片づけの心得③実家が遠方なら福祉サービスなどに頼って【知っておきたい「実家の片づけ」の新真実】

片づけヘルパーの永井美穂さんが「実家の片づけ」の心得を4大お困りケース別に解説。今回は「親が遠方に住んでいる」というケースについて。 
教えてくれた人
片づけヘルパー 永井美穂さん

片づけヘルパー 永井美穂さん

介護福祉士として在宅介護に携わった経験から、高齢者が健康で安全に暮らせる環境づくりと、片づけの実施を提案。‘09年から日本初の片づけヘルパーとして活動。著書に『親の健康を守る実家の片づけ方』(大和書房)がある。

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【Case3】親が遠方に住んでいる

まわりの協力が不可欠。ヘルパーさんやご近所さんから促してもらう

ヘルパーさん「以前よりおうちがきれいになったみたいですね」
遠方の実家に帰るのは年に数回。帰るたびに汚部屋化が進む実家を片づけたくても、時間が足らず中途半端に終わってしまう……。
「ひとりで抱えこまず、地域の福祉サービスや親戚、近所の人と連携して片づけを進める方法もあります」(永井さん)。

今はビデオ通話という便利なものがある。親に使い方を教えて、家の現状を動画で見ながら「何か困っていることはない?」と確認を。
「その内容をヘルパーさんや仲のよいご近所さんに伝えて、片づけのサポートをしてもらいましょう。『家がきれいになってきましたね』など、周囲の人たちからのほめ言葉があると励みになり、『もう少し片づけをがんばろう』とやる気を出してくれます」(永井さん)。
  • どう受け止める?いつか必ずくる”親との別れ”人それぞれの別れ方

    どう受け止める?いつか必ずくる”親との別れ”人それぞれの別れ方

    アラフィー世代にとって、「親の死」は決して遠いものではない。"その時"を、冷静に、穏やかな気持ちで迎えられるかと聞かれると、答えに窮する人も多いのでは?避けることができない親との別れ、それをどう受け止めればいいのか。親を見送った人の体験談や看取りの専門家のアドバイスをもとに、一緒に考えてみませんか。

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