街角のモンドリアン。

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明けるのが待ち遠しいような、変なGWです。
 
目下、都内の美術館のほとんどは5/11まで臨時休館中。根津美術館の定番、"屛風とお庭で燕子花"の恋しさに、八ツ橋の干菓子を購入。

木目が流水に見えるくらいはまだかわいいもので、信号用マンホール(写真2枚目)を前にしても「モンドリアン!」となる始末。「健康で文化的な最低限度の生活」には美術館が必要だと身にしみました。

時にこのマンホールの表面仕上げ、間違いなく特注でしょう。設置現場の確認に赴き、あちこち採寸。柄がつながるようにタイルを切り出し、カーブにも注意を払ってはめ込んで……。かなり手間暇かっています。

しかしその水平・垂直線の美しさを感得しえたのは、柄合わせをサボった人のおかげでもありまして、路上芸術もまた塞翁が馬、一筋縄ではまいりません。

さて、本物のモンドリアンは、新宿・SOMPO美術館の『生誕150年記念モンドリアン展』(~6/6、日時指定入場制)に集結しています。臨時休館後、5/12以降の対応については、美術館のHPでの発表をお待ちくださいませ。

ただいま発売中の『エクラ』6月号には、モンドリアンの抽象画誕生までを追いかけた記事を掲載しています。展覧会再開まで、そちらをお役立ていただけましたら幸いです。
(編集B)
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