「アースウォッチ・ジャパン」で研究者のフィールドワークを間近に体験【社会をよくするために、私たちができること】

アンケートでエクラ世代の関心が最も高かった自然や環境保護に関する分野。今回は、環境問題について実証的な研究を行っている研究者の調査に、一般市民が参加する場を提供する活動を行っている「アースウォッチ・ジャパン」をご紹介。

【認定特定非営利活動法人 アースウォッチ・ジャパン】

海や山で研究者のフィールドワークを支える

環境問題では、具体的にどのような現象が起こっていて、将来どうなるかといったことを、科学的に知る機会はそう多くはない。そこで、アースウォッチ・ジャパンは環境問題について実証的な研究を行っている研究者の調査に、一般市民が参加する場を提供する活動を行っている。webサイトで国内外の調査を紹介しており、参加者を募集している。毎年夏の時期に、水に含まれる魚類の環境DNA調査のために、自分が行ける海岸に出向いて海水を採取する「環境DNA調査」や、四季を通じて植物と昆虫の関係性や多様性を調査するために、静岡の里山で昆虫採集を行う「ふじのくにの里山」など、さまざまなプログラムがある(調査に参加するには会員資格が必要。日程や募集人数、参加費などはwebサイトで発表)。ふだん、なかなか見ることができない研究者のフィールドワークを間近に見ることができる、貴重な機会でもある。活動支援の寄付も随時募集している。

アースウォッチ・ジャパンの活動風景
写真提供/アースウォッチ・ジャパン

気仙沼湾の支湾のひとつである舞根湾(宮城県)で、森、川、干潟、湿地、海の機能をモニタリングする調査「気仙沼・舞根湾の生きもの」。震災を経て自然がどこに向かうかを中長期的に調べ、それらのつながりを科学的に解明することを目的としている。

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