造り手はカロリーヌ・モレさん。名門「ジャン・マルク・モレ」の娘で、同じく名門の「マルク・コラン」の長男ピエール・イブ・コラン氏と結婚、ともに「ピエール・イブ・コラン・モレ」を立ち上げた、いわば“ワイン界のエリート”だ。その彼女が自身名義でワインをリリースしたのは’14年のこと。以来、“自分らしいワイン”を模索している。
女性は、さまざまな“顔”を抱えて生きている。母、妻、娘、社会人…。そして時にふと思うのだ。「私らしさって何?」と。けれど、このワインの前ではそんな自問は不要。たおやかな強さが、「私は私であればいい」と教えてくれるから。素(す)の自分に戻ったら、ゆっくりワインと過ごしてみたい。きっと“彼女”は、頼れる女友だちのように、そばにいてくれる。