京都の中心でリラックス時間を過ごせる『THE SHINMONZEN』【京都旅】

石畳の道に町家が並び、京都らしい情緒がある祇園白川あたり。観光で「行く」だけだった祇園に、今度は「泊まる」旅、しかもラグジュアリーに滞在する旅がしてみたい。新門前通は、明治時代から続く古美術商が多く立ち並ぶ通り。その白川沿いに’21年末に開業した『THE SHINMONZEN』は、スイートルームが9室のみの隠れ家的なホテルだ。

祇園の白川沿いで現代美術に浸るプライベートなステイを

THE SHINMONZEN

京都の中心でリゾートのようにリラックスできる時間

建築設計は安藤忠雄、内装はフランス人デザイナーのレミ・テシエ。オーナーは、京都の古美術を愛し続ける世界的な美術コレクター。南仏にある『ヴィラ・ラ・コスト』の姉妹ホテルとして、10年以上かけて新門前通に理想のホテルを開業した。

広々としたスイートルームには、欅(けやき)材や大理石など上質な天然素材が用いられ、アメニティにもこだわりがあり、すべてが五感を贅沢に満たしてくれる。客室やパブリック空間にさりげなく配された数々のアート作品が、著名な現代美術作家の作であることにも驚くはず。

モダンフレンチの巨匠ジャン・ジョルジュ・ヴァンゲリスティンが手がけるレストランは、11月に本格開業予定。それまでは、テイスティングメニューをラウンジでいただくことができる。

新門前通の古美術店を訪問する際には、コンシェルジュが個別に案内してくれることも。ホテル内では世界レベルの現代美術と食とに満たされ、周囲の古美術で審美眼を養う、ちょっと大人の京都時間を過ごしてみたい。

ころりとしたデザインがかわい いソファは、内装デザインに合わ せて、海外アーティストにオーダ ーしたオリジナル製。

ころりとしたデザインがかわいいソファは、内装デザインに合わせて、海外アーティストにオーダーしたオリジナル製。「花政」のブーケがゲストを出迎えてくれる

ラウンジのテラスでは、オーナ ーが南仏に所有する畑で産するビ オワインを味わって

ラウンジのテラスでは、オーナーが南仏に所有する畑で産するビオワインを味わって

❸「ジャン・ ジョルジュ」の朝食は、アボカド トーストやアーモンド粉のパンケ ーキなど、ヘルシーで栄養価の高 い素材を用いたメニューを、好き なだけどうぞ

「ジャン・ジョルジュ」の朝食は、アボカドトーストやアーモンド粉のパンケーキなど、ヘルシーで栄養価の高い素材を用いたメニューを、好きなだけどうぞ

9室の客室のう ち7室には、檜の浴槽が備わって おり、お風呂時間も大充実

9室の客室のうち7室には、檜の浴槽が備わっており、お風呂時間も大充実

ラウンジには、ダミアン・ハーストの作品がさりげなくかけられていて眼福。

ラウンジには、ダミアン・ハーストの作品がさりげなくかけられていて眼福。

玄関ののれんをく ぐると、別世界へと誘いざなわれるような通路が続く、コンクリートを用いた安藤建築

玄関ののれんをくぐると、別世界へと誘いざなわれるような通路が続く、コンクリートを用いた安藤建築

ベッドルームが畳素材敷きで、イワタ製のオリジ ナル布団を備えるスイートも。

ベッドルームが畳素材敷きで、イワタ製のオリジナル布団を備えるスイートも。ベッドと布団の中間くらいの、心地よい寝心地。

壁一面の障子を通して、 室内に光が柔らかく広がるようなつくり。

壁一面の障子を通して、室内に光が柔らかく広がるようなつくり。最も小さな部屋でも44㎡、最も広い部屋は97㎡。ミニバー内の飲み物類や小菓子もインクルーシブ

建物は、外からは2階建てに見えるけれど実際は4階建て。京都の伝統的な建築にの っとった造りだ。

建物は、外からは2階建てに見えるけれど実際は4階建て。京都の伝統的な建築にのっとった造りだ。4階の客室「SUISHO」には、新門前通を見下ろすテラスも設けられている。陰が心地よい。

リバーサイドテラスからは、白川沿いの巽橋付近がすぐそこに

リバーサイドテラスからは、白川沿いの巽橋付近がすぐそこに

Data

京都市東山区新門前通西之町235

☎075・533・6553 全9室

¥130,000〜(2名1室利用の1泊料金、朝食、税・サ込、宿泊税込)

https://theshinmonzen.com

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