沖縄の美しいもの、器と歌と染織と。

沖縄 カレー 金城次郎 やちむん 読谷

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沖縄 アイス やちむん アイスクリーム 読谷

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目に青葉の季節に入りますと、何故だか辛口のシーフードカレーが食べたくなります。お供を願うのは魚文の箸立。沖縄の海を想像できるのがよい感じ。

食後のアイスクリームもやちむんに。こちらものんびりと南の島で食べているような気分にさせてくれる、美味しさスイッチ。

濃密な個性のある工芸品は、那覇空港のドアを出た瞬間の熱気、紺青の空や澄んだ海、石灰岩の白、濃い緑、影の強さなどなど、かつて沖縄を訪れた際のさまざまな記憶を蘇らせてくれます。
 
沖縄民謡 カセットテープ 芭蕉布 クララ新川

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芭蕉布 平良敏子 沖縄 喜如嘉

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来る5月15日で、沖縄の本土復帰から50年です。その風土と歴史に思いを馳せつつ聴くのは、普久原恒勇作曲の『芭蕉布』。素朴な歌詞に節がつくと、島の景色がありありと目に浮かぶから不思議なもの。クララ新川さんというハワイ移民沖縄3世の女性が歌った、1965年の最初の録音が泣かせます。

タイトルにある「芭蕉布」自体も、胸がぎゅうっとなるほど美しい織物です。軽くさらりとした肌ざわりで目にも涼やか。具体的な言及が出てくるのは、歌の3番です。歌詞の中の「唐ヲゥー」とは漢字で書くと「唐苧」、糸芭蕉の茎の繊維のこと。それを割いて細い糸を作る工程は大変な手間がかかり、また技術も必要。糸芭蕉の繊維は乾燥に弱く切れやすいため、織りの作業でも気は抜けません。緯糸は水に浸し、経糸には霧吹きで水気を与え続けるのですが、ひとたび織り上げてしまえばすっかり丈夫になるというから、なんとも不思議です。

13世紀にはすでに存在していた、沖縄を象徴するこの織物は、残念ながら太平洋戦争後に急速に廃れてしまいました。それを見事に復興されたのが、今年101歳になられた平良敏子さんと喜如嘉の女性たちでした。「芭蕉布」は1972年に沖縄県の無形文化財となり、2年後には「喜如嘉の芭蕉布」として国の重要無形文化財指定を受けます。平良さんご自身も、2000年には国の重要無形文化財の保持者となられ、「芭蕉布」の人間国宝に。

6/7~7/31に東京・大倉集古館で開かれる『芭蕉布-人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事-』は、その偉大な仕事を振り返る展覧会。ぜひぜひお出かけください。
(編集B)

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