紅白なますをサラダ感覚で楽しめる「なますと魚介のマリネ」【長尾智子さんのお正月レシピ】

お正月のお祝い膳に、おせちのニュースタンダードを。お正月に欠かせない「紅白なます」もサーモン&帆立とあわせて、さらに豪華に!料理家・長尾智子さんの気負わず、楽しく作れる失敗なしのていねいなレシピをご紹介。
Profile
長尾智子さん

長尾智子さん

ながお ともこ●料理家。雑誌や書籍での執筆、商品開発、メニュー提案など「食の提案」にまつわる幅広い活動で知られる。『料理の時間』(朝日新聞出版)、『ティーとアペロ』(柴田書店)など著書多数。

『紅白なますは万能。帆立とサーモンと』

お正月に欠かせない紅白なます。なますだけでも十分に満足度の高い料理だが、お正月には華やかなサーモンと帆立のマリネを添えてごちそうに。サラダ感覚で楽しんでもいいし、酢の物としても存在感あり。野菜はスライサーで薄く切ってからせん切りにするのがコツ。細く切るほど、素材がしっかりなじんでおいしさがきわだつ。

『紅白なますは万能。帆立とサーモンと』

なますと魚介のマリネ

材料(作りやすい分量)

〈なます〉

 大根…約10㎝

 にんじん…小さめ1本

 パプリカ(赤)…小さめ1個

 千鳥酢…大さじ4

 てん菜糖…小さじ2

 塩…少々

〈魚介のマリネ〉

 アトランティックサーモン…約300g

 塩、てん菜糖…各10g

 帆立貝柱(刺身用)…8個

 レモン果汁…小さじ2

ゆず…1個

黒こしょう…各少々

オリーブオイル…適量

作り方

❶アトランティックサーモンを大きめに切ったラップフィルムにのせ、まずてん菜糖10gを全体にまぶしつけ、次に塩10gをまぶしてぴったりと包む。冷蔵庫で丸一日以上寝かせる。

❷帆立貝柱にレモン果汁をふり、密封容器に入れて1時間以上おく。食べる前に横3、4等分にする。①のサーモンをさっと水洗いし、キッチンペーパーでしっかり水気をとる。少し厚めに切り分ける。

❸大根とにんじんは皮をむき、スライサーで薄くスライスしてからせん切りにする。パプリカは縦に4等分し、ヘタと種、わたをとる。横にしてせん切りにする。

❹③をボウルに入れ、塩をふってざっと混ぜる。10分ほどおき、水気をしっかり絞る。米酢とてん菜糖を混ぜ、野菜に回しかけてよく混ぜる。密封容器に入れて冷蔵保存する。

❺④のなますの水気をきり、器にこんもりと盛る。②のサーモンと帆立を盛り合わせ、くし切りしたゆずを添え、黒こしょうをふり、仕上げにオリーブオイルを回しかける。ゆずを絞りかけて食べる。

サーモン

アトランティックサーモンは300gくらいの大きさが作りやすいので、お店にリクエストして切ってもらうのがおすすめ。アトランティックサーモンや国産サーモンは養殖ものならアニサキスの心配がなく、そのまま使える。天然ものなら1日以上冷凍してからマリネして。6〜8人分と量が多めなので、残ったら2日目以降は冷凍して半解凍で薄切りにしてもおいしい

なますと魚介のマリネ
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