年齢とともに変わりゆく肌に加え、夏の環境が過酷さを増す今、エクラ世代にとって保湿ケアの見直しは急務。そこで、大人が押さえるべきポイントとおすすめの洗顔料・クレンジングを石井美保さんがレクチャー。今の年齢に必要なケアの積み重ねが、この夏の肌、さらには夏終わりの肌に差をつける。
いしい みほ●美容家。6月に50歳を迎えた、まさにエクラ世代。独自の摩擦レスメソッドを年齢による肌変化やコスメの進化に合わせてブラッシュアップ。多くの人を美肌に導き、自身の透明感とハリも更新しつづけている。
「洗顔料はなんでもいい」は卒業。“洗ったあとのほうが肌が潤う”タイプを見極める
「酸化した皮脂などは肌老化をすすめるため、きちんと落としてリセットするのが正解です。ただし、ただでさえ皮脂の分泌量が少なくなっていて、バリア機能が低下しがちな大人肌にとって落としすぎは厳禁。肌本来の潤いを奪わないのはもちろん、むしろ洗うだけで潤いを補い、洗い上がりの肌がしっとりするものを選びましょう」
右:センサイ SP クリーミィ ソー プ N
弾力のあるクリーミィな泡立ちはそのままに、より肌に不要なものを落としきる処方へと進化。なめらかに洗い上げ、次に使う化粧水の浸透もアップ。
125㎖ ¥6,820/カネボウ化粧品
左:ポーラ B.A ウォッシュ
もっちりと濃密な泡は、古い角層の蓄積を促す“糖化”に対応。洗うだけで皮脂汚れとともに除去して、黄ぐすみを晴らし、しっとりハリがみなぎる澄んだ肌へ。
100g ¥12,100/ポーラ
【Q&A】「朝はぬるま湯だけでいい」ってホント?
トップス¥19,800/Acka. ピアス¥55,000/エテ ビジュー リング¥11,000/エテ
「洗顔料を使わない“ぬるま湯洗顔”は、起床時Tゾーンがサラサラなど、常に全顔がカサカサという極度の乾燥肌のためのテク。そうでないかぎり、ぬるま湯だけでは皮脂などの汚れが落ちないので、洗顔料は必須です」
大人のクレンジングは「ベースメイク合わせ」で 2つ持ち推奨
「酷暑に対応するために耐久性が増した日焼け止めやベースメイクは、マイルドなクレンジングでは落ちにくく、こすり落とそうとして摩擦になったり、汚れが落ちずに蓄積してダメージの原因に。しっかりUV&メイクをした日は潤いは守りつつも落ちるオイル、軽いメイクの日は優しさを重視したジェルというように使い分けを」
日焼け止め+ファンデーションならオイルタイプ
右:セルヴォーク カームブライトニン グ クレンジングオイル
ヒエヌカやコメヌカなど美肌効果に優れた植物オイルを87%も配合。独自の発酵成分も含み、明るくつややかに洗い上げる。柚子を基調にした精油の香りも心地よい。
150㎖ ¥4,180/セルヴォーク
左:ファンケル マイルドクレンジング オイル
肌に侵入しない洗浄成分にこだわり、肌負担のなさをかなえながら、落ちにくく進化したメイクにも対応する洗浄力を両立。
120㎖ ¥1,980/ファンケル
下地+パウダー、BBクリームなど軽めならジェルタイプ
右:シン ピュルテ ピュアクレンジング クリア ピュアリバイブ
ジェルがオイルに変化し、メイク汚れや毛穴詰まりをオフ。天然由来成分99%でもちもち肌に。
120g ¥3,960/シン ピュルテ
左:メディカルプルーフ ザ フォールズ クレンジングジェル
肌にピタッと密着することで、刺激なくメイクや不要な汚れだけをからめとり、すすぎもスムーズ。同時にNMNなどの美容成分を肌の奥まで送り込み、使うほどいきいきと美しく。
150㎖ ¥12,100/メディカルプルーフ
ただ保湿するだけではなくバリア機能を高め、潤いを自ら抱え込める肌に!
「“保湿”はスキンケアの基本。そのため、すでにできていると思いがちですが、エクラ世代こそ、年齢に合った保湿ケアが必要だと私自身も実感しています。昔のケアのままだと乾燥を招き、肌老けを加速させることに。
特に夏は、暑さ、紫外線、エアコンによる乾燥などの影響で、ひと夏を終えて秋を迎えるころには肌がしぼみ、シワができる可能性が高い。なのに、暑くてベタつきを気にするあまり、さっぱりとしたケアになりがちでは? 大人の保湿は、乾くすきを与えず、摩擦などのダメージを避けながら、肌が潤いを抱え込める状態に導くのが正解です」
撮影/岩谷優一(vale./人物) 橋口恵佑(物) ヘア/大野朋香(air) スタイリスト/今村仁美 取材・原文/楢㟢裕美 ※エクラ2026年9月号掲載