雨模様の日曜日。

雨模様の日曜日。_1_1
霧の朝の柔らかな天気雨。そんな感じがした器。

地の藁灰釉と一緒に、縁の黒釉もさめざめと流れていきます。釉薬の二色使いは、境界をはっきりさせるか粘っこく垂らすイメージがあったので、新鮮に映りました。その中でも黒の流れが模様になり得ているのがおもしろい。

これでお値段わずか2750円。宮崎の山本勘弥さんという方の作だそうです。出会ったのは益子のスターネット。「今日は自転車だし、荷物になるから何も買わないぞ!」と気合十分で入店したのに、あっさり負けてしまいました。

雨模様の日曜日。_1_2
持ち帰って念のため目止めをして、初めて使う日曜日。外は雨模様、器も雨模様。ユーミンの『雨の街を』という古い歌を思い出して、ぼんやり過ごします。

そういえば、荒井由実時代の曲は朝や明るい時間帯の雨(や霧)への言及が多いような。『雨の街を』に始まり、『ベルベット・イースター』『曇り空』『12月の雨』『やさしさに包まれたなら』『雨のステイション』『天気雨』など。一番激しいのが『たぶんあなたはむかえにこない』、『Good luck and Good bye』が本降りで、この2曲の時間帯は夕方のように思います。

いつだって雨は穏やかに願いたいですね。
(編集B)

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