栗名月を少し早めて。

栗名月を少し早めて。_1_1
今夜の栗名月はきっと雲の向こうだろうと、先日、波にうさぎの七宝引手を眺めて晩酌をしました。

引手自体は驚くほど小ぶりなもの。こちらは、それをわざわざ小襖状に仕立ててあるのがおもしろい「骨董細工」、ということになりましょうか。

そもそも見える空が狭く窓が東向きの我が家では、日没直後くらいしか月影を拝めません。晴れの日でも雨の日でも、この引手が依代なのでした。

風趣に欠けても我が家は我が家。接近中の台風が、上陸前にできるだけ弱まってくれますよう、被害の少ないことを願います。
(編集B)

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