-
【行正り香さんの50代からの「リノベ考」】まずは押さえておきたい!フルリノベーションの3つのステップ
人生100年時代といわれるようになり、私たちが現時点で思う以上に、残りの人生は長くなりそう。50代で住まいを見直す場合、フルリノベーションを検討しているなら、まずは全体の流れを簡単にインプットしておくことも大切だ。インテリアデザイナーの行正り香さんが手がけたO邸のリノベーション例を参考に解説する。
【行正り香さんの50代からの「リノベ考」】素敵な印象に変えるなら!空間づくりの4つのポイント
《Point1》大きな面積からまず考える
洋服ならコートが目立つように室内でも大きな面積のものが当然目立つ。そこにお金をかけるのがおすすめ。特に大きな面性を占めるのが壁、天井、床だ。床はラグを敷いてしまうという手もあるが、壁、天井はあとから替えると大がかりになるし、毎日目にし、インテリアの印象を左右する大切なもの。とかく大きなものは後回しにしがち。でも日ごろから大きなもの、例えば家具ならテーブルやサイドボードから決めていく習慣をつけるといい。
行正さんが手がけたO邸のキッチン扉の色を決めるためのサンプル。なるべく大きなサンプルで、できれば原寸サイズに塗って色を決めている。
《Point2》キーカラー、サブカラーを決める
手持ちのアートや洋服、持ち物などを見直してみると、家主の好きな色、キーカラー、サブカラーとなる色が見えてくる。もちろん好きな色が明確な人はその色に。キーカラーが決まるとアイテム選びもスムーズに進み、その色を空間に繰り返し使うことでリズムや統一感が生まれる。キーカラーを基調にカラーパレットを作るのもおすすめ。市販のカラーチャートを見ると、反対色や同系色がわかるので、それを参考に配色を決めていくと失敗がない。
《Point3》曲線を取り入れる
行正さんがデザインの中に必ず取り入れるのが“曲線”だ。人間が心地いいと感じるものには必ず曲線が入っているが、家の中は空間も家具も、放っておくと直線だらけになってしまう。だから意図してデザインに曲線を取り入れることを心がけ、家具も曲線のあるものを選ぶようにしているそう。ただし、天井や壁を曲線で仕上げるためには職人さんの技術力も必要。そのぶんコストもかかるのでしっかりと計画し、取り入れることをおすすめする。
行正さん宅の天井にも曲線を取り入れている。漆喰(しっくい)で壁・天井を仕上げると曲線がつくりやすい。やりすぎは幼い印象になるのでバランスが大切。
《Point4》フォーカルポイントを決める
フォーカルポイントとはその空間で一番最初に目に入る、目を引きつけるもの。できればアート、鏡や照明などでもいい。リビングの顔となるフォーカルポイントを失ったまま西洋化してきた日本では、リビングで一番目立つのが巨大なテレビ、つまりフォーカルポイントがテレビとなっている家が多いのが現実。フォーカルポイントをテレビにしないためには、デザインを工夫して隠す、移動可能なテレビにする、プロジェクターにするなどの手も。
行正さんの自宅やスタジオのフォーカルポイントはアート。この部屋はアートのブルーを家具にも取り入れている
料理家・インテリアデザイナー 行正り香さん
-
【行正り香さんの50代からの「リノベ考」】理想に向けての住まいづくりをかなえるためのアドバイス!
50代で住まいを見直す場合、とかく「老後を見据えて手すりをつけなきゃ」とか「バリアフリーに」などと考えがち。でも人生100年時代といわれるようになり、私たちが現時点で思う以上に、残りの人生は長くなりそう。もっとポジティブに「これからどう生きたいか?」を考え、理想に向けての住まいづくりをしてみては?
What's New
-
新年を華やかに迎える!年始の花あしらい【花生師・岡本典子さんに教わる"花あしらい”】
新しい年は華やかな気持ちで迎えたい。新年を彩るのにふさわしい花材を使ったアレンジ術を人気の花生師、岡本典子さんに教えてもらった。
住まい
2025年12月21日
-
暮らしの空間を彩るインテリアたち。ロイヤル コペンハーゲンのイヤーフィギュリン、ヴィトラのラウンジチェアほか
エクラ世代の編集部スタッフが、いち早くチェックした「大人にいいもの」を毎月ピックアップ! 今回は、ロイヤル コペンハーゲンのイヤーフィギュリンやヴィトラのオーダーラウンジチェアなど、くつろぎの時間にフィットするハイセンスなインテリアをご紹介。
住まい
2025年12月7日
-
クリスマス料理が引き立つテーブルフラワーの飾り方【花生師・岡本典子さんに教わる"花あしらい”】
いくつになっても、心が躍る冬のイベント「クリスマス」。クリスマスツリーやリースの飾りつけが終わったら、次はクリスマス当日のテーブルフラワーの準備を始めませんか? 人気の花生師、岡本典子さんに、花あしらいのコツを教えてもらった。
住まい
2025年12月7日
-
【eclat’s pick up】ヘルノの初のホームコレクションが、上質な冬のおうち時間をかなえる
リッチかつ機能的なウェアが高い人気を誇るイタリアのブランド「ヘルノ」から、初となるホームコレクション「ヘルノ・アビタ」が誕生。ブランドの持つ静謐なエレガンスを、生活空間にも広げるアイテムの数々が大人の日常をぐっと洗練させてくれます。
住まい
2025年12月4日
-
秋冬の自宅時間を豊かにしてくれる、テクラのスリッパ、ベルナルドの小物入れ
エクラ世代の編集部スタッフが、いち早くチェックした「大人にいいもの」を毎月ピックアップ! 今回は、テクラのムートンスリッパ、ベルナルドの「ジャルダン・ド・ターブル」ボックスを紹介。
住まい
2025年11月4日
-
-
-
-
-
-
ぬくもり感も高まるクリーミーなカラーが、冬のカジュアルコーデを洗練させる。気温11℃|12/22(月)【50代の毎日コーデ】
オフホワイトと淡いライムグリーンを掛け合わせたペールトーンの装いは、冬の冷たい空気の中で優しく映える。CPOジャケットやスウェットなどのカジュアルなアイテムも、上品なカラーの効果でラフに傾き過ぎない。
Magazine
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
「幹細胞コスメ」大人の最適解とは?
シミ、シワ、たるみ、毛穴悩みに。大人肌のスキンケアの最適解
-
年末年始の華やぎシーンは自信のある髪で!
人気ヘアマスク「Gyutto(ギュット)」で美映え髪に
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
50代におすすめのトレンドアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
クリスマスのお出かけスポットはここ!
映画「ハリー・ポッター」の世界に没入!大人も楽しめるアート体験
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
大人のきれいめデニムを探しているなら
イタリアの感性と日本の職人技の美しき融合、ジーフランコのデニム
-
【50代「ユニクロ・GU」秋冬コーデ】あったかパンツやデニムで寒い冬をおしゃれに乗り切る!
豊富な品揃えで40代・50代のおしゃれ好きな女性からの人気も高いユニクロ・GU。本格的な冬の到来で、あったかアイテムの出番も増えてきました。そこで今回は「ユニクロ・GU」のアイテムを使った、おしゃれな40代・5…
-
”似合うね”と褒められる40代をおしゃれに見せる「冬のショートへア」27選
40代を迎えると、髪のボリュームが減ったり、パサつきやツヤ不足が気になったり、顔まわりの印象にも変化が…。そんな悩みが増える一方で、「今の自分に似合う髪型がわからない」と感じる方も多いはず。40代の髪悩み…
-
【50代のデニムコーデ5選】冬のおしゃれに爽やかさをプラス!あったかアイテムとの相性も抜群
オールシーズン使える「デニム」は冬も大活躍。今回はそんなデニムを使った、おしゃれ好きな40代・50代のエクラの読者モデル・華組&チームJマダムのコーディネートをご紹介。ブーツにもスニーカーにも合う万能さが…
-
艶とふんわり感が若々しい「冬のロングヘア」24選
今どきロングヘアは、髪のツヤ感で若々しく見える!ボリューム不足も白髪悩みもカットやカラー、パーマで思いのままに解決できる。こなれた印象に見せる洗練ロングヘアスタイルをお届け。
-
【50代 週末コーデ】華やぎと抜け感を両立する、冬の上質カジュアル#Jマダムのおしゃれ
週末のお出かけに、気分を上げる赤ニットを主役にしたスタイルをご紹介。鮮やかな赤は顔まわりを華やかに見せ、黒パンツと合わせれば大人の落ち着きが際立ちます。さらに、ふんわり柔らかなフェイクファーのリバー…