アンテナに引っかかったのは、エクラ世代にとって冬のコートの王道、マックスマーラでした。
「101801」と呼ばれるこちらは、着る人を幸せそうに見せてくれるツヤ感のある最高品質の生地に、イタリア職人の磨きぬかれた技術を駆使して仕立てた、ダブルボタンのオーセンティックなデザイン。なんと誕生したのは1981年だとか。
特筆すべきは、選ぶサイズによって、印象がまったく違うこと。ぴったりのサイズを着るとよりトラッドなコンサバ感が高まるし、大きめのサイズを、フランス女優のようにラフにはおる感じも素敵です。ベルトをキュッと締めればエレガントに。まさに体を入れることで完成するのです。
時代を超えても、着る人に寄り添い続けられる、包容力のある希有(けう)なコート。ブランドの底力を感じる一着です。