よりよい呼吸のための6つのQ&A【体調がよくなる「呼吸」マスター術】

呼吸についての細かな疑問に、医師・医学博士の根来秀行先生が回答。呼吸についての知識を深めて、よりよい呼吸を目ざして。
お話をうかがったのは…
医師・医学博士 根来秀行先生

医師・医学博士 根来秀行先生

ハーバード大学医学部内科客員教授。事業構想大学院大学理事・教授。著書は『病まないための細胞呼吸レッスン』(集英社)など多数。

Q.鼻から吸って口から吐いてもOK?

A.「吸うほうは基本的に鼻からにしたほうがいいですが、吐くのは鼻からがむずかしいなら口からにしてもかまいません。ただし、吐くのも鼻からにするのがベストなので、呼吸法を続けるうちに、慣れてきたら鼻からに変えるのがおすすめです」

Q.寝ているときも鼻呼吸がいい?

寝ているときも鼻呼吸がいい
A.「口呼吸だと病原体が侵入しやすくなるうえ、口の乾燥やいびきの原因にもなるので睡眠中も鼻呼吸が理想的。起床時に口が乾いている人は睡眠中に口呼吸になっている可能性大。医療用の紙テープを唇に縦にはって寝ると口呼吸が防げます」

Q.マスク時は二酸化炭素を吸っている?

A.「マスクをしていると自分の吐いた二酸化炭素をまた吸うのではと心配するかもしれませんが、吸っても特に弊害はありません。ただ、ふだんから呼吸が浅い人は二酸化炭素の耐性が低く、急に多く吸うと息苦しくなる場合が。マスクをして過剰に息苦しく感じるならその可能性もあります。そういう人は今回ご紹介した呼吸法を取り入れて呼吸を深くしましょう」

Q.胸式呼吸はよくないの?

A.「胸式呼吸は交感神経を優位にするのでやる気を出したいときなどにはよく、悪いわけではありません。ただ、浅い呼吸になりやすく、続けると不調の原因に。ただでさえ現代人は胸式呼吸に偏りがちなので、腹式呼吸を意識的に取り入れて」

Q.呼吸法はやればやるほどいいの?

A.「今回ご紹介している呼吸法は副交感神経を優位にするものですが、常に副交感神経が優位になっていればいいわけではないので、1時間〜1時間半に1回ほど行えば十分です。浅い呼吸をリセットしたいときや、ストレスがかかったときに行うなど、メリハリをつけるのがおすすめ」

Q.呼吸中は何かをイメージするべき?

A.「呼吸中に何かをイメージする必要はなく、大事なのはリズミカルに呼吸をすることです。そうすることで副交感神経が優位になるだけでなく、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンも増えるので精神安定効果が高まり、心が落ち着きます」

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