「3」のいろいろ。

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「2」と違って、「3」は何やらマジカルな力を持っています。

「二匹の子ぶた」では味気ない。脚であれば安定が生まれる最小単位という感じ。要素が三つあるとリズムや双方向以上の複雑妙味が生まれ、「多」の始まりと言えます。心優しき仏の顔も三度まで。

さて、注意書きや看板の世界でも三回の繰り返しはなかなかくどく、そうそう出会えるものではありません。そのレアさゆえに見つけると嬉しくなってしまいます。

写真2枚目、ひらがなならば、散らし書きに見えなくもない? 写真3枚目、このひと文字で大小つけてのユニット感。写真4枚目、懐かしき漢文的雰囲気。書体は細くとも目によく留まって、素敵な作品に仕上がっていました。

最初の鹿さんの写真は、三位一体っぽいなと思って入れてみたもの。ただ、見ようによっては、二頭と一頭に分かれているとも受け取れます。その状態、個人的には「三人でいる時あるある」で、二人きりだと話す(話さざるを得ない)けれど、三人の場合はたいてい引いて、聞き役というか埒外にいがち。手前の子はまさに自分の姿だなあと、しみじみ見つめ直してしまいました。

とはいえそれは人間の世界の話で、手前の子が不憫というわけではありません。向こうを見ている二頭も、お互いがいるようないないようなという体で、ひたすらぼーっとしているのです。この三頭の無我ゆえの一体感がとてもうらやましいなあ、と思ったのでした。

※「頭上漏水注意」以外は、過去の写真から。
(編集B)

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