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石見銀山が舞台のドラマティックな時代小説『しろがねの葉』【斎藤美奈子のオトナの文藝部】
アラフィー女性に読んでほしいおすすめの本を、文芸評論家・斎藤美奈子さんがピックアップ。今回は、戦国末期から江戸初期にかけて、最盛期だったころの石見銀山を舞台にした時代小説『しろがねの葉』ほか2冊を紹介。
<アラフィーへのおすすめ本>激動する時代の中、強靭な精神で生きていくヒロインがまぶしい『夏日狂想』
前を向き続けるヒロインの強靱な精神に胸アツ
『夏日狂想』
窪 美澄
新潮社 ¥1,980
主人公の礼子は、中原中也や小林秀雄と激しい恋をし、彼らのミューズでもあった長谷川泰子がモデル。明治の末に生まれ、大正、昭和初期、戦中、戦後と激動する時代の中で旧弊な価値観に抗い続け、まずは演じることで、やがて書くことで、自由と自立を手に入れようと懸命にあがく。女優としても作家としても成功からはほど遠く、苦労や悲しみ多き人生なのに、その生き方がまぶしい。今年、直木賞を受賞した著者自身の創作にかける情熱と覚悟も伝わってくるようだ。
SNSで日常を配信される子供たちの未来は?
『子供が王様』
デルフィーヌ・ド・ヴィガン 河村真紀子/訳
東京創元社 ¥2,420
わが子の一挙手一投足を撮影してYouTubeにアップし、膨大なフォロワー数と収入を手にしたメラニー。6歳の娘が誘拐されてからの9日間が緊迫感たっぷりに描かれていく。事件から12年後の家族の姿にブルルッ。SNSがはらむ危険性に警鐘を鳴らす、フランス発のミステリー。
時短&料理の幅が広がる驚きの技を大公開!
『有元葉子の冷凍術』
有元葉子
筑摩書房 ¥1,760
えっ、だしやおかゆまで冷凍できるの!? エビを塩水につけて容器ごと冷・解凍すればプリプリに!? 本誌でもおなじみの人気料理家が、試行錯誤を経て編み出した冷凍術を惜しみなく伝授。著者に倣って、食材も時間もムダにせず、とびきり美味&ヘルシーな“食”を楽しもう。
集英社 2022年度 出版四賞決定
主催/集英社 一ツ橋綜合財団
■第35回 柴田錬三郎賞
『底惚れ』(徳間書店刊)青山文平(あおやま・ぶんぺい)、『ミーツ・ザ・ワールド』(集英社刊)金原ひとみ(かねはら・ひとみ)
〈選考委員〉伊集院静/逢坂剛/大沢在昌/桐野夏生/篠田節子/林真理子
※選評は「小説すばる」12月号に掲載
■第35回 小説すばる新人賞
『楊花の歌』(「亜熱帯はたそがれて――廈門、コロニアル幻夢譚」改題)青波杏(あおなみ・あん)
〈選考委員〉阿刀田高/五木寛之/北方謙三/宮部みゆき/村山由佳 ※受賞作品(抄録)と選評は「小説すばる」12月号に掲載
■第46回 すばる文学賞
『がらんどう』(「空洞を抱く」改題)大谷朝子(おおたに・あさこ)
〈選考委員〉奥泉光/金原ひとみ/川上未映子/岸本佐知子/堀江敏幸
※受賞作品と選評は「すばる」11月号に掲載
■第20回 開高健ノンフィクション賞
『虚ろな革命家たち――連合赤軍 森恒夫の足跡をたどって』佐賀旭(さが・あさひ)
〈選考委員〉姜尚中/田中優子/藤沢周/茂木健一郎/森達也
※選評は集英社クオータリー「kotoba」秋号、「青春と読書」10月号に掲載
(※選考委員はいずれも五十音順)
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<アラフィーにおすすめの本4選>戦争は日常の延長線上にある。高橋源一郎著『ぼくらの戦争なんだぜ』
アラフィー女性におすすめの本をピックアップ。戦争は遠い国、遠い昔の話ではないと実感する『ぼくらの戦争なんだぜ』、日常に潜む詐欺の危機をリアルに感じさせる『嘘つきジェンガ』など、今読みたい一冊をご紹介。
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【池井戸潤さんインタビュー】新刊『ハヤブサ消防団』は故郷を舞台にした異色のミステリー
銀行や企業など、さまざまな組織でしのぎを削る人々の人間ドラマを熱く濃く描き、多くの読者を魅了する池井戸潤さん。発売中の新刊『ハヤブサ消防団』は、意外にも山間部の小さな町を舞台にした物語。亡き父が暮らした田舎町に移住した作家が、ひょんなことから消防団の一員に加わり、次々と起こる奇怪なできごとに対峙する異色のミステリーだ。
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愛の喜びは束の間しか続かず、愛の苦しみは一生続く。ーPlaisir d'amour ne dure qu'un moment, Chagrin d'amour dure toute la vie.【フランスの美しい言葉 vol.43】
読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。
カルチャー
2025年11月24日
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【柚香 光さんインタビュー】メンタルもフィジカルも、変貌する主人公のように私も変わっていきたい
大河ファンタジー小説『月の影 影の海 十二国記』のミュージカルに出演する、元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光さん。舞台への意気込みをはじめ、男役の芸をひたすら磨き、センターに立ち続けた日々をふり返る。
カルチャー
2025年11月22日
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【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】豊かな田園風景が広がる、夢のオーベルジュ
雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。最終回のテーマは「夢のオーベルジュ」。パリから1時間の別世界『ル・ドワイエネ』をご紹介。
カルチャー
2025年11月18日
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桃井かおり、絶好調の70代。スペシャルインタビュー「50代の“エクラな”妹たちへ」
50代半ばで日本の演劇シーンを離れ、アメリカに拠点を移した。そして今私たちに見せてくれるのは、ヴィヴィッドな70代の素顔。こんな生き方、こんな美しさもある。桃井かおりさんが私たちに語るのは……。
カルチャー
2025年11月17日
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走っても意味なし、ちょうど良い時に発つべし。ーRien de sert de courir, il faut partir à point.【フランスの美しい言葉 vol.42】
読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。
カルチャー
2025年11月17日
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シーズンレスな黒パンツにはブラウンのレザーシャツを合わせて秋の空気をまとわせる。最低気温9℃|11/29(土)【50代の毎日コーデ】
ツヤのある黒パンツは季節問わず寄れる定番アイテム。そこにブラウンレザーのシャツをアウターとして合わせ、ブラウンのスカーフやくすみグリーンのバッグで秋の彩りを加えて季節感をアップさせた着こなしに導いて。
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