日常の器を生かした、素敵な花あしらいの作法 五選

日々の中で、自分と家族のために飾る花だって“なんとなく”ではなく、素敵にセンスよくアレンジできたら……。SNSでも話題のフラワースタイリスト・増田由希子さんが教える、身近な器を使った飾り方のコツをご紹介。

1.「お気に入りの食器」で見慣れたスペースをブラッシュアップ

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陶器のボウルと、切り戻しした芍薬で魅せる一輪の素敵

スッと伸びた茎に咲く大輪の芍薬。花の持ちをよくするために何度か茎を切り戻ししたら、最後は短くカットしてお気に入りのボウルの片側にもたせかけるように。添えるのは芍薬の葉だけでもいいし、同じ濃さのグリーンを加えるとよりていねいな印象に。「生けるとき、あえて片側に寄せて空間を空けるのがポイント。飾る場所は花を上から観賞できるローテーブルがおすすめ」。和食器の大鉢や片口にも似合う。
【花材】芍薬、シキミア、ゲイラックスボウル¥20,000/エイチ・ピー・デコ(アスティエ・ド・ヴィラット)
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思い出や愛着のある器に短くなった花を少しずつ

切り戻しした短めの花を、デザートグラスやマグカップ、コンポートなど、日常使いする食器に1種類ずつ飾るアレンジ。「あえて形も素材も違う器を。写真のように段差を利用してじかに置いてもいいし、木やアルミのトレイにのせて一体感を出せば華やかさが出ます」。基本は器の縁に花をもたせかける生け方。手前のグラスは高さがなく滑るので、丸い葉に花を包みブーケ状に。コンポートには花の下で切った大輪のダリアに数種類のグリーンを組み合わせて。
【花材】(手前から)クレマチス、ゲイラックス、マトリカリア、ダリア2種、シルバーレース、シキミアデザートグラス(手前)¥9,800・(奥)¥9,000・ビアマグ¥9,800/キコマグカップ¥15,000/ユナイテッドアローズ 原宿本店 ウィメンズ館(アスティエ・ド・ヴィラット)コンポート¥29,800/エイチ・ピー・デコ(アスティエ・ド・ヴィラット)

教えてくれたのは

増田由希子さん
●f plus(エフ・プラス)主宰。
フラワースタイリスト/ワイヤー作家。雑誌などで「暮らしの花」を提案。教室を主宰するほか、オリジナルの花器、照明の制作など幅広く活躍中。近著に『暮らしを美しく飾る花図鑑』(光の家協会)がある。
fplus.s2.weblife.me/
インスタグラム @nonihana_
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