【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】私の家づくり〈後編〉色数を絞った心地いい空間

雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。9回目のテーマは「私の家づくり」。25年目のパリ住まいを迎えた雨宮さん。今回は、キッチン、バスルームからベッドルームまでご案内。

色の数は極力減らし、黒、グレー、オートミール色で統一しました。

キッチンもインテリアの一部と考えて黒でそろえて。カウンターの下には調理器具や食器の収納スペースがあるほか、冷蔵庫、冷凍庫、食洗機、オーブンなども収まっている

キッチンもインテリアの一部と考えて黒でそろえて。カウンターの下には調理器具や食器の収納スペースがあるほか、冷蔵庫、冷凍庫、食洗機、オーブンなども収まっている

「muuto」のフェルトバスケットのサイズに合わせて作ったバスルームの棚。

「muuto」のフェルトバスケットのサイズに合わせて作ったバスルームの棚。

リフォームではリビングの壁一面をクロゼットに。
グレーのツートンカラーの色調だけでなく、2色の境の黒の線の幅(1.7㎝)にまでこだわった

リフォームではリビングの壁一面をクロゼットに。上段用のはしごとポールも特注。グレーのツートンカラーの色調だけでなく、2色の境の黒の線の幅(1.7㎝)にまでこだわった

ショールームで運命的な出合いをした「Margot」の猫足のバスタブ。それをどこに置くかからスタートして、モザイクタイル(イタリア製)のデザインまで熟考したバスルーム

ショールームで運命的な出合いをした「Margot」の猫足のバスタブ。それをどこに置くかからスタートして、モザイクタイル(イタリア製)のデザインまで熟考したバスルーム

ミッドセンチュリーの雰囲気がある木目の壁を生かしたベッドルーム。

ミッドセンチュリーの雰囲気がある木目の壁を生かしたベッドルーム。リネン類は基本的に白の麻。春夏は寒色系、秋冬には暖色系のピローケースをアクセントにして

モジュールを自由自在に組み合わせて使える「muuto」の家具は、東京での3年間愛用していたもの。

モジュールを自由自在に組み合わせて使える「muuto」の家具は、東京での3年間愛用していたもの。削って洗って明るくした床とともに、リビングに温かみをもたらしている

ゼロから作り上げていったこだわりのあるバスルーム。

ゼロから作り上げていったこだわりのあるバスルーム。その一角のパウダーコーナーはイングリッシュテイスト。オークションで落札したミラーも「Burlington」の洗面台も英国製

『MY HOME,MY LIFE.』

『MY HOME,MY LIFE.』
雨宮塔子さんの家づくりへのこだわりが一冊になった『MY HOME,MY LIFE.』(光文社)。住まいのディテールだけでなく、衣、食、花あしらいのセンスまで盛り込まれていて、パリ暮らしの四季折々の空気感まで伝わってくる。

Toko Amemiya

Toko Amemiya

フリーアナウンサー・エッセイスト。6年間のアナウンサー生活を経てTBSを退社。フランス・パリに渡り、フランス語、西洋美術史を学ぶ。’16年から3年間『NEWS23』のキャスターを務める。その後拠点をパリに戻し、執筆活動のほか、美術番組への出演や現地の情報をメディアに発信している。新刊『MY HOME,MY LIFE.』(光文社)が好評発売中!
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    ロンドンで訪ねたのは、ライフスタイル・シーンをリードする親友ふたりの家。「デザイナーズギルド」で知られるトリシア・ギルド宅には、色と花、そしてアートが。一方、ファッションブランドのショールームとコンセプトストアを手がけるマリア・レモス宅は、落ち着いたトーンの中にハンドクラフトへのこだわりが感じられる。心地よさの追求を共通点に、互いの顧客でもあるふたりはアイデアをシェアしつづける。

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