脳の大掃除に役立つ4つの習慣<外出編>【年末年始は「脳の大掃除」③】
もの忘れ、うっかりミス、うつ症状……。その原因は“脳のゴミ”がたまっているせいかも。あと数十年、いきいきと元気な脳でいるために、今すぐ脳の大掃除&トレーニングを! 外出時に実践できる脳の老化を食い止める習慣を、脳神経外科医の奥村先生がお教え。
教えてくれたのは…

脳神経外科医 奥村 歩先生
おくむら あゆみ●’61年、長野県松本市生まれ。岐阜大学医学部卒業後、同大学大学院博士課程修了。『「朝ドラ」を観なくなった人は、なぜ認知症になりやすいのか?』(幻冬舎)など、著書多数。
《習慣1》すき間時間のスマホやタブレットの利用をやめてみる
大掃除の第一歩は、情報過多からの脱却
電車での移動中や、仕事がひと息ついたときなど、ちょっと時間ができると、スマホでSNSやニュースサイトをチェック。「その情報、本当に必要ですか? 自分にとってどうでもいい情報ならば、ワーキングメモリーを酷使し、脳を疲弊させるだけ。すぐにやめ、その時間をぼんやり過ごすことにあてましょう」。日々予定に追われている人は、スケジュール帳にあえて空白をつくること。何もしない時間を“予定”として組み込んでしまえば、ぼんやりタイムが確保できるはず。「“我に返る”時間をもてば、頭がクリアになって、すばらしいアイデアがひらめいたり、思いがけない考えが浮かぶかもしれませんよ」。
《習慣2》ストレスや悩みを“大”“中”“小”に仕分けする
自分を客観視することが、脳の疲弊を軽減
マルチタスク解消には、優先順位をつけ、順に片づけていくのが有効だけど、脳を疲弊させるストレスや悩みも、同じ方法で対処が可能。「すぐになんとかなることは小、少し手間がかかることは中、じっくり考えるべきことは大と、ランク分けを。こうすることで、自分が何にストレスを感じ、どういう問題に悩みがちかが客観視でき、頭の中が整理できると思います。ただし、大中小をつけるのは、自分でなんとかできる悩みに関してのみに。他人の言動など、自分でコントロールできないことは悩んでもしかたがないので、気にしないのが一番ですよ」。
《習慣3》週3回、30分のウォーキングをする
運動によって、“脳細胞の肥料”が分泌
「脳を健全に保つには、運動も必須。筋肉を動かすと、脳にBDNF(脳由来神経栄養因子)という脳細胞の肥料となる物質が生まれ、脳細胞が勢いづき、脳内回路が成長しやすくなるのです。週3回、1回30分以上の運動をする人は、まったく運動しない人に比べ、認知機能の低下が40%も押さえられたという研究報告もあります」。週3回、1回30分、ウォーキングなどの有酸素運動をベースに行い、余裕があれば、ゴルフやテニス、社交ダンスのような、対人的スポーツにもトライを。「相手と駆け引きをすることも、脳を刺激し、活性化させてくれます」。
《習慣4》本屋さんで、なじみのないコーナーをチェックする

偶然の出会いが、神経細胞のつながる力を活発化
「脳は、偶然の出会いや予期せぬ発見が大好き。それに対応すべく、神経細胞同士のつながる力が活発になるのです。今は、ネットで本を買うのが主流のようですが、それだと、新しい発見には出会いづらいと思います。時には、本屋さんに行き、なじみのないコーナーをのぞいてみては? 思わぬ掘り出し物に出会い、きっと脳が喜ぶはず。そもそも“リアルな体験”自体が、脳回路を太くするのに役立ちます。映画は映画館で見る、服は店頭で買うなど、足を運ぶことも重要です」
【体験記録】実際にデジタルデトックスをやってみた!

〈編集Jの場合〉

通勤時間は仕事のメールやSNSのチェックに追われ、帰宅後は娘が寝ついてほっとする時間はもちろん、お風呂にまでスマホを持ち込むほどのスマホ依存度。電車には本を持ち込むようにし、夜はスマホを置き毎日ストレッチをするようにしたら、リラックス度が上がりよく眠れるように!
〈編集K野の場合〉

就寝前の癒しのYouTube&動画配信鑑賞(深夜2~3時におよぶことも多々)、移動中のキャンディークラッシュ(ゲーム)を控えただけでスマホ稼働時間は半減! ベッドに入ったら即消灯で久しぶりに熟睡。朝6時にパッチリ目覚め、朝日を見ただけでおのずと今日もがんばろう!と前向きに。

What's New
-
イライラが増えた、涙が止まらない…更年期のメンタル不調の乗り切り方を産婦人科医 高尾美穂先生がアドバイス!
イライラや落ち込みなど、メンタル的な不調も更年期には生じがち。乗り切り方を産婦人科医 高尾美穂先生がアドバイス!
ヘルスケア
2025年10月23日
-
更年期は骨折しやすくなる?手指の関節が痛むのは女性ホルモンの減少が原因? 専門医が対処法をアドバイス!
更年期のお悩みに産婦人科医の高尾美穂先生が回答。小さな骨折が増えた、指が痛い、という50代読者からの声。原因は女性ホルモン・エストロゲンの減少だった? その対処法とは。
ヘルスケア
2025年10月22日
-
これって更年期症状? 不眠、しんどさ…更年期の体の不調に産婦人科医 高尾美穂先生がアドバイス!
40代半ばを過ぎると、更年期かも……と感じる不調が増え、とまどいや不安が募る一方。気になる体のお悩みに、産婦人科医 高尾美穂先生がアドバイス!
ヘルスケア
2025年10月21日
-
多くの更年期世代が悩んでいる症状、ホットフラッシュはどうしたら治まる?体のかゆみのお悩みへもアドバイス
更年期にはさまざまな体の不調が出て、いつまで続くのか不安も……。今回はホットフラッシュと体のかゆみのへの対処法を産婦人科医の高尾美穂先生がアドバイス!
ヘルスケア
2025年10月20日
-
エクラ世代の更年期をおさらい! そもそも更年期とは? 更年期症状はなぜ起こる? 主な治療法もチェック!
エクラ世代は更年期世代。そもそも更年期とは何? 更年期症状はなぜ起こる? 更年期症状の主な治療法とは? 産婦人科医の高尾美穂先生に聞きました。
ヘルスケア
2025年10月20日
Feature
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
50代におすすめの最新アイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
MYサイズが必ず見つかる!すっきり見えパンツ
大人に大人気のパンツをウェブエクラ編集長シオヤがお試し!
-
渡辺満里奈さん“生誕2万日”イベントを開催
渡辺さん「10年先も健康で髪がフサフサでいられるよう」使いたい育毛美容液とは?
-
ビタミンC+Dを効率よく届けるサプリとは
Lypo-Cと出会って変わった亜希さんのインナーケアを公開
-
「ポール・スチュアート」の上質エレガンス
深まりゆく季節に俳優・月城かなとが着こなす最新のワードローブ
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
-
大人の秋は「レキップ」の洗練アウターで
深まる秋、英国調ムードのアウターで着こなしをアップデート。
-
板谷由夏「セオリーリュクス」で秋の装い
この秋、レイヤードスタイルで装いに上質感と奥行きを。
-
最新のテクノロジーで女性の体と心をケア
フェムテックで女性の不調に寄り添う。株式会社MTG SIXPADの施策とは
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
「モラビト」この秋パリのエスプリとともに
この秋、大人の日常に上質な華やぎと品格を添えるウェア登場。
-
松井陽子の「エクラ ゴルフ部へようこそ!」
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
Ranking
-
【おしゃれ好きな50代「ユニクロ・GU」コーデ】秋のおしゃれを楽しむアイテム豊富!端境期に活躍してくれるTシャツやインナーも!
老若男女問わず人気のユニクロ・GU。プチプラだけど高見えする着こなしは!?今回は「ユニクロ・GU」アイテムを使った、おしゃれな40代・50代のコーデをピックアップ。
-
上品な雰囲気が秋らしい!若々しく見える「50代のショートヘア」30選
軽やかさと上品さをまとった、秋のショートヘア。トップはふんわり、顔まわりはすっきりと整えて、若々しい印象に。季節のファッションとも心地よくなじむ髪型で、秋のおしゃれがもっと楽しくなります。
-
【50代 週末コーデ】ホテルランチやアフタヌーンティーに。気負わず着られる“スマートエレガント”な華やぎコーデ#Jマダムのおしゃれ
白トップスとツイードジャケットで清潔感と品格を演出しつつ、オーガンジー素材のスカートでツヤとふんわり感をプラスした、スマートエレガントな秋の装い。黒ブーツや赤リップで引き締めれば、ホテルランチやアフ…
-
【おしゃれな50代のZARAコーデ】秋のおしゃれに絶対使える!デニムやスニーカーなど人気アイテムコーデ
秋のおしゃれに欠かせない存在のZARA。40代・50代女性が選ぶアイテムって?今回は、おしゃれ好きな読者モデル華組の皆さんが今、愛用しているZARAアイテム&コーデをご紹介!
-
【40代・50代に人気のショートボブ60選】うねりやくせ毛が気にならない!手入れが楽で大人可愛いショートボブスタイル
ナチュラルで上品、でもどこか洒落ている。そんな“ちょうどいい”を叶える、50代のためのショートボブスタイルを厳選してご紹介。白髪を活かしたヘアスタイルやくせ毛やうねりのお悩みもカバーするへスタイルをぜひ…
Keywords