ハリウッドが注目する「主役級のバイプレイヤー」ユン・ヨジョン&マ・ドンソク【韓国エンタメ新聞】

ドラマや映画を見慣れてくると、そのおもしろさを真に支えているのは個性的な脇役俳優たちだと分かってくる。今、ハリウッドが注目するふたりの俳優、ユン・ヨジョンとマ・ドンソクをピックアップ!

ハリウッドが注目するのは、このふたり!

アカデミー賞助演女優賞のユン・ヨジョンと、オファー殺到! の俳優マ・ドンソク

韓国の芸能人といえば「イケメン」「美女」のイメージがあるが、ドラマや映画を見慣れてくると、そのおもしろさを真に支えているのは個性的な脇役俳優たちだとわかってくる。誤解を恐れずいうならば、韓国には、単なるイケメンや美女は山ほどいるので、いくらでも「替え」がきく。だが「この人が出演しているなら絶対にハズさない」と信じられる、「主役級のバイプレイヤー」はそうはいない。今、ハリウッドが熱い視線を送るふたりの俳優──今年の米アカデミー賞で、韓国人初の助演女優賞を『ミナリ』で獲得したユン・ヨジョンと、大ヒット映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』で見せ場をさらったマ・ドンソクは、まさにそんな存在だ。

平凡なお母さんや変なお婆ちゃん、恋する奥さまに高齢売春婦、そしてなぜか「ひとり身のスネた大家さん」の役が妙に多いユン・ヨジョンは、近年はバラエティ『ユン食堂』の大ヒットとオスカー獲得で、まさに第2の全盛期。一方のマ・ドンソクは、いかつい外見そのままにコワモテの刑事や、伝説のヤクザを演じても、その愛嬌で必ず憎めないキャラクターに着地させてしまう。韓国では「マブリー(マ・ドンソク+ラブリー)」という愛称で親しまれる国民的愛され俳優だ。ユーモアさえ交えた英語を完璧に操れるのもふたりの強みだ。

ユン・ヨジョン
写真/REX/アフロ

ユン・ヨジョン
’47年生まれ。’66年に活動開始、’72年に結婚し渡米、’85年に離婚し復帰。「韓国のオンマ」のみならず意欲的な役にも挑戦、近年はバラエティ番組も大人気。

ユン・ヨジョンの映画を見るなら……この3本!

『バッカス・レディ』
「死ぬほど上手」な高齢売春婦には、ある秘密が。

『それだけが、僕の世界』
サヴァン症候群の弟のため、兄を捨てた母を好演。

『藁にもすがる獣たち』
嫁をいびりまくる体の不自由な強烈姑が印象的。

ユン・ヨジョ出演最新作 『ミナリ』
© 2020 A24 DISTRIBUTION, LLC All Rights Reserved.

最新作 『ミナリ』
韓国移民一家の苦難と、そこに起こった小さな奇跡を描く。9/3ブルーレイ&DVD発売 。発売・販売元:ギャガ

マ・ドンソク
写真/ Variety/Penske Media/アフロ

マ・ドンソク
’71年生まれ。18歳で渡米、トレーナーを経て、’02年、韓国で活動を開始。スーパーヒーローもの『エターナルズ』(11/5全国公開)が待機中。国籍的にはアメリカ人。

マ・ドンソクの映画を見るなら……この3 本!

『新感染 ファイナル・エクスプレス』
妊娠中の妻をゾンビから守る姿に全世界が号泣。

『犯罪都市』
強面だけど愛嬌抜群のオモシロ無法刑事を熱演。

『悪人伝』
連続殺人鬼を追うヤクザの親分はラストが最高。

マ・ドンソク出演最新作『白頭山(ペクトゥサン)大噴火』
©2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS&DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED

最新作 『白頭山(ペクトゥサン)大噴火』

北朝鮮・中国国境の白頭山が噴火、半島壊滅の危機を救う極秘ミッションを描くパニックアクション。8/27全国公開。

マ・ドンソク
写真/ロイター/アフロ

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