・夫婦関係の専門カウンセラー

恋人・夫婦仲相談所所長 三松真由美さん

バブル期直後に主婦の大規模ネットワークを構築。以来、主婦の悩みや不満をキャッチし、社会に発信する一方、会員数1万3000人を超える「恋人・夫婦仲相談所」を運営。著書に、『40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣』(扶桑社)などがある。

人生相談のプロフェッショナル

「大原敬子の遊育会」代表 大原敬子さん

『テレフォン人生相談』(ニッポン放送)の回答者を長年務め、厳しくも愛のあるアドバイスにファン多数。『悩みがスッキリ消える 嫁姑が幸せになれる100の知恵』(PHP研究所)をはじめ、女性の生き方やコミュニケーションに関する著書も多数。

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