早めの治療がカギ! 帯状疱疹かも?と思ったら「早い治療」を

皮膚に違和感や痛みなどのサインを感じたら、「帯状疱疹」かも? 治療が遅れると炎症がひどくなったり、後遺症や合併症で苦しむことになる場合も。できるだけ早い治療スタートが肝心!
サインを感じたらすぐ病院へ!

サインを感じたらすぐ病院へ!

皮膚に違和感や痛みを感じたり発疹が出たら、できるだけ早く皮膚科を受診して。早く治療を始めればウイルスの増殖を抑えらえるが、増えてしまってからではむずかしく、発疹が出てから3日以内に治療を始めるのがベスト。虫刺され程度のポツポツでも、検査をすれば簡単に診断できるので、あれ?と思ったらすぐに病院へ!

治療は抗ウイルス薬と塗り薬の二本柱

治療は抗ウイルス薬と塗り薬の二本柱

治療は、ウイルスの増殖を抑えて痛みをやわらげ、重症化を防ぐ抗ウイルス薬の服用が基本。重症の場合は入院して点滴で抗ウイルス薬を入れる場合も。皮膚の炎症による痛みには、消炎鎮痛剤や塗り薬を用いる。従来の抗ウイルス薬は腎臓への負担が懸念されるものだったが、腎臓への負担が少ない新しい薬も登場している。

治療が遅れたり放置すると後遺症が残ることも

適切な治療をすれば3週間程度で発疹は治まり痛みも消えるが、治療が遅れて炎症がひどくなると、炎症が治っても痛みだけが残る後遺症「帯状疱疹後神経痛」になり、3カ月から年単位で続く場合も。また、顔に発症すると脳炎や髄膜炎、耳だと顔面神経麻痺、難聴、目の周囲だと角膜炎や視力低下などの合併症が起こることがあり、その点からもなるべく早い治療が大事。

神経痛

神経痛

難聴・耳鳴り

難聴・耳鳴り

視力低下

視力低下

合併症を発症するか否かは症状の重さとはあまり関連性がないが、早く治療することで合併症の重症化リスクも下げられる

痛みが長引く場合には

痛みが長引く場合には

症状が重く痛みが強いと、その記憶が残り痛みに対して過敏になってしまうことで長引く場合も。体を温めたり熱中できる趣味をもったりして、痛みと付き合うことも必要になる。

日常生活で気をつけること

生活リズムを整え疲れをなるべくためない

体に潜む水ぼうそうウイルスが活性化するのは、免疫力が下がったとき。日ごろから心身のメンテナンスで免疫力を低下させないように心がけたい。とはいえ、ストレスをためないというのもむずかしいので、確実な予防策としてワクチン接種をしたうえで、できる範囲でケアを。

バランスのいい食事

バランスのいい食事

栄養バランスの偏りは免疫力低下の要因に。3食バランスよく食べて。

十分な休息

十分な休息

質のよくない睡眠や睡眠不足は、免疫力に悪影響。十分な睡眠を。

リラックス

リラックス

ストレスは免疫力の大敵。自分なりのリラックス法をもっておくと◎。

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