【京都 新しい食の愉しみ】目利きが厳選したとっておきの魚料理と骨董に出会える『ととよし』

常に進化を続ける京都で今楽しみたいグルメをご紹介。今回は、三条新町のバー「酒陶 柳野」の新展開としてオープンした『ととよし』。

ととよし∣御所南∣

骨董と魚、古都の目利きを味わう

京都人が昔から好んで食べてきた料理を気負わずにいただける『ととよし』。三条新町のバー『酒陶 柳野』の新展開で、町家を改装したミニマルな空間が心地よい。「京都は昔から白身魚や幼魚を愛(め)でる食文化があって、繊維が細かくてしっとりとした小ぶりの鯛や、トロよりも脂が少なくあっさりとしたヨコワ鮪が好みなんです」と語る、店長の杉井雄大さん。錦市場の鮮魚店『魚よし』が実家ということもあって魚を熟知し、造りは白身と赤身のづけ、焼き物は魚と肉を出し、よけいなあしらいや飾りはせず、シンプルな調理法で食材をきわだたせる。さらに目利きされた骨董の器に出合えるのも魅力。飾り立てずして華がある、古きよき京都の味と世界を堪能できる。

実 山椒入りのタレで味わう「鱧の炭火焼」

コースは¥15,000〜¥20,000(食材により変動あり)。実山椒入りのタレで味わう「鱧の炭火焼」

ヨコワ鮪のづけ」。 すり鉢であたった青ねぎがアクセントに 

「ヨコワ鮪のづけ」。すり鉢であたった青ねぎがアクセントに 

『柳野』に10年 以上勤めた杉井雄大さん

『柳野』に10年以上勤めた杉井雄大さん

「和牛ラムシンの炭火焼のきの こソース添え」。器は明末期のもの

「和牛ラムシンの炭火焼のきのこソース添え」。器は明末期のもの

端正な店内

端正な店内

ととよし

DATA

京都市中京区竹屋町通寺町西入ル

☎075・741・6434

17:00〜20:00(最終入店)

定休日:水曜(不定休あり)

合わせて読みたい
Follow Us

What's New

Feature
Ranking
Follow Us