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【シネマに乾杯!~シャンパーニュ編~】“祝福のお酒”はシーンを彩る名脇役
ワインを知ると映画はもっとおもしろくなる。ワイン&フードジャーナリストの安齋喜美子が、映画に登場するワインの背景を解説。今回はシャンパーニュ編。誰もが知る名画とシャンパーニュの関係を紐解きます。
捜査網をかいくぐり、無事に搭乗した機内でサービスされたのは、まさに“命の水”
1979年から80年にかけて発生した在イランアメリカ大使館人質事件が題材。CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)率いる映画撮影クルーに扮した人質たちの脱出劇がスリリング。無事帰国の飛行機に搭乗、イラン領空を出たところでサービスされたのが「マム コルドン ルージュ」。画家・藤田嗣治の絶望に寄り添い、愛されたことで知られるが、同様に人質たちの絶望を希望に変え、帰還を祝福したシャンパーニュでもあった。
●Huluにて配信中
マム グラン コルドン
ピノ・ノワール主体。ピーチやアプリコットのアロマ。2017年に現銘柄にリニューアル。750㎖¥6,150/ペルノ・リカール・ジャパン
女性醸造家の造る、凜とした味わいはピアフの生き方とリンクする
栄光と悲劇に彩られた希代のシャンソン歌手、エディット・ピアフをマリオン・コティヤールが熱演。しだいに成功していくピアフのそばにあったのは、やはり“幸福の象徴”シャンパーニュだった。興味深いのはその銘柄が「アヤラ」であること。女性醸造家が造る凛として芯の強さを感じさせる大人っぽい味わいが、どこかピアフの生き方を思わせるのだ。ラストシーンで「私は何ひとつ後悔してない」と歌い上げる姿が感動的。
アヤラ ブリュット・マジュール
シャルドネとピノ・ノワール各40%にムニエをブレンド。果実味豊かで洗練された味わい。1860年設立の老舗。750㎖ ¥6,500/アルカン
実際に飲んだ“王妃のシャンパーニュ”は新進気鋭のインディーズ・メゾンだった!
フランス革命に散ったマリー・アントワネットの生涯がソフィア・コッポラ監督によってスタイリッシュな映像で描かれ、“スイーツとシャンパーニュ”の場面も話題に。映画に銘柄は登場しないが、史実で王妃が愛飲したのが現在の「パイパー・エドシック」につながる「フローレンス・ルイ」だ。当時は新進気鋭の造り手で、これを選んだ彼女のセンスのよさが伝わる。2018年、王妃へのオマージュとして「レア・シャンパーニュ」というブランドが誕生。
レア・シャンパーニュ レア 2006
トロピカルフルーツの香りとハチミツのニュアンス。ミネラル感も豊かで、繊細な味わい。ボトルデザインはティアラをイメージ。750㎖ ¥25,000/日本リカー
マダム・クリコの夫婦愛が伝わる“結婚のシャンパーニュ”
“結婚できない男”チャールズ(ヒュー・グラント)が、結婚の意義を模索しながら真実の愛に気づくまでのラブ・コメディ。「第2の結婚式」のシーンには「ヴーヴ・クリコ」が登場するが、実はこれほど結婚にふさわしいシャンパーニュはない。19世紀初頭、メゾンの女主人だったマダム・クリコは、夫亡きあと、女性がビジネスをするなど考えられなかった時代に自ら指揮をとり、ロシア宮廷に自社製品を売り込み、メゾンを大きく発展させた。これもすべて夫への愛ゆえ。夫が遺のこしたメゾンを守りたかったのだ。夫とは見合い結婚、しかもわずか5年の結婚生活で“ヴーヴ(未亡人)”となったが、結婚生活は愛に満ちたものだった。「ヴーヴ・クリコ」は“愛することへの覚悟”を教えてくれる。
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ヴーヴ・クリコ イエローラベル
ピノ・ノワール主体で白い花とスパイスの香り。ふくよかで、華やかさがきわだつ。750㎖¥7,500/MHD モエヘネシー ディアジオ
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